1 :
名無し名人:
本当さ・・。君は鋭いな。クマーと植山が似ていると思わないか?
中井はクマーに植山に通じるものを、たくさん感じてしまった。
そして、クマーをほっとけなくなってしまった。
「熊坂君、この後何か予定あるの?」
「バイト行かなきゃいけないんですけど、疲れちゃいました(笑)」
「そう。じゃあ夕飯でも一緒にどう?」
「・・・・はい!喜んで。でもバイト先に連絡しなきゃ。」
「いいの。たまには物事を楽に考えなきゃ疲れちゃうぞ。」
(優しい人だな・・よく見ると綺麗だし・・って既婚者じゃないか。もちつけ俺)
2 :
名無し名人:2005/10/02(日) 06:05:15 ID:BsR7WUTt
うええええ。ホントニタテやがった。
3 :
名無し名人:2005/10/02(日) 08:20:25 ID:oS5eCQXL
1は偽物ですらないな。
4 :
名無し名人:2005/10/02(日) 11:22:21 ID:+d0PFSzS
5 :
名無し名人:2005/10/02(日) 13:37:35 ID:KwbWn+lp
起きたら新しいスレが…。もう何でもありだな。
とりあえず荒らしは、このスレには関与しないと言ってるがな。
>>1 これって1が大文豪になって連載していくのか?
それともイサシ先生の降臨を待つためのスレか?
6 :
名無し名人:2005/10/03(月) 04:01:08 ID:AzKj7rMc
だいぶ前で、宇宙人対プロ棋士5番勝負の小説を描いてた人いたけど、面白かったね。
7 :
名無し名人:2005/10/04(火) 19:06:11 ID:66ExkNEl
8 :
名無し名人:2005/10/04(火) 19:20:26 ID:RpPnED+n
じゃ、一行小説スレにするお
9 :
名無し名人:2005/10/04(火) 20:13:21 ID:Zce+UmTF
2ちゃんねるに唯一足りないのがスレタイ書き換え機能だと思う。
【文豪】将棋小説スレ第一局【待ち】
とかなら誰か書いただろうに。
10 :
名無し名人:2005/10/06(木) 03:30:56 ID:qiXssCpb
バイト先の店長の苦情が聞こえる。一生懸命クマーは謝っている。
見兼ねて中井が携帯を取り上げ、電源を切ってしまった。
「あっ・・・中井先生・・いいんですかね?」
「いいのよ。真面目過ぎるトコが君のいいところでもあり、悪いところでもあるの。」
「すいません。でも僕・・クビになりませんかね?経済的にちょっと。」
「もーう・・謝らないでよ。じゃあさもしクビになったら私の家庭教師になってくれる?」
「家庭教師ですか?何のです・・?」
「勿論将棋に決まってるじゃない。君はこんなに強いんだからまた教えてよ。(微笑)」
言われ慣れない事を言われ、クマーの心に初めての感情がよぎった。
今はまだ、この気持ちの正体がクマー自身気づいていなかったが・・。
11 :
名無し名人:2005/10/06(木) 03:33:20 ID:qiXssCpb
中井さんに連れられて六本木に来たが少し落ち着かない。
そんな僕の様子が気になってか中井さんが声をかけてくれた。
「熊坂君は六本木初めて?」
「ええまあ。通ったことがある程度なんです。もっと怖い所かと思ってたんですけどね。」
「そんな自分から危険なところに行かなきゃ、取って食われたりしないから。」
「少し安心しました。それに中井さんも側にいてくれるし、余計に安心です。」
「ひどーいぃ・・・。それ私が強そうってことでしょ。熊坂君も結構言うんだなぁ。」
「ち、違います(汗)。地理に詳しい人がいてくれてってことですよ。」
「本当かなあーー。熊坂君にとってしたら私なんか保護者って感じだもんね。」
「本当ですよ。それに中井さんはとても素敵な女性だと僕は思います。」
最近言われてなかったことをこの若い青年に言われて、中井は少し心が熱くなった。
「もーう。レディースセミナーで年上の女性の扱いは棋王級ってわけ?」
少し恥ずかしくなってやや早口で中井は喋った。
「とんでもないです。でも棋王ってなんか微妙ですね。何で棋王なんですか?」
