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名無し名人:
屋敷がアル中になったのは寂しさから
何の後ろ盾もなく北海道から出てきて、酒の席で構ってくれる大人に懐いた
競艇も同じく、おそらく競艇場には珍しい若者を面白がって構う人がいたのだろう
結婚して精神の安定が得られたのが本当に何よりだと思う
連盟会長まで勤めた師匠の力が強く、仲間に囲まれ、島という先輩が庇ってくれた羽生の代わりに
急速な世代交代を忌々しく思う層から陰日向なく叩かれ嫌がらせを受け、羽生世代からも疎まれた
棋聖挑決で高橋に勝利した時の河口の観戦記は、感想戦をせず退席した高橋を立派だと褒め称え
屋敷の将棋は本物ではない、最近の将棋の低年齢化はとんでもない、という酷いものだった
羽生は屋敷に一目置いてたようだが、先崎などは敵対心剥き出しだったことがエッセイには漏れている
才能に恵まれた者を徹底的に潰そうとするのが、また勝負師の世界のリアルだと思う
(いまの若手の仲良しこよしもまた時代の要請だとは思うが…)
屋敷は潰されかけたが潰れなかったし、いまなお将棋を愛し続けているようで何よりだと思う
屋敷の将棋の才能を惜しむ人は彼を応援してる人なのだろうけど
個人的にはニコニコと決して他人を悪く言わない姿勢を貫き通した彼は、本当に強い人間だと尊敬している