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どういうこと?「仏像ボーイ」「仏像ガール」急増中
日刊ゲンダイ(05月03日10時00分)

20〜30代の間で仏像がブームだ。東京国立博物館で開催中の「国宝 阿修羅展」は入場者30万人を突破。中高年のほか“仏像ボーイ”や“仏像ガール”も人気を支えている。同展広報担当者が言う。
「20〜30代の入場者が目立ちます。夕方はOL、休日はカップルが多いですね。昨年10月に設立した『阿修羅ファンクラブ』会員1万2000人はこの年代が中心です。ある男性誌はカップルで見ると厳かな気分になるのか“親密度”が高まると書いていました」
昨年11月には「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に「阿修羅賞」が設定された。富山高専3年の男性が受賞。どことなく阿修羅に似ている。
また、“仏像ガール”という名の29歳の仏像ナビゲーター(上智大日本文化学科卒業)もメディアで引っ張りダコ。カルチャースクールでも「仏像の楽しみ方」をレクチャーしている。
若い男女に仏像が受けている理由について、「阿修羅展」主催者の朝日新聞社文化事業部の鈴木麻之氏が言う。

「阿修羅をじっと見ていると、悩みをもつ等身大の青年(少年)がそこにいるような錯覚に陥る。若い人は自分の内面を重ねやすいのではないでしょうか。また、仏像は信仰の対象だけに絵画や宝飾品を見るときにはない、精神的な体験という側面があるように思います」

癒やしという単純な理由ではなさそうだ。

(日刊ゲンダイ2009年4月30日掲載)