28 : ツール・ド・名無しさん : 2010/09/14(火) 15:58:35 ID:???
>>21 JAXAのプロモーションムービーである程度説明しているよ。
みちびきは2種類の測位信号を発信している。ひとつはGPS補間信号と呼ばれる既存のGPS衛星と
同じ信号でありこの信号はおそらくガーミンの場合そのまま何もしなくても既存のGPS端末機器で受信できる。
メリットとしてはみちびきは日本上空では地上からの見かけ上ゆっくり通過する特殊な8の字軌道を描いていて
日本のほぼ天頂付近に相対的に長時間留まっているためビルの谷間や山間部でも安定して受信できる確率が高く
また結果測位誤差も小さくなる。あくまでも既存のGPSと同じ信号なので測位精度はベストでも10m前後。
残るひとつの信号はGPS補強信号と呼ばれるみちびき独自の新しい信号であり受信機器側で新たに対応する
必要があるので既存GPS端末では受信不可。こちらは既存GPS衛星信号と合わせて受信することで測位精度を
1m以下に上げることが可能となる。
またみちびきが最低3基必要と言われているのは3基以上周回していると最低1基は常に日本の天頂付近にいることから。
ちなみに日本独自の測位システムを構築するためにはみちびき同様の測位衛星が最低7基必要らしい。