真っ白い世界。6月に雪が降っている。
「僕は何も望んでいない」
佐藤が僕にポツリといった。だから何?
明日マッキンリーに登ってハングライダーで滑空、んぐぐ・・・
涙が流れた。
僕は2ちゃんに書き込んでみた。涙がでてきた。
鈴木が「はぁぁ?何ないてんの??」っていいながら、
僕の体中にはちみを塗っている。と想像してみた。
涙が流れた。
くだらない。
って高橋が英単語の本を片手につぶやき、僕の前を素通りしていった。
と想像してみた。
涙が流れた。
くだらない。2ちゃんの読者のみなさん、心からごめんなさい。
だって、今飲んでいるジュースがおいしいから。
耳にイヤホン
涙が流れた。
それより、今!!!22時35分。僕の目覚ましは電波時計。
ありがとう。
涙が流れた。
友人の茂木君の鼻の下から、何か電気の紐みたいな物が垂れ下がっていたので
彼がうたた寝なぞしている隙に、そっと引っ張ってみた
すると急に茂木君が「うるるうるるるるるうぅるるるぅぅ・・」と呻き出したかと思うと
眼球がぐるりと回転し、そのまま突っ伏して動かなくなってしまった
その電気の紐みたいなののは、彼の脳髄に繋がっていて、私はそれを引っこ抜いてしまったのだ
「・・・・・・・・さて。」
どうしようか。叩いても起きない。階段から転がしても起きない。当然額に肉と書いても起きる気配はなかった
ふと手元を見て気付く。そこには先程の電気の紐みたいなのの先に脳髄が繋がった物が握られていた
これで起きなかったらもう打つ手がない。死体の処理に困るなぁ等と考えながら、そっとそれを彼の鼻に差し込んだ
転瞬。突っ伏していた茂木君が急にガバッと起き出し、眼球がぐるりと回転し、
「・・ぅぅるるるぅうるるるるるうるるう」と呻きだしたかと思うと
急に翼が生えて、何処かへと飛び去って行こうとし、
私の手がまだ紐を握ったままだったのに気付かず、冒頭の動作をもう一回繰り返して
今度こそ動かなくなってしまいました