中原副会長談、契約金額
☆竜王戦(読売新聞)10〜12月 7番勝負*8時間_渡辺 3億4150万円
>>1 ★名人戦(毎日新聞) .4〜 .6月 7番勝負*9時間_森内 3億3400万円 /\
棋聖戦(産経新聞) .6〜 .7月 5番勝負*4時間_佐藤 1億4650万円 l 乙 ゙l
王位戦(新聞三社) .7〜 .8月 7番勝負*8時間_羽生 1億2380万円 !___l
王座戦(日経新聞) .9〜10月 5番勝負*5時間_羽生 1億0960万円
棋王戦(共同通信) .2〜 .3月 5番勝負*4時間_森内 1億0351万円(棋王戦のみ前期分)
☆王将戦(スポニチ) . 1〜 .3月 7番勝負*8時間_羽生 .7800万円
☆朝日オープン(朝日) .4〜 .5月 5番勝負*3時間_羽生 1億3480万円
これから始まる第65期順位戦と来年の第65期名人戦七番勝負は、毎日主催。
来年四月からの第66期順位戦以降の契約の3年間の自動延長打ち切り通告期限の
1年前である今年3月に申し出た。
3年間の自動延長打ち切りを通知し、撤回しない理由(推測)
日本将棋連盟には内部留保が3億円しかないにもかかわらず、
2004年度赤字が1億3000万円。2005年度は瀬川特需で6000万円前後の見込み。
連盟は今後も年1億円の赤字(米長の棋士への手紙)を見込んでおり、
今のままだとほぼ確実に3年先は破綻。
自動延長でも前の契約と同額というわけではない。
物価上昇分に色を付けた常識の範囲の値上げなら認めてもらってきた。
(平成11年度 3億2810万円 → 平成17年度 3億3400万円)
しかし、今回はとてもそれでは追いつかない。
「自動延長の交渉中」より「いったん打ち切って打ち切って別の交渉中」
の方が裁判になったときに、将棋連盟側に有利らしい。
竜王戦への影響
朝日に名人戦が移った場合、読売の竜王戦の扱いも問題となる。
名人は竜王と同列の序列1位。但し両方を1人の棋士が持つ場合、竜王、名人の順で称される。
名人と竜王が異なる場合、棋士番号(四段昇進の順番)の若い方の棋士が序列1位となる。
↑ややこしい。名人は棋士身分直結の順位戦に絡み、一般人にも分かりやすく、歴史もある。
現在は「小毎日」の名人戦、「大読売」の竜王戦とはっきり分かるので読売も納得しているが、
今後、朝日との契約額によってはどちらが序列が上か、一般人への分かりやすさなどが問題となる。
「朝日」名人戦となった場合、読売が竜王戦の契約金を大幅に上げるという希望的観測と、
「名人が朝日にうつったら、読売が竜王から撤退する」……説がある。(フラッシュの中堅棋士談だがw)
もちろん、減額の可能性もある。
王将戦への影響(毎日との深い愛憎)
王将戦は、昭和26年に名人戦を失った代わりに毎日新聞社が創設。
昭和50年に朝日が名人戦を放棄、1年の空白を経て毎日に移った際には、
毎日系のスポニチが王将戦のスポンサーとなり、将棋で2つも棋戦を主催した。
将棋界側は圧倒的に低い契約金額にもかかわらず、7大棋戦に含め、2日制7番勝負とした。
毎日は将棋界の苦境を救い長年最も貢献した、名人とセットだから主催している、との思いがあり、
将棋界側は王将戦(名前、歴史、勝負数など格が竜王以上)を安売りしている、との思いがある。
その為、将棋連盟の希望的観測としての中原副会長の言。
「王将戦について、『香落ち』を目玉に、より大きなタイトルに模様替えしてはどうかと提案している」
ttp://www.asahi.com/culture/update/0417/019.html 逆に、毎日側からは怒りが爆発、王将戦を含めた完全撤退をほのめかした。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/issue/news/20060420org00m040115000c.html 将棋界長年の夢、囲碁の大三冠の賞金額。
読売棋聖4200万円 朝日名人3700万円 毎日本因坊3200万円
囲碁棋聖=将棋竜王だとすると第3位の契約金は2億6000万円……と読んだか?