「だってこの前本戦までいったじゃない。一番君に近いタイトルだと思ったからよ。」
(中井さんは俺のことチェックしてくれているんだ・・)
嬉しくてしょうがなかった。将棋界で僕を暖かく見守ってくれている人がいた。
少し肩身が狭く、自分に自身を失いかけてた僕にとって、中井さんは・・・・。言葉にならない。
心の中が熱くなり、さっき感じた予感が確信に変わりつつあるのを胸の鼓動が教えてくれていた。
「さあ、ここよ。すっごくおいしいんだから。期待してね。」
そこには『Woo Curry』と書かれていた。
12 :
名無し名人:2005/10/06(木) 03:35:17 ID:qiXssCpb
店内は独特な雰囲気に包まれていた。
テラコッタタイルのテーブルに座る。ここはインド料理店らしい。
こぢんまりとしている店だが、結構人が入っていた。
「熊坂君何が食べたい?ナンとか食べたことはある?」
「いえ、こういう店に来るのは全くの初めてなんです。」
そう言いながら、上着を脱いだ中井の肌に僕はドキドキしている。
カレーを食べるわけだから脱いでも、別に変ではないがどうしても意識してしまう。
「青唐辛子カレーとかあるよ。熊坂君食べてみたら?ほら、ここ。」
悪戯っぽく微笑みながら、メニューを指差す中井。
少し前傾姿勢になったせいで、見えそうで見えない胸元に思考がフリーズする。
「辛いのはちょっと・・・。中井先生のお勧めでいいですよ。」
「先生はやめてよ。普通に呼んで。私にとっては熊坂君こそ先生だよ。」
お互いに照れ笑いをした後、また目が合ってそんな単純なことがおかしくまた笑ってしまう。
中井さんは店員さんと注文以外で何か話している。店員と知り合いなんだろうか?
艶っぽく出された中井さんの両腕が気になり、そんなことはクマー自身気にならなくなっていった。
13 :
名無し名人:2005/10/06(木) 03:38:10 ID:qiXssCpb
「おいしいね。あ、ちょ・・そこは、・・こうやって持つの。」
器用に食べる中井さんにナンの食べ方を教わる。少し手が触れてドキッてしたりしてしまう。
「いけますね。僕の想像よりすごくおいしいです。」
「でしょでしょ。意外といけるんだなーこれが。」
嬉しそうに微笑む中井さんを見てると、僕まで嬉しくなってくる。
目の前にはサクサクゴマナン、トロ〜リチーズナンがある。どれも絶妙な味でおいしかった。
でも、それより中井さんと一緒に食事しているというこの事実が僕を熱くしていた。
他愛もない話でも、この一瞬がとても楽しい。
でも楽しい時間はもうじき終わる。別れの時間がやってくる。ずっとこの時間が続けばと思うのに。
また食事に行きましょうと言いたいのに言えない。必死で言葉を探して頭をフル回転させている。
対局の時より早く頭が回っていることに気づき、思わず苦笑してしまった。
「何笑ってるの?それじゃそろそろ行こうか。また来たいね。」
「え、・・は、はい・・・そうですね。」
不意打ちの言葉にまた思考がフリーズしてしまった。
伏目がちにしか答えられず、悪印象を与えたのではないかと心配になってくる。
また来たいねって、僕と一緒にってことだよな・・。
また二人で食事しましょうとこっちからはっきり言いたいのに、頭がフリーズしてしまっている。
これじゃ、対局の時と一緒だ。自己嫌悪に陥る。
中井さんは、奥にいた女性の店員さんと楽しげに何か話していた。
そして中井さんが会計を終えて、二人でビルを出た。
14 :
名無し名人:2005/10/06(木) 03:40:49 ID:qiXssCpb
「気にしないで、私の方から誘ったんだから。」
僕の分を支払おうとしても、中井さんはそれを拒んだ。
さっきまですごく打ち解けた感じだったのに、今は中井さんが少し先を歩いている。
このまま終わってしまうのか。せめてまた食事でもとしっかり言っておきたい。
中井さんのやや後ろを歩きながら、必死に話しかけるきっかけを探す。
頭が混乱して、何故かナン好きな中川先生の顔が浮かんでくる。そしてなかなか消えない。
(中井さんは既婚者だぞ。軽々しくそんなこといっていいのか?)
