■初級者向けおすすめ棋書■
【入門書】 @ 『スグわかる!まんが将棋入門』 羽生 善治 くもん出版
A 『佐藤康光の将棋を始めよう』 佐藤 康光 日本放送出版協会
B 『超初心者 将棋上達の方程式』 日本将棋連盟書籍
C 『将棋上達の方程式 手筋の公式 基礎編』 北島 忠雄
D 『初級者将棋上達の方程式 囲いの公式 』 屋敷 伸之
E 『初級者将棋上達の方程式 寄せの公式』 真田 圭一
@の本は全ページ漫画で構成。これを読めば将棋のルールから簡単な駒の手筋・寄せ・囲い・戦法が分かる。
ただ、漫画は微妙で、大人が読むにはちょっと辛いかもしれない。
Aの本は@の本より大人向けで漢字に振り仮名は振ってない。ルールから初心者が意識するべき将棋の考え方(重要)まで載ってる。
到達点は@より高め?B〜Eの本は四冊でひとシリーズ。ページ数も多いんで到達点は@、Aより全然高い。
この四冊をやればルールはもちろん駒の手筋・寄せ・囲いの基本中の基本は大丈夫。金と時間があるなら@Aよりお勧め。難点があるとすれば値段が高いこと。
基本戦法・定跡】 @ 『将棋戦法小辞典』 鈴木輝彦 木本書店
A 『続・将棋戦法小辞典』 〃 〃
B 『仕掛け大全 居飛車編』 所司 和晴 毎日コミュニケーションズ
B 『仕掛け大全 振り飛車編』 〃 〃
D 『仕掛け大全 四間飛車編』 〃 〃
※E 『激指 定跡道場』
@とAの本は二冊でひとシリーズ。色々な戦法を薄くだが多く掲載している。これほど多く載せてるのもあんまりない。
ただ、ちょっと定跡が古かったりする。どちらとも買わないと使えないということはないので載ってる内容を調べて買おう。
B〜Dの本は@とAとくらべ定跡も新しいし、将棋の戦法の全体図画を把握しやすい。ただ、図面がそんなにないので、
頭で棋譜を把握できる人または並べたりする人にお勧め。まったくの初心者にはお勧めできない。初心者には、
ネットサイトの「千鳥銀の戦法図鑑」や「だいぢんの将棋講座」を読んで基本知識を入れてから読んだほうがいいかもしれない。
※Eは本ではなくPCソフトまたはPSPソフトだが一応紹介。@〜Dの本より遥かにくわしく定跡が載っている。
それに、B〜Dの内容もまるまる入っているし、普通の将棋ソフトとしても使える。ただ、最先端の定跡は入っておらず、
このあとに、『将棋定跡最先端 居飛車編・振り飛車編』もしくは『最前線物語1・2』を読むといい。
【手筋】 @ 『将棋・ひと目の手筋』 週刊将棋 毎日コミュニケーションズ
A 『将棋・ひと目の寄せ』 〃 〃
B 『将棋・ひと目の端攻め』 〃 〃
C 『佐藤康光の寄せの急所 囲いの急所』 佐藤 康光 日本放送出版協会
D 『寄せが見える本 〈基礎編〉』 森 けい二 浅川書房
E 『谷川流寄せの法則 基礎編』 谷川 浩司 日本将棋連盟
@の本は駒別、囲い崩し、端攻め、受け、必死の簡単な手筋が載っている。つっこんだ手筋本ではないが、
最初の一冊としてはとてもいい。Aの本は寄せの手筋(詰み、必死、受け)が載っている。
初級者で「なんだか寄せるのに手間取ってる。」と、感じている人は買ってみるといい。Bの本は端攻めの手筋オンリー。
端攻めの手筋本はこれ以外ほとんどないので、初心者から高段者までかなりおすすめ。Cの本は囲い崩しの手筋本。
これも端攻めと同じく囲い崩しの手筋本はあまり無いのでおすすめ。解説は詳しい。@の本より到達点も高い。
Dの本は必死の手筋本。解説はとても詳しい。これを読むと終盤で必死が見えてくる。続編に応用偏があるが、
とても難しいので基礎編を完璧にしてから進もう。Eの本は終盤の手筋本。終盤のテクニックや囲いについて書かれている。
@〜Dより難しいので初心者には薦められない。5手詰めの詰め将棋をひと目で解けるようになってからやろう。
この本には応用編もあるがこれはとっても難しい。半端な気持ちで購入すると一生使うことはは無いと思う。
この先の展望として、羽生善治の終盤術@ABや必殺!! 詰めと必死と寄せ300題、羽生の将棋実戦「詰め&必死」200、必
勝!!終盤の寄せ200題 などをやるとよい。