実際、王将戦を廃止されれば連盟の収入は微減。
現在は毎日系は王将戦込みで4億1200万、朝日はオープンの1億3480万。計5億4680万。
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060413-00000004-maip-soci 今回の朝日の提示額が5億4500万(推定)。
(名人戦が3億5500万円、臨時棋戦4000万円、普及協力金1億5000万円の5年契約)
が、連盟の赤字の解消策としては朝日の「普及協力金」は自由に使えるので便利である。
基本的に棋戦の契約金は賞金や対局料に使う割合が決まっている。
賞金10%、対局料30%、棋士手当(基本給)25%、一時金10%、その他事業費25%
日本将棋連盟は公益法人(社団法人)なので、税制上の優遇を受ける代わりに、
定款や寄附の目的の範囲内で事業計画と予算を作成し、執行しなければならない。
また、そもそも、営利が主目的の事業は原則的にできない。
「将棋の棋戦は日本の文化だから税金免除、25%までは流用を許す」と認可されたものを、
「ネット事業の株式会社へもっと流用したい」という変更は難しい。
騒動の原因が、2001年の棋士総会で7年先送りされたNSN清算問題、と噂されるのはこの為。
同様に将棋会館なども流用(売却)は難しい。
現在、毎日系は王将戦込みで4億1000万、朝日はオープンの1億3500万程度。計5億4500万強。
事業費には25%しか使えないとすると、連盟は1億4000万円しか使えない。
今回の朝日の提示額が5億4500万とほぼ同額だが、
名人戦が3億5500万円、臨時棋戦4000万円、普及協力金1億5000万円の5年契約
契約金の25%で約1億円、協力金1億5000万円はそのまま、計2億5000万円も使える。
将棋界全体では来年からでも減収だが、連盟は5年間1億以上の増収となるのは、
朝日オープンや王将戦の賞金や対局料を払わずに済む為。よく冗談交じりに言われていた、
「羽生(王将朝日)から賞金をピンハネして赤字解消」を間接的に実行することになる。
11 :
名無し名人:2006/05/05(金) 12:19:24 ID:IERtl/6V
普及協力金がなくなる5年後どうなるか心配されている。
内部留保3億円、2005年の赤字6000万円、以降年1億3000万円の赤字(2004年実績)で試算
2007〜2011年 2012年〜 破綻年
今のまま -1億3000万円 2008年に破綻して、存在していない. 2008年
朝日名人戦、王将戦廃止 - .2000万円 -1億8000万円(内部留保 .1000万円) 2012年
朝日名人戦、王将戦存続 ± . 0万円 -1億6000万円(内部留保1億1000万円) 2012年
小三冠 (王将戦等で2億) + .3000万円 -1億3000万円(内部留保2億6000万円) 2013年
大三冠 (王将戦等で4億) + .8000万円 - .8000万円(内部留保5億1000万円) 2018年
実はNSN問題がなくても協力金が切れるとほぼ即死。王将戦他で4億円契約を取っても赤字。
さらに、職員の退職引当金が1億5000万円不足していることが判明。退職金が出なくなることを
恐れた職員がまとめて早期退職でもすればその瞬間に破綻する可能性がある。
米長会長曰く「名人戦問題は改革の1/10に過ぎません」は、あながち「不利なときは戦線拡大」
という言い訳とばかりは言えない。なんらかの改革プランがないとおかしい。
普及協力金の使い道について、棋士の間では「棋士をリストラする原資になるのでは」
とささやかれる。(Nikkei)
コンピュータ戦を1局1億円で売る。(米長のHPでの希望)
チェスやアマ竜王戦のように「人間vsコンピュータ」は名「人」戦より遥かに注目され冗談とも言えない。
が、チェスの例だと、コンピュータの勝利後、人間戦への関心は激減した。
連盟の機関誌「将棋世界」の元編集長で作家の大崎善生氏(米長曰く悪人某)案
「棋士は個人事業主だが、厚生年金に加入し、連盟が積立金の半分を負担している。
国民年金にすれば一億円は浮く」 ↓関西棋院で訴訟になったケース
ttp://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sougou/030215ke96370.html