この方向は日比谷線に乗ろうとしているのか?もう終わりだ。
見上げた空はただ高く、僕はただ前後に足を動かすだけの人形だった。
中井さんの足を僕では止めれない。止める権利もない。こんな僕じゃ・・・。
いきなり中井さんが足を止めて振り返った。
「熊坂君、歩くの遅いよ。ね、この後何か用事あるの?」
「いえ、バイトは休んだので、特には。」
さっきと違いしっかり目を合わせて答えられた。
僕は何かを逃すのを怖れたのか、少し早口になってしまったけど。
「そうだよね。(笑)じゃあ、青年!ちょっと飲んで行こうよ。ね!」
その、ね!の可愛らしさに僕の心はノックアウトされていたことに中井さんは気づいたろうか。
自分を変えたいともう一人の自分が叫んでいる。
臆病者の一撃をぶつけたいと考えている。僕は弱くなんてない。
中井さんを好きになっていく自分を、無理に止めようとするのをやめようとクマーは決意していた。
クマーはしっかりと中井に寄り添って、歩き始めた。
ショーウィンドウに映った二人にどんな未来が待っているだろうか?
今はまだその答えを知らなくていいと、クマーは思っていた。
15 :
名無し名人:2005/10/06(木) 04:26:45 ID:qiXssCpb
「お家の方は大丈夫なんですか?」
「うん。さっきメールしといたから。」
瞬間、気のせいかもしれないが彼女の表情が曇った気がした。
(ここは深く聞かないほうがいいな・・・)
今僕の目の前にいるのは、妻でもなく、母でもない。
共に一つの棋譜を作り上げた仲間とでもいうべきか。
少しだけ浮かんだ植山の顔と、未だに消えない中川の顔を振り払う。
中井さんもいちいちそんなこと持ち出されたくないだろう。
彼女にとっては、飲み友達が一人増えただけなのかもしれない。
でも・・飲み屋で個室に中井さんと二人きりだ。2時間前までは考えられない状況なんだ。
頭の中ではいろんな熊坂が対決している。あー僕は・・・僕は・・・・・。
何を想像してるんだ。いけないことと分かっているのに。
「あのさ、熊坂君、ケータイの番号とメアド交換しようよ。」
「え、あ・・・よ、喜んで!」
口にたこわさびを入れたまま慌てて返事をする。少し咳き込んでしまった。
「ふふ(笑)喜んでって、さっきの店員さんじゃないんだから・・ってちょっと、大丈夫?」
中井さんの顔が笑顔になってくれたことがただ嬉しい。
心配そうに側に寄ってきて、背中をさすってくれた。心臓がやけに自己主張を始める。
でも、中井さんの前ではかっこいい背伸びした自分を見せたかったのに・・これじゃ・・・。
さすられているこの感覚、何かすごく安心する。中井さんの魔法みたいだ。ピロリロリ〜ン
「咳き込んで涙ぐんでる熊坂君もーらい。」
どさくさにまぎれてかっこ悪い変な写真を撮られてしまった。
16 :
名無し名人:2005/10/06(木) 04:29:34 ID:qiXssCpb
中井さんが笑ってくれるように僕はいっぱい話した。
ネタが尽きるのではと心配になるほどに。この時間がずっと続くように。
優しさを湛えた笑みは、大都会で荒んだ僕の心にとても心地良い。
年上のお姉さんに遊ばれている感じだが、今はそれでもいい。
中井さんの前では自分を飾らなくていいや、と僕は思い始めている。
「また会おうよ。熊坂君も本当にメールしてよ。」
飲めるところを見せようとしてかなり酔ってしまったようだ。
なので、外に出る前に山田先生らしき人が一人で自棄酒を飲んでいたように見えたのは・・・、
きっと気のせいなんだろう。そうに決まっている。
中井さんと次会うことをしっかり約束したと言えるかどうか曖昧な感じに終わったのが、少し残念だが・・。
家が反対方向なのでここで別れる。僕は地下鉄へ向かう。
やけに急な坂を下りて部屋へ向かう。
