【秋風】BD-1&P-18_part14【サイクリング】
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Date: Tue, 16 Nov 2004 10:58:25 +0900
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[email protected] Subject: [BD cycling:15096] フロントフォーク破断
せんかわ@板橋です。ご無沙汰しています。
先日、私の BD-1 が、走行中に突然フロントフォークがぼっきり折れるという
かなり派手な壊れ方をしました。
ここの過去ログを検索すると、同じような症状の話題が2件見つかりましたが
今回の私の事例は、その2件より派手さが上のようですので、皆様の参考になればと
長文になりますが、レポートさせていただきます。
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まず、私の BD-1 は2001年モデルの BD-1 (無印)で、購入して3年半です。
走行距離 8000km ほど走っています。
また、まったくの無改造で、ライトとサイクルコンピュータをつけた以外は
買ったままの、素の状態でずっと乗っています。
3年半の間に、1回だけオーバーホールに出して点検・整備してもらっています。
普段はまめに整備していたとは言えないですが、それでも
3〜4ヶ月に一度は、チェーンやギアの古い油を綺麗に洗い流して新しい油を差し
ワックスで車体を磨く、くらいの手間はかけてました。
さて、3日前の 11/13(土)、ちょっと軽く走ろうと板橋からまっすぐ荒川に出て
岩淵水門のあたりを楽しく走り、橋を渡って川口の市街地へ入りました。
川口駅の近くの商店街をゆっくり走っている時、突然、前輪がぐらり、と
横に流れたような感じがしました。
これは、パンクして前輪の空気が抜けたかな? というような感触だったので
いったん止まって、前輪を確認してみましたが、空気はしっかり入ってます。
おかしいなあ、と思ってもう一度走り出して、うーん、でもやっぱり走りにくい、と
2〜3メートル進んだとき、めきめきっ!という音と共にフロントフォークが折れ、
そのまま私は、べったり地面に突っ伏すように転倒してしまいました。
幸い走行速度はほとんどゼロでしたので、大きな怪我はしませんでした。
といっても、全身を地面に打ちつけたため、しばらく身体に力が入らず
情けない格好で横たわっていました。人通りも多くて恥ずかしかったです。
転倒した瞬間は、BD-1 の弱点と言われるステムの折りたたみ部分が破損したかと
思っていましたが、起き上がって見てみると、破断部はフロントフォークでした。
フロントフォークが二股に分かれた、そのすぐ下あたりで、左右両方とも完全に
破断していました。
右は二股に分かれた場所から数センチ下、左は二股のすぐそばです。
折れた時の感触からして、まずどちらか片方が折れ、それでもう片方も
荷重を支えきれなくなって連鎖的に折れた、という感じでした。
その直前までは、まるで何の前触れもありませんでした。
少し前に岩淵水門あたりを走っていたときは、37km/h くらい出しましたが、
まったく走行感に異常は感じられませんでした。
もちろん、変な乗り方をしたり、何かにぶつけたりもしてません。
おそらくは、金属疲労が溜まっていて、限界に達して突然、ということかと。
その後、しばらくは、あまりの事態に呆然としてました。
フロントフォークが完全に破断した BD-1 は、フロントタイヤ及び
台形のスゥイングアーム部分が完全に本体とサヨナラして、
ブレーキワイヤーだけでぶらーんと繋がっている状態です。
フロントフォークの破断面は、アルミがめちゃめちゃにささくれ立っていて、
うっかり手を触れると怪我をしそうです。
とうてい、ガムテープなどで仮止めできそうな状態ではありません。
そうすると、フロントのない自転車を押して歩くのは、かなり困難です。
15分ほど悩んだ末、これはもう、この場で折りたたんで持って帰るしかない、
という結論に達しました。幸いJR川口駅はすぐ近くです。
先の行程を断念し(本当はダイヤモンドシティ・キャラで買い物したかったのですが)
苦労して折りたたみました。フロント部分が完全に無いと、突っ張りがきかないのか
