【大磯から】国道R134周辺地域レ3【横須賀まで】

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299ツール・ド・名無しさん
神無月の巫女の感想(ネタバレ)

勇者ロボ&萌えキャラが売りの中身空っぽアニメと思わせて・・・
前半はつまらなかったが千歌音が前世の記憶を取り戻してからはおもしろかった
本当は姫子が好きなのに自ら憎まれ役を演じ冷たく接し、敵に寝返り、
目の前で世界を滅ぼした、すべては世界を救い姫子への想いを貫くために・・・
全てはこのラストのための演出だったのだとわかった時にはやられた!と思った
実は姫子と千歌音、2つの物語が進行していたとは・・・
表面上は姫子の恋と友情と戦いを描いたストーリー・・・かと思わせて
裏では千歌音の姫子への決して報われない切ない想いが描かれているという
二重構造でこちらが本当の物語だったわけだ

さらにKOTOKOが歌うOPとED曲の歌詞にまでその仕掛けがされている
主人公である姫子の届かない想いを歌った曲かと思わせて実は千歌音の想い
でもあり、むしろこちらの意味合いが強い歌詞だった
作品中では流れない「Re-sublimity」の2番には千歌音の切ない想いが
KOTOKOの見事な作詞によってストレートに綴られていて千歌音の本音を
知った後に聞くとこんなにも切ない想いだったのだとさらに感動させられる

姫子を想う千歌音の一途さに涙、表現したい事をとことんやり抜いたスタッフに拍手!
だがロボットアニメを観ない自分にはベタなバトルシーンがやたらと退屈だった
興味無い人は設定だけおさえておけばスルーしてもいいかも・・・w

神無月の良さははストーリーとセリフ回しだと思う、言葉の綴り方にセンスを感じる
でも合う合わないはあるよね