途中コンビニに寄って明日の朝の弁当を買う。中井さんは明日も朝食を作るのだろう。
中井さんのエプロン姿を想像し、コンビニの鏡の中の自分がにやけている。
やる気ゼロのコンビニ店員の態度も今日は気にならなかった。
部屋に戻って一番安心するパラダイスである布団に潜り込む。
今日起こった出来事は、いったい何だったんだろうかと考えてみた。
はっきりとしたことは、僕は中井さんが大好きになったということだ。
彼女に対して好きという感情を持つことの重大性を、このときのクマーはまだはっきりと分からないでいた。
17 :
名無し名人:2005/10/06(木) 04:31:40 ID:qiXssCpb
あの日から、僕と中井さんとの間にメールのやりとりはなかった。
あの日は幻だったのかと思うようにさえなった。
研究会(といっても実践対局が主だが)で奨励会の子に敗北を喫しても上の空だった。
ただケータイを見る回数と鏡を見る回数は確実に増えた。
少しだけ髪が・・・と思ってたけど、植山さんを思い出し逆に自信になったりしてる。
そして、遂に今日メールがきた。朝8時。これから眠ろうって時だが中井さんとしって飛び起きる。
将棋会館でインタビューの仕事があるから、その後にまた食事でも?とのことだった。
意味がないであろう繋ぎのハートマークにドキッとする。中1か俺。
光速の速さで「分かりました。それなら僕が会館に行きます。」とメールを送った。
早く返信しすぎたかと少し後悔したが、でもそんなことどうでもいい。
パラダイスから這い出る。徐々に頭が冴えてくる。
前回がスーツだったから良かったけど、どんな服がいいだろうか。
8歳年上の女性・・・。自分がもっと大人になればいいのだろうか。
かけなれないアイロンをかけながら、いろんな想像をしてしまう・・。とりあえず金はある程度降ろして行こう。
何気なく見ていた朝の占いのラッキーカラーの赤を着る。
今日の占いはフジで1位だったんだ。テレ朝では最下位だったけど・・。
どっちを信じるかなんて関係ない。
1位でも部屋に篭もっていることが多かったから、とにかく外に出なくては何も始まらないんだ。
手鏡のなかの自分に問いかける。男になれ、熊坂学。
スピードワゴンのあま〜いネタを忘れぬように繰り返しながら、クマーは部屋をでた
君に幸あれ、銭金クマー。
逆玉という言葉がクマーの脳裏に少しだけ浮かんで、すぐに消えた。
18 :
名無し名人:2005/10/06(木) 04:33:03 ID:qiXssCpb
今日の会館は静かだった。女流の対局が少し組まれていた。
約束の時間までまだ時間がある。棋譜がファイルされてある部屋へ向かう。
途中で中川先生に会ったので挨拶する。奨励会の幹事の仕事の用事で事務局に行ってたらしい。
ポケットがやけに膨らんでいたのはナンでだろうか?
少し棋譜を並べてからそろそろ時間なので1階へ。自分も棋士なのにあの部屋は居心地が悪い。
ずっとエレベーターを眺めているのもあれなので、売店へ行く。
買う気もないのに、手持ち無沙汰で売店で適当に扇子を見るともなく見ていた。
「何してるんですか熊坂さん、将棋会館で会うの久しぶりですね。」
後ろには同門でコンタクトにしてやけに綺麗になった甲斐がいた。
クマー的には眼鏡時代の方が好きだったりするんだが。
「ナンだ。甲斐ちゃんか。いや・・何ってまあ、これが気に入ってさ。」
後輩にうろたえた姿を見せないように、適当に指を差す。
別に中井さんとやましいことなんてないのだが、人がいないと踏んでたので動揺する。
「鈴木先生の扇子ですか?古いタイプの方ですね。それが気に入ったんですか。」
「え・あ、うんまあね。この前対局して鈴木先生の強さを感じてさ。」
適当にあほな言い訳をかます。別にどれでもいいのだが。ところで何て読むんだこれ?
