■■■パーツ・自転車用品の使用感 part44■■■

品目「その他」
ブランド「フィールテック株式会社」
品名「MBDR-1 ドライブレコーダー」
購入価格　￥3780 （秋葉原イオシス）
参考URL→ttp://www.pc-friends.co.jp/shop/katarog/57634_1.html
感想→
3AAAのランチャーライト風と言えば形状の想像が付くだろう。
中国製小型ドライブレコーダーで握ると手のひらに隠れてしまう程度の大きさ。
全長88cm、ヘッド径29.5、チューブ径25cm、テール径26cm、重量50g（SDカード含む）
リチウムイオン内蔵電池で2時間稼働、マイクロSDカードはSDHC16GBまで対応
解像度720×480bpi、フレームレート30fps、保存フォーマットavi、マイク内蔵。

カメラ本体にはチューブ側面に録画ボタンが、テールキャップを外した底面にSDカードスロット・USBポート・電源スイッチがある。
付属品は自転車用マウント、吸盤式マウント、USBケーブル、ACアダプター（先端USBジャック、ストレートコード）、
シガライターアダプター（先端USBジャック、スパイラルコード）、WEBカメラ用ドライバCD

このドライブレコーダーは限界録画時間が無く給電が続く限り録画が可能になっている。
録画は5分毎の細かいファイルに保存されメモリ容量が足らなくなると古いファイルを上書きして新しい録画を保存していく。
録画された動画には日付や時間が表示されず、ある意味レコーダーとして片手落ちな気がしなくもない。

外観や付属品はFS-DR100と同じようだが、中身は微妙に違うようだ。(後述)
（FS-DR100は日付時間が表示される）

基本機能として静止画撮影機能、WEBカメラ機能が付いている。
静止画撮影は簡易デジカメとして機能するわけだが、ファインダーがないので完全に目測だ。
撮影方向の目安としてヘッド側面8方向に放射状に溝が付いているので
銃の照準のようにこの溝をカメラ後方から見て大体この辺が映っているという目安にする。

さて肝心の自転車への車載だが、付属の自転車用マウントは正直言って使いづらい。
一応ハンドルマウント部とカメラマウント部は着脱式だがその分立ち上がりが高いのでなんとも不格好。
見た目もいかにもプラスチックで安っぽいので、ユニコバイクガイのようなハンディライト用の
背の高くないマウントを別途用意した方が使いやすいと思う。
（参考URLのハンドルマウントとは微妙に違うのでロットによって入れ替わりがあるようです）

CMOSの割に画面のブレが少ない気がするのは単にきっちり取り付けたからだろうか。
集音も悪くなく、マイク部が露出していない所為なのか走りながら撮影していても風切り音が殆ど入らない。

画角は微妙に狭く、画質も例え昼間でもナンバーがくっきり映るほど鮮明には録画できないので
日付が出ないことも合わせて本気でドライブレコーダーとして使うには機能不足だと思われる。
あくまでも遊びの車載動画を撮る為のおもちゃという感覚で使用する方がいいだろう。

画角の狭さを補うため別途広角レンズを取り付けて画角を広げる加工を行っている人がいるようだ。
広角レンズは高価な物は必要無く、携帯電話のカメラ用に売っている
千円ほどのストラップ付きレンズでも十分な画角が得られている。

前述したMBDR-1の同型機であるFS-DR100はファイルの上書きに不具合があるらしく
2GB以上のSDカードを使い録画で古いファイルが上書きされるとSDカードが壊れるそうだ。
持ち主によると2GB以上のものでも残量を１GB以下にしてやればこの不具合は発生しないという。
MBDR-1では上記のような不具合は無かった。

が、MBDR-1でもケーブルで給電しながら録画する際、録画を切らずに給電を切るとSDカードが壊れる不具合があるようだ。
具体的にはシガライター給電で録画していてエンジンを切ると当然給電が切れSDカードが壊れるというもの。
録画＝SDカード書き込み中に電源を落されるのだから壊れて当然と言えなくもないが
カードの復旧にはパソコンでのリカバリが必要で、当然USB電源や家庭用電源でも同じことをすれば壊れるだろう。
給電を切る前に録画を切り、用心のためにSDカードをスロットから抜いてから給電を切るという方法で回避できるようだ。

価格評価→★★★★☆ おもちゃとしては値段に対し十二分の機能
評　　　価→★★☆☆☆ ドライブレコーダーとしては微妙