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900ツール・ド・名無しさん
歩行者と共存へ一歩、自転車道の整備を検討…有識者懇
5月18日13時0分配信 読売新聞

自転車に絡む事故が増加傾向にある中、自転車道などの整備の推進を検討しようと、
警察庁と国土交通省は18日、自転車の利用環境を考える有識者懇談会を開いた。
懇談会は6月にも提言をまとめる予定で、安心して自転車が走れる走行空間作りを目指す。
懇談会は、屋井鉄雄東京工業大学大学院教授が座長になり、レーサーの片山右京さんや消費生活
アドバイザーらが参加。同庁の矢代隆義交通局長は「自転車の問題解決には走行空間の確保が不可欠で、
時間をかけてもこの問題に取り組みたい」とあいさつし、自転車を取り巻く現状を報告した。

自転車の事故は昨年1年間で約17万4000件で、10年前の1・2倍。特に対歩行者絡みの事故は
2767件で同4・8倍と、増加に歯止めが掛からない。その要因として道路事情がある。同省によると、
歩道がなく車道の路肩を自転車が通行する道路は全国で約100万キロあるのに対し、自転車専用路は
約2500キロに過ぎない。