1785円の出費はフリクラの自分には痛いが、甲斐が行く様子がないので仕方なく買う。
「今日は次に当たるライバルの様子を見に来たんですけど、熊坂さんは何しに来たんですか?」
「何しに来たって俺も棋士だよ。一応ってか、多分。棋士って言う専らの噂なんだから、いたっておかしくないだろ?」
「いやー、辞表を出しに来たのかと思いましたよ。ここの空気を吸えるのはこれで最後かって儚そうな顔でしたもん。」
甲斐を小突く振りをして、後何年自分はここにいれるか本当に不安になる。今は楽観視してるけど。
19 :
名無し名人:2005/10/06(木) 04:34:09 ID:qiXssCpb
「あのもしよければ、熊坂さん・・・・」
甲斐ちゃんが何か言いかけたところに中井さんが丁度降りてきた。
「ごめん、ちょっと長引いちゃって、待った?」
「いや、全然です。本当にさっき来たばっかりなので。」
甲斐ちゃんが驚いて目を見開いている。別に中井さんとは今はただの友人なんだから、見られてもいいだろう・・・・。
中井さんも気にしている風ではないしな。まあ奇妙な組み合わせに見えるかもしれないが。
今から二人で出かけると知って、甲斐ちゃんはさらに驚いていた。
「お二人って仲良かったんですか?知らなかった・・」
「うーん。秘密にしといてもらいたいんだけど、実は4年くらい前からそういう関係なの。」
「え、いや、そのあんま変なこと言わないでくださいよ。」
動揺してカミカミになった。今日もまた中井さんのペースで進んでいきそうだ。
そして、それを心地いいと思っている自分もいる。
さっきまで感じていた自分の無力感なんてもう忘れていた。
「で、なんだっけ。甲斐ちゃん今なんか言おうとしなかった?」
「いや、大したことじゃないんで。また今度でいいです。」
将棋会館を離れていくクマーと中井。
そして甲斐が後ろから厳しい表情でをそれを見つめていたことは、この時の二人はまだ知る由もなかった。
20 :
名無し名人:2005/10/06(木) 04:42:11 ID:qiXssCpb
改めて読み直してみると、やっぱしかなりの名作だよな。
誰か134の続きを書ける猛者はいないか?
21 :
名無し名人:2005/10/07(金) 00:41:53 ID:TLuxbDMI
改めて読み直してみると、キモイな。3流萌えアニメの原作という感じ。
キャラが設定が固いし、「今、何かいおうとしなかった?」「でもぼくには聞けないんだ」
「うん・・なにってまあ」とかアニオタモード炸裂。
文学とはとてもいえない。ふにゃふにゃ純粋ウブ、ラブコメモード。
偽物はそれに嫌悪感を感じたんだろ。
22 :
名無し名人:2005/10/07(金) 00:48:53 ID:giWtR3q1
>>21 今流行りの市川拓司もこんな感じの文章だよ
23 :
名無し名人:2005/10/07(金) 01:09:22 ID:nokUngyC
まさかここから話が殺人事件へと発展しようとは・・・
24 :
名無し名人:2005/10/07(金) 02:26:51 ID:tzoWaDEe
>>21 萌えを中心として分かりやすく展開するためだろ。
別に俺達ちゃねらーは文学を求めてないからな。
内容の好き嫌いは個人の判断でいいわけだし。
嫌いだからってなりすまし行為をするのは、鈴木先生の扇子の読みと一緒。
25 :
名無し名人:2005/10/07(金) 19:06:04 ID:LJNh9mlD
ここは王位スレからの分化スレなので、わざわざこのスレまで来ての批判はやめましょう。
こういう世界が好きな人のために立てたスレです。
ベタベタな萌えが嫌な方はクマー本スレへ行って、このスレにはカキコまないでください。
このスレは将棋板の純愛萌え一族の棲家なので、賛同する人のカキコを待っています。
26 :
名無し名人:2005/10/07(金) 19:31:20 ID:SRnAp++P
今初めてこの小説読んだが、将棋板にこんな逸材が潜んでいたとは…。
この王道感たまらないすわ。
俺の大好きなバンキチが出てきてるマニアックさも手が込んでて最高。
P.S
続き書く人はこれで更にバンカナも出せば文句はないぜ。
27 :
名無し名人:2005/10/08(土) 02:28:44 ID:Wt0GNivP
バンチキはクライマックスへの振りか?それで告白するとか・・・。
後、俺の深読みじゃなければオンバト好きな可能性有りだな。
そういうのをちゃっかり入れてる細やかさには凄いの一言。
28 :
名無し名人:2005/10/08(土) 02:38:01 ID:2xvymQZq
中井さんの誘いを結局ぼくは断り切れなかった。いや本当は断りたくなかったのかも。
ぼくはドアをあけて「どうぞ。」といった。部屋の灯をつける。「ちらかってますけど。」
部屋見られるの恥ずかしいな。だいたいこんな時間にいいんだろうか帰らなくて。
練習将棋1局指そうなんてことになったけど。さっき携帯で家に連絡してみたいだけどな。
