公益社団法人 日本女子プロ将棋協会(LPSA) 45
215 :
名無し名人:
日本将棋連盟と絶対に手打ちをしないLPSA「石橋幸緒」
先人曰く、士三日会わざれば刮目して見よ。
人間は短期間にどこで、どう変わるかわからない。ましてや……。
生まれた時、医師から余命3日間と宣告されていた日本女子プロ将棋協会(LPSA)の石橋幸緒代表理事(32)。
病弱で知られた彼女は目下、日本将棋連盟の度重なる嫌がらせにも、ファイティングポーズを取り続けているのだ。
棋聖戦で、羽生善治棋聖が渡辺明三冠を下して6連覇を果した7月17日。
そのLPSAからマスコミ各社へ1枚のFAXが届いた。
それは協会所属の渡部愛女流3級が女流公式棋戦への出場を認められたことの報告だった。
観戦記者によれば、
「LPSAは、米長邦雄前会長のパワハラを嫌った女流棋士たちが独立した団体。
この6年間は、将棋連盟からの嫌がらせとの歴史だと言えます。
イベントにLPSAの棋士が出席すると知ると、主催者に連盟の棋士を派遣しないと通告したりしていましたからね。」
将棋連盟は昨年、LPSAが初めてプロ棋士と認めた渡部3級を女流公式戦へ出場させない方針を明らかにした。
そこで今年の1月30日、石橋代表理事はマイナビ女子オープン準決勝の対局をボイコットした。
それは団体の総意だった。
当の石橋代表理事に話を聞くと、
「“対局は棋士の命”と、私の対局断念が批判的に大きく報じられました。
ならば、連盟とスポンサーは、渡部さんの棋士としての命を奪っていいのかと言いたかったです。」
その甲斐あってか、渡部3級の出場が認められて一件落着・・・とはいかなった。
216 :
名無し名人:2013/08/08(木) 20:39:44.28 ID:T8A1KTeW
企業が支援に名乗り
実は、石橋代表理事は、対局拒否で連盟が関わる棋戦に1年間出場停止という非常に重い処分を受けたのである。
「対局拒否の10日前、マイナビから送られて来たメールに、“<最終決定>次期から連盟と弊社の二社契約”と書かれていました。
仮に私が最後まで勝ち進んで女王になっても、来期の防衛線は行えないのです。4月に女流王将戦にも出場できないと分かり、個人的に“生活権の侵害”で仮処分申請を行いました。」(同)
だが、既に予選も始まり、彼女が仮処分を申請しても、出場機会が与えられる可能性が低かったため、申請を取り下げる結果となった。
「今回は、渡部さんをプロとして棋戦に出場させることを優先させました。ですが、連盟との関係は何も変わっていません。
今後も引き抜きなどの嫌がらせは続くでしょう。納得いかない場合は抗議しますし、場合によっては法的手段に訴えて裁判所に判断を委ねることも考えています」(同)
とはいえ、スポンサーの数を考えれば多勢に無勢。このままでは兵糧攻めにあって苦戦するのではないか。
「実は、うちを応援しようと名乗りを上げてくれる企業があるのです。」
こう語るのは庄田育夫外部理事だ。
「子供や女性をターゲットにしている企業です。もちろん、連盟から迷惑行為を受けている団体であることも説明し、その上で理解してもらっています。」
石橋代表理事の一途な姿勢に批判的な声がなくもない。だが指し手巧者の多い将棋連盟も、彼女を投了に追い込むのは容易ではないだろう。