>>322 実は将棋の用語には矢倉という「囲いの名前」と矢倉という「戦型の名前」がございます。
貴方様のおっしゃる矢倉は将棋の純文学という言葉は「矢倉という戦型」に対して使われている言葉にございます。
居飛車の囲いは相手によって変えなければいけず、
相居飛車では矢倉や中住まい。対振り飛車では左美濃、穴熊、舟囲いがございます。
対振り飛車に矢倉を用いるのは角道が止まってしまうことや▲7七銀が桂で攻められるので
得策ではありません。
また、相居飛車でもがちがちの矢倉に組むのは純文学である矢倉という戦型のときのみにございます。
さて矢倉囲いは優秀なのか否かですが、矢倉は上部に厚く、横にめっぽう弱い囲いにございます。
矢倉は相手の攻撃をすべて受け止めるというより、相手の攻撃を受けつつこちらも反撃をして
相対的に固い囲いであるという意識を持っていただければと思います。
初段