【大磯から】国道R134周辺地域レ3【横須賀まで】

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218ツール・ド・名無しさん
2話総論

序盤のなぎと男の子のシーン、1話同様に画はよく動いてる
しかし動かしたいから描いているのか、シーンの『間』というモノが無駄な動きによって破壊されているように見える
まさかこんな動き続かないよね、という楽観論をあざ笑うかのように、この演出不在のわけのわからないクネクネ画がこの後も続いていくのである

仁の幼なじみが訪ねてくるところでは、なぎの二重人格ネタとその演技力が笑いの肝なのだが
例のクネクネ動きによって、他の演出効果は何も与えられずたんたんと物語は流れていく
幼なじみが尋ねてくるというイベントは誤解→嫉妬→誤魔化し→仮初の平和なんて盛り上がりもなく、あっさりと終わった
(これは後日談になるのだが、遅れて放送している地域では幼なじみの動きは動かないように修正されて放送されたらしい
 その動きを作監のせいにしたらしいのだが、監督が誰なのか監督もわかってないようだ
 制作スタッフには心から哀悼の意を表したい)

次に冒頭でもネタ振りのあった子猫の死という悲しい出来事が起こる
そこでなぎが人間でも無く、今まで見せていた「ちょっと無理難題を言うボケた女の子」でも無い、神としての一面を見せる
そしてちょっとした行き違いが2人に生まれるのだが、そこが決定的に駄目なのだ

子猫の作画もダメだが、そのシーンまでのつなぎがダメ、セリフがダメ、演出がダメの駄目駄目尽くしである
なぎが話さない理由、仁が怒る理由、それらが全然上手く描けてない
作画が表情や動きを表す演技力という柱なら、セリフや演出も同じように大事なドラマの柱である
いやもっと大事な根幹な部分だと思うが、それをないがしろにしては本末転倒だろう

最後になぎが子供たちとの遊びで汚れを払い、ピンチに襲われ、仁が助けに入りエンディングを迎えるのだが
もう内容は語りたくない。ラスト絵からEDが流れるまでの間も唐突感があり、キチンと尺管理出来ていない気さえする

見ればわかるストーリーを簡単にだが、わざわざここまで書いてきたのには理由がある
この3つの話がそれぞれまとめられることなく、流れブッタ切りのまま1つの話として放送されたのである
脚本・演出・コンテ・監督がまとまることなく、全くのバラバラにこの作品では動いているのだ