ナショナル自転車のスポークって、すぐに外れるの?

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>>1さん

自転車は7部組といって、メーカーから自転車店に送られてくる時点では完成していません。それを自転車店が調整して初めて100%の完成品になります。で、この調整の出来不出来こそが、自転車の性能を決める主要な要因となる。
だから、A店のナショナル自転車とB店のナショナル自転車が全く異なる性能を持つ(つまり別物)ことも珍しくないんですね。(この世界では、それがむしろアタリマエなんです)

※つまり、自転車のメーカーというのは他の業界でいえば「総合部品卸問屋」であり、自転車店こそが「メーカー」なんですね。

ですので、その自転車の性能に責任を持つのは、基本的には買った自転車店ということになります。
だから、たとえ部品やフレームの瑕疵があるとしても、それはあくまで自転車店とメーカー間での対応になるし、そのルートを通してでないとなかなかクレームも通らない。
何故ならメーカーは「部品・フレーム屋」だから。
※具体的には、個々の部品のどこそこに、かくかくしかじかの欠陥があった(ので、何とかしてくれ)って形でやって、それに対して「それでは○○の部品を××無償でお送りしましょう」ってやるんだけど、>>1さんこれで意味分かります?

だから、クレームは基本的には「自転車店」に付けなきゃいけないわけで、>>1さんはお門違いのことをしている。(だから門前払いされる)
結局のところ、>>1さんがそうした商習慣の違いに不慣れであったということに尽きるんじゃないかと思いますが。
4342:03/10/24 17:01
で、>>1さんの言うように、スポークが「折れた」のではなく「外れた」ってことになると、自転車店が調整をサボった可能性が高いですね。
こういう店は修理の能力すら持っていない場合もままあるわけで、例えクレームを付けたところで一体どれほどのケアができるのか、禿しく疑問。
正直言って、評判の良い自転車店を地道に探して、そこで自費で修理する方がよほど節約になると思いますよ。

とはいえ、こうした粗悪店がままあるのも仕方ない事ではあるんですが。
そもそも、自転車の整備というのは、まともにやれば車やモーターバイクの修理と同程度に難しいもの。だから本当ならば、
車の点検整備に掛かるサービス料と同等の費用を負担すべきなんです(サービス料のほとんどは人件費だから)。
だけど、社会が到底それを認めないから、いきおい低品質のサービスしか提供できないってことになる。

蛇足として、
ttp://schuhbonz.jp/sub9.htm
ドイツには整形外科靴というものがありますが、その製作費は一足あたり13万円も掛かります(ちなみに、一足は左右で別に数えるので値段は2倍!)。
しかしこの靴は、保険制度があるほどで、社会的に大いに受け入れられ活用されている。技術を評価するってのは、まさにこういうことなんです。

※翻って、正当な技術料も取れない日本って国は、実はすごく貧しいんじゃなかろうか?と思う。(w

まぁ>>1さんは、ttp://sai-men.com/の門でも叩いて、まっとうな料金を払って直してもらうべきでしょうね。
そのコストは、不勉強が為に良い店の目利きがきかなかったこと、見当違いのクレーマー行為に走ってしまったことに対する授業料だと考えて下さい。age