ほんと大丈夫かな。でも中井さんに誘われて断るわけにもいかないし。中井さんはためら
う風もなく靴を脱ぎぼくの部屋に入った。ぼくはとりあえず台所にいき「コーヒー入れますから。
あいてるところに座っててください。」そういいながらどきどきしながらあわててポットに水を注ぐ。
いいんだろうかこんな時間に、それともぼくは男として見られてないの。
まさかFCだからとか、いやそんなことで人を判断する人じゃない。ガスの火をつける。
火を見るとなんだか人は落ち着くということを読んだことがある。
そう思いながらぼっとしてお湯がわくのを待っていた。
「きれいなツゲ駒ね。」あちゃ、昨日から出しっぱなしにしてた盤駒に目をとめられてしまった。
「もう少しでお湯が沸きますから。」そう答えながらカップにインスタントコーヒーの
粉を入れる。インスタントかーばかにされるかもな、でもいまさら気取ってもしょうがないし。
「熊坂くんさー。」中井さんのその声に、はい、そういいながらぼくが顔をのぞかせると。
「使ってごめんだけど、コンビニでビール買ってきて。すぐそこにあったでしょ。」
「ビールですか。」「飲まないの。」「いえ。でも。いいんですか。」
「男はくどくどいわない。あたしはジュンビしとくから。」ぼくの手をつかみ
千円札を4枚握らすと、どんと背を押された。ぼくはしぶしぶ外へ出た。
思ってたより小さくて華奢な手だな。
間抜け顔でコンビニに向かうぼくはそんなことを考えていた。
29 :
名無し名人:2005/10/08(土) 02:59:40 ID:cXbMpVoM
おもしれーよ。
中居ママもクマーに負けてすごいことになったな(わら
30 :
名無し名人:2005/10/08(土) 03:03:59 ID:Wt0GNivP
明らかに134ではないな。
でもようやく後継者が出てきた。
いけるとこまで頑張ってくれ。
31 :
名無し名人:2005/10/08(土) 04:21:47 ID:4kDmIFAU
「2,987円です。」お金を渡しながらぼくは考えていた。中井さんはぼくを励まそうと
しているんだ、自分ではそんなつもりなかったけど、やっぱり沈んでたのかな。
そう見えることは弱いってコト。弱いと見られることはすなわちこの世界では弱いってこと。
奨励会の時に身にしみた教訓なのに。ぼくはまた・・・繰り返そうとしている。
ぼくはプロ棋士。練習将棋とはいえ絶対に勝たなきゃ。
「熊坂さん。」そう思いながらビニール袋を下げてコンビニのドアを出たぼくの
前からそんな声がした。「甲斐さん。」
どうしたんだろう家は確かこの辺じゃないはずなのに。
「何してんの。」なんでここに。「きみこそ。」どうしたのそんな顔。
そんな問いには答えず。彼女はぼくの手に持ってる袋に目をやった。
「中井さんと・・なの。」よくわからないけど彼女は何か誤解をしてる。
そもそもいつからぼくたちの行動を見ていたんだろう。
「これから中井さんに将棋を教えてもらうんだよ。」「ふーん。」
彼女は怒ったような顔でぼくを見ている。「じゃ。」
将棋を指さなくちゃ。
ぼくは彼女にそういい家に向かった。甲斐さんはなぜあそこにいたんだろう。
ぼくのわからないことがくるくる回り始めてる。
家の前まできたその時、後ろから
「熊坂さんのばか、クマーのばか、何にも読めないから、四段なのになんにも
見えないから、フリクラなんだよー。だからお前はフリクラなんだよー。
ばかー。」
そんな甲斐さんの声がした。
思わす後ろを振り向いたぼくに、「ちょっとそこまでにはずいぶん時間かかったね。」
そう声をかけたのはドアの前で腕組みしている中井さんだった。
32 :
名無し名人:2005/10/08(土) 05:32:00 ID:hIDlWU2C
おはよう
今度の文豪先生は夜型なのかな?
乙です
33 :
名無し名人:2005/10/08(土) 17:02:11 ID:8LgCPqth
うーん……。
別の人が書くのは構わないが、明らかにレベルが下がったお。
あちゃ、だな。
34 :
名無し名人:2005/10/10(月) 03:32:36 ID:DxWYe8FX
この際、レベルは問わん
漏れでは絶対書けないし
行けるところまで行ってくれ
35 :
名無し名人:2005/10/10(月) 17:14:10 ID:19lSF/0i
「い、いや、その・・・」
ぼくが言いよどんでいると、中井さんはつかつかとぼくの方へ近づいてきた。
ぼくの両肩に彼女の手が乗る。
近づく顔。
交わる視線。
彼女の吐息がぼくの頬に吹きかかる。
「あのぉ、悪いんだけど、急用ができちゃったの。ごめんなさいね」
彼女はそういうと、ぽんぽんとぼくの肩を二三度叩いた。
「え?」
「あ、これもらっていくわね。」
ぼくが持っていたビニール袋から缶ビール一本を取り出すと、彼女はいたずらっ子のように
微笑んだ。
「じゃあね。チャオ。」
遠ざかっていく彼女。
靴音がむなしく響く。
「家にかえるんですか?」
(なぜ、そんなことを尋ねたのだろう?)
