チェスのプログラムがどうやって強くなったかにも歴史があるんですよ。
1.最初は駒を動かす(ルールを知っている)だけ。
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2.駒得(キング含む)を覚える。局面評価も一応する。
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3.序盤は定跡通り指すようにする(チェスの序盤は将棋より体系的)。
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4.全部読むのは大変なので、見込みの無さそう手は枝刈りするようになる。
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5.終盤データベースが開発され、終盤が簡略化される。
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6.コンピュータの進歩に伴い、枝刈りせず全探索するようになる。
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7.ついでにコンピュータが悪い手を指さないよう、人間のGMが見張っておいて、
その都度修正させる。
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deep blue (゚д゚)ウマー
って訳。今の将棋が4.なのは言うまでもない。そして5.6.は今の技術では困難。
2010年までにトッププロと互角に指すようになるにはチェスの時の解法とは全く違った
手法を持つ技術革新、数回のブレイクスルーが必要でしょう。