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名無し名人:
大山と羽生を比べたら大山の方が世間に対する存在感はあった。大山の全勢時、テレビが普及する以前は
ラジオ、そして新聞が一般庶民が接する事ができるメディアだった。新聞の将棋欄は新聞社の看板で読者も
その一手一手に熱狂した。当時の大山とか升田の存在は現在のプロ野球選手級の扱いであった。
テレビの普及によりその主役は力道山、そして長嶋へと移っていった。
羽生が当時の大山と肩を並べたかというと遠く及ばない。
大山と羽生が対戦したら羽生が勝つだろうけど、勝っただけでは羽生が大山より上にはならない。
湯川秀樹博士と益川敏英博士を比べたら益川博士の方が高度な研究をしているのかもしれない。
しかし、その偉業という点では湯川博士に遠く及ばない。優勝12回の双葉山と優勝22回の朝青龍が
相撲を取れば朝青龍が勝つだろう。しかし双葉山と朝青龍を比べたら朝青龍は双葉山の偉業に比べたら
遠く及ばない。
それと同じで羽生が大山の偉業を越えるのには大山以上の事、大山がやり得なかった事を実現しない限り
無理なのである。現在の世間における将棋のポジションから見ると羽生が大山を越えるのは残念ながら不可能である。