プロ棋士の名言集 第5巻

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58名無し名人
羽生善治氏の著書『決断力』に谷川浩司氏の著書『集中力』からの盗作疑惑

 棋界に四冠として君臨する羽生善治(34)。
その彼が7月10日、新書シリーズ「角川oneテーマ21」から『決断力』という本を上梓した。
ところが、この著書に盗作疑惑がかかっている。
5年前、同じシリーズで刊行された谷川浩司九段(43)の著書『集中力』と酷似している表現が多いのだ。

例えば、羽生氏の著書で、
〈升田幸三先生の好きな言葉に「新手一生」という言葉がある。
新しい戦型や指し手を創造すると一生使える。
棋士たる者は一生を賭けても新しい戦型や指し手を生み出すべしというのだ〉 という件(くだり)があるが、

谷川氏の著書にも、
〈升田幸三先生の好きだった言葉に「新手一生」という言葉がある。
新しい手を発見すると一生使える。
棋士たる者は一生を懸けても新しい手を生み出すべしというのである〉 と書かれている。同様に、

〈子どもにとっては「できた!」という喜びが、次の目標に向かうやる気をふくらませる
エネルギー源になるのではなかろうか〉(羽生本) と記された箇所は、

〈子どもは、「できた!」という喜びを味わうことが、次の目標に向かうやる気をふくらませ、集中して取り組む
エネルギー源になるのではないだろうか〉(谷川本) といった具合だ。

他にも対局中の厳しい眼差しの話、
若手棋士をカーナビに例えて批判した森下卓氏の談話、
かつての内弟子制度の逸話など共通する表現は枚挙に遑(いとま)がないほど。