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名無し名人:
プロ棋士のソフトとの対局を禁止し続ければ、10年後には
「いつのまにかソフトが名人を超えていた」という事態となる。
20年後には名人平手vs家庭用PCソフト2枚落ち程度の手合いとなっているだろう。
これでは連盟もコンピュータ・ソフト業界も何も得るものがない。この先の数年を
コンピュータが名人を超えていくメシウマ時期と双方が考えたのが今回の企画。
清水戦以後名人戦までの対局にどのようなコンピュータを用意するかは何も決まっていないはず。スパコンの棋力がどの程度で推移するのか分からないからである。
場合によっては1、2年後に名人を超えてしまう事態も十分ありうる。
その場合、対局するプロ棋士に合わせてスパコンの構造を変えたり新構想の試験的ソフトを用意したりして試行錯誤を装い、名人戦までつないでいくものと思われる。
しかしいずれにせよ、最終的な対名人戦ではコンピュータを意図的にこれまでになく
大規模化・高度化してコンピュータの総力を挙げた対局の様相とし、
コンピュータ側のプロジェクトの遂行の苦闘をもドラマチックに演出するであろう。
マスコミも注目するし予算獲得につながる。
名人も最高・最大規模のコンピュータに負けたなら仕方ない、良くやったとなる。
めでたしめでたし。