「まさか!」
そう言って、中井さんはこちらを振り返り
なぞめいた微笑を浮かべた。
(何だろう、この胸騒ぎは。)
日が沈もうとしていた。
36 :
名無し名人:2005/10/10(月) 18:53:24 ID:N555qyHn
君は俺の代わりに小説を書くと言う事かね?
もしきみがイサシさんだというのなら、
俺は約束通りなにもいわない。
今すぐ答えてくれ。
37 :
名無し名人:2005/10/10(月) 20:56:11 ID:N555qyHn
返事がないものと見なします。
勝手に俺に成り済まされて、小説を書かれたことを大変不愉快に思う。
もうやめた。
俺の名を語って書いたんだから、今後責任を持てよ。
俺は二度とこのスレに現れない。君が責任を持ってやっていけ。
あ、他のスレには現れます。
38 :
名無し名人:2005/10/11(火) 11:38:20 ID:9ML5ZRuq
>>36>>37 このスレって毎回この落ちでいいの?
それはそれでワロスだけど2回目までかな?
大体不愉快とか言う前にトリップくらいつけたら
39 :
名無し名人:2005/10/12(水) 16:04:09 ID:IYq61yhB
>>35はイサシではないような。上がってるし。
イサシの文章ぽくなく感じるのは気のせいか?
とにかく誰でも良いから続き書いてくれ。
このレベルは漏れでは書けないよ。
40 :
名無し名人:2005/10/15(土) 06:55:27 ID:mWBUQaBr
小説面白いです。
作者の方少しづつでかまいませんのでがんばって
書き続けてください。
41 :
名無し名人:2005/10/15(土) 11:58:28 ID:x7YeZEy6
マルチもおもしろいと思うぞ
読むほうは大変だがw
42 :
名無し名人:2005/10/30(日) 00:51:59 ID:ffY08TeS
保守!
43 :
名無し名人:2005/10/31(月) 04:35:04 ID:BTdh6IXk
>>42 あなたは本スレ、王位スレ、そしてこの大文豪スレに書き込んでますね。
あなたも作家先生の到来を待ってるんですか?
それともあなたが実はあの作家先生とか?
44 :
名無し名人:2005/11/24(木) 12:38:33 ID:9WUwFPdY
age
45 :
JJ:2005/11/24(木) 14:48:30 ID:5sJM8FOb
〜THE SCUM MAN〜
第一話「回顧」
私は、あの日のことを一生忘れないだろう・・・。
まだ駆け出しの記者だった私は、ある政治家の汚職現場の張り込みをしていた・・。
都内某所、明治時代から続く老舗の料亭「華鈴(はなすず)」の前に黒塗りの国産車が
着いた・・。「午後9:00・・今夜は長くなりそうだ・・・。」
しかし車から降りてきたのはお目当ての政治家ではなかった・・・。
意外な人物、日本経済界影のナンバー2.小林常二だった・・。恰幅のいい体格はとても
60歳を越えているとは思えないほど若々しい。
そして小林の次に降りてきた男は・・当時では珍しいイタリー製のスーツを着こなし帽子は
ボルサリーノ・・憎いほど決めた男・・・。この男と私はそれから5年に渡って付き合う事になる
そしてこの出会いから私は”闇の将棋指し”の世界をイヤと言うほど味わうことになる・・・。
昭和23年・・終戦からわずか3年後の事だった・・・。
46 :
JJ:2005/11/24(木) 18:16:16 ID:5sJM8FOb
第二話「視線」
確かに目があった!”イタリー”が車からゆっくりと降りる・・。
体が上下に動く・・。ゆっくり・・ゆっくり「華鈴」に入る瞬間
まさにその一瞬である。冷酷な目、それでいてどこかモノ悲しげな目・・・。
”イタリー”の後ろにピッタリと黒