パンクしない自転車が売っていないのは何故?

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鶴見区のショップ(有)サワト商会さんで本日リペアムゲル入れてきました

ゲル注入の所要時間
固形のゲルを液状にする為に加熱する時間が1時間
注入時間が30分程度(20分で済みました)
事前連絡を入れておけば30分で済むという話ですね

代金
前後輪あわせて5000円
まず、タイヤに虫ピンで空気排出用の穴(ゲルが注入された時に空気を逃がす穴)を空けます

どうせ穴を空けるので、パンクした自転車を持ち込んでも良いそうです

熱して液状化したゲルを空気注入用の穴から流し込む
(入っていた空気は虫ピンで空けた穴から逃げる)
冷えて固まったら出来上がり

こう書くとシンプルですが
ゲル加熱&注入用のマシンが、まだ実験段階のお粗末な作りで
ゲル注入は自動ではなく人力で絞りいれるので、見てると結構な手間でした

ゲルに関して、ゼリー状のものを想像している方もいるようですが
サンプルを触らせてもらった感触では結構固めで(弾力に富んだゴムといった感じ)

ゲルは一度入れたら出せません
いろいろと質問してきたのでその話を

Q.画期的な発明だと思うんですが、扱ってる店が少ないですよね? マステックはちゃんと宣伝してるんですかね?
A.ほとんどしてない。ゲルの生産は町工場で行っていて、現在は生産量に余裕が無いのと、マシンも試行錯誤の段階にあるので、現在はショップ拡大に意欲的ではない。
(HPでも、募集は広島限定みたいですし)
東京の説明会に、東北の自転車屋が来ていて、是非導入したいと言っていたので、どうも次は東北、その次は九州っぽい。

Q.結構硬いと思うんですが、空気と比べてスポークが折れやすくなったりしませんか?
A.なる。エアーほどにはショック吸収性能は無い。

Q.パンク修理と比べて儲かる?
A.一回の工賃は同じくらい。パンクは何度でもするが、ゲルは一度注入したら終わりだから、自転車屋にとっては儲からない。

Q.なら、どうして導入したの?
A.面白そうだったから。
あとは、どこを走ってきたかもわからない、犬の糞を踏んだかもしれないタイヤをいじくってパンク修理するのが個人的に嫌い。


評判は上々で、遠くからもお客さんが来るそうです。