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名無し名人:
未来の将棋指しが語る将棋の歴史。
現在では考えられないことだが、1925年頃から100年間位の期間は将棋のプロ集団が存在した。
1980年頃に開発が始まった将棋ソフトは2010年頃にプロ棋士と同等の棋力に達した。
プロ棋士集団はコンピュータに負けることを恐れて、コンピュータとの対局を頑なに拒んだ。
2010年代前半に将棋の世界に異変が起こった。
新聞社が契約打ち切りの口実なのかもしれないが、棋戦にソフト枠を設ける提案をしてきた。
ソフト枠を設けない場合は契約金を半額程度に下げるごり押し案だった。
連盟は棋戦にソフト枠を設けることを渋々承認した。
既にプロ棋士の棋力を超えていたソフトは破竹の勢いで勝ち上がった。
同年にソフトが3棋戦で優勝し、翌年には7棋戦全てをソフトが独占した。
ソフト>人間であることが証明されたので、ソフト枠を廃止して契約金を1/10にして続行することになった。
その後廃業する棋士が続出して将棋連盟は解散した。
将棋にはそのような醜い歴史もある。
追記
新聞も2020年頃に形態が大幅に変わった。
大部分はインターネットにによる契約購読に移行して、印刷された新聞は駅の売店やコンビニで売られるだけになった。
例外的に割高な印刷された新聞を宅配で読んでいる人もしばらくの間存在した。