6 :
名無し名人:
◇ 終盤の取り組み方について
終盤では寄せ合いに備えて詰め将棋を解くことは良い方法です。ただし、やみくも
に目的のないまま解くのではうまく行かないことも事実です。
「ではどうするのか?」という疑問が湧いてきますが、実践に役立つよう、まず
次のことに注意して取り組むようにするといいかも知れませんね。
■1).詰め将棋(1) 1〜5手詰め問題に取り組む。
何度も反復練習で行うと、ある程度の形を見極めることが感覚的に出来るように
なります。気長に取り組みましょうね。
代表的な棋書では浦野真彦七段著「3手詰ハンドブック」・「5手詰ハンドブック
(1〜2)」等ですね。
■2).詰め将棋(2) 問題は実践型に近いモノを中心に取り組む。
詰め将棋では芸術作品のような作品もあるので、これらは愛でる程度にして
出来るだけ実践形に近いと思われるモノだけを数多く解くように心がける。
狙いは終盤において、「これは詰むのではないか?」という直感力が欲しいのです。
※詰め将棋に関してはいろいろと数多くの棋書出版されています。ご自身の好みも
.. ありますので購入する場合は必ず中身を見て判断しましょうね。
上記の2条件をある程度理解出来るようになったら、次は「寄せの手筋」
について取り組むことが大事です。一般的に言う「詰めろ」や「必至」と
言われる問題と、そこまでに導く「手筋」についての事ですね。
7 :
名無し名人:2006/12/19(火) 21:00:59 ID:7Z1/HRqx
■3).「寄せの手筋」を覚える。
「寄せの手筋」についてはいろいろとありますので、棋書にて研究する必要性が
出て来ます。少し前なら「寄せの手筋168」が良書ですが、今では手に入れ にくい為、
森けい二九段著「寄せが見える本(基礎編&応用編)」がいいですね。
..※基本的に「囲い」の崩し方を効率よく行うタイミングを感覚的に覚える事が重要ですね。
■4).「詰めろ」と「必至」に取り組む。
これが意外と解りにくく一番厄介で敷居が高い所ですが、幸いなことに最近では
内藤国雄九段著 「詰めと必至ハンドブック」が出版されています。
以上が「終盤の基礎」みたいな必須条件です。これらを土台(叩き台?)として
次のステップへと進みましょう。 ヽ(´ー`)ノ
■5).「次の一手」問題に取り組む。
いよいよ終盤についての応用編です。実践では限られた時間の中、いかに適切に
対処するかによって勝敗の行方を占う死活問題になりますね。
そこで終盤力(?)と棋力うっpを目的とした「次の一手」が必要になります。
最近では羽生善治三冠著「羽生善治の終盤術vol.1〜3」が出版されています。
内容は「1」が一番難しく、順を追って「3」が優しくなるという少し変わった構成の
シリーズ物の棋書ですが、これが有名になっていますね。
皆さん頑張って下さいね。 v(^ー^) < ガンガレ〜♪