かなり折りたたみにくい、ということも初めて知りました。
外れたフロントタイヤも、輪行袋に押し込みました。
そのまま電車に乗ってから、自宅に持って帰っても仕方ないなあと思って、
購入したショップの最寄り駅へと直行して、あとは抱えてショップまで行きました。
ショップの人は、ひと目見て、これはメーカー送りですね、と言いました。
その上で、
・フロントフォークを交換すれば直るが、今のモデルのフロントフォークは
デザインが変わっているので、それが取り付けられるかどうか、あるいは、
このモデルの補修在庫があるかどうか、問い合わせてみないとわからない。
・普通の乗り方をしていて、こういう破断をしたのだったら、メーカー側で
無償修理にしてくれるかもしれない。
と言われました。ちなみに有償だったらいくらくらいか、と聞くと、
フロントフォークが1本で4万5000円くらいなので、工賃等含めて5万円くらい
とのことでした。(この価格は、過去ログの事例と同じくらいですね)
2〜3万円くらいで直るのなら、ためらわず修理と思っていたのですが、
正直、私の今の財政状況では、5万円はちょっとつらい金額です。
それに、フロントフォーク以外にも、やはりあちこち、少しずつ
ガタが来ていて、次のオーバーホールの時には変速機回りなど
交換しようかな、と思っていたところですので、この車体を
5万円かけて直すくらいなら、いっそ買い直したほうが、とも思います。
いずれにせよ、今はメーカーの回答待ちです。
しばらくの間乗れないのはつらいですが、仕方ありません。
このメーリングリストでは、複数台の自転車を所有している方も多いようですが
私は、この BD-1 が1台きり、この1台ひとすじで、どこに行くにも一緒でした。
その分いろんな思い出もあり、愛着も深いです。できるなら直って欲しいです。
でも、有償と言われたら、直してあげられないかも……。
来週には、ちょっと遠くに出かける用事があり、天気が良ければ当然 BD-1 で
行くつもりだったのですが、それもできなくなりました。
しかし、フロントフォークがすっかり金属疲労を起こしていて、
近いうちに折れそうな状態になっていたのだとしたら、
目的があって遠出している時に破断が起こるよりは、さほどの目的もなく
軽く流していた今回に起こったのは、逆に幸いだったかもしれません。
実際、遠出のツーリングで、高速走行時にこれが起こったりとか、
起こった場所が最寄りの駅まではるか遠い場所だったら、などと思うと
かなり冷や汗ものです。そう考えてみますと、今回のケースは、
いろんな意味で、相当に運が良かったと思います。
ちなみにケガは、擦り傷3ヶ所、切り傷1ヶ所、あと肩の関節と、腰に打撲です。
いずれも軽くて、手当ての必要もほとんど無い程度です。
(過去、高速走行時に転倒した時に比べればはるかに軽症です)
切り傷は手首で、おそらくアルミの破断面で切ったものと思われます。
ただ、転倒時に切ったのなら、もっと重傷だった可能性が高いですので、
その後車体を調べたり、輪行袋に入れたりしている時に切ったと思われます。
私は個人的には、8000kmも走ったのだから、ある程度の故障も無理ない、と
思っていますが、これがアメリカあたりだと、たったの3年半の使用で
フレームが折れるとは何事だ、と、病院に行ってケガの診断書を作り、
治療費の請求書をメーカーに送りつけたりするのかもしれませんね。
他に、今回ラッキーだったのは、輪行袋をちゃんと持っていたことです。
実は最初荷物に入ってなくて、今回は軽く走るだけだからいいかな、と
一度は思ったのですが、いやいや念のため、と思い直して持って行ったのです。
輪行袋が無ければ、もっと苦労したと思います。
やはり、何が起こるかわかりませんので、どんな近距離のお出かけでも
輪行袋は持って行くべきですね。痛感しました。
逆に残念だったのは、カメラを持っていなかったことです。
破断面の写真を撮って、参考資料として公開したかったのですが……。
ショップに直行して、そのまま預けて帰ってしまったので、
無償修理と言われて修理されてしまうと、写真を撮るチャンスは無いかもです。
……というわけで、今はショップからの連絡待ちです。
どうか無償修理になりますようにーー。結果がわかりましたら、また報告します。
長文、失礼いたしました。
アフォか?!
こいつ