>>10 序盤は定石でほとんど変化の余地がなく、終盤は加速度的に手が狭まっていき、
これも正しく指せば実は変化がない。そうなると、すべての手数が120手程度だとして、
変化のバリエーションが多彩なのは中盤の40手のみ。一人についてはたった20手。
だが、この最も多様な変化がある中盤こそ、いい手を指せば優勢を得ることができる。
逆に言えば、今は中盤のたったの20手くらいの部分にしか、棋士が創造的な知性を
働かせる余地が残されていない
・・・というのを羽生本人から直接きいたことがある。だから、この中盤に時間を投入するのは
当然なんだそうだ。