http://news.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1021597980/ ★江戸川の河川敷に「菜園」広がる一方 都が撤去求める
・東京都江戸川区を流れる新中川の河川敷に、周辺住民が無断で「家庭菜園」を作っている。
河川法で禁じられているが、「だれも使っていないのだから」と、菜園は広がる一方だった。
河川を管理する東京都は強制的に畑を撤去することを決め、16日、河川敷に約350枚の警告を張った。
「治水上、河川管理上、重大な支障となるので29日までに撤去してください」
16日午後、都建設局の職員が川の両岸約8キロにわたって警告札を張った。
周囲にはキャベツ、ネギ、ナス、サヤエンドウ、トマト、トウモロコシなどの野菜が植えられている。
ビワの木もあり、実がなっていた。
青いテントの小屋も点在し、クワなど農機具が保管してある。
新中川は東京東部を流れる人工の放水路で、幅約50メートル、長さ約8キロ。
菜園は10年ほど前から両岸に増え始め、現在は33カ所ある。約20平方メートルの小さなものから、
約4000平方メートルの本格的な畑まで。今年2月までは烏骨鶏(うこっけい)やチャボなどを
飼っていた鶏小屋もあった。
耕作者は少なくとも200人はいるとされ、小屋にはホームレスも住んでいる。
耕作者によると、畑作りの理由は「健康維持のため」というのが圧倒的に多い。
「みんなやっているから」と悪びれた様子はない。
江戸川区はかつて農村地域で、いまでも野菜作りが得意な人が多い。
菜園で作った野菜は自宅で食べたり、近所におすそ分けをしたりするという。
東京都第5建設事務所はこれまで自主撤去を求めてきたが、警告に従わずに29日までに
撤去しない場合は、30日から小屋や物置、囲いなどの工作物をブルドーザーなどで順次、
撤去することを決めた。ただ、畑の農作物は、「手塩にかけた野菜だけにいきなりつぶせない」
(同事務所)と、7月上旬まで猶予期間を設ける。
http://www.asahi.com/national/update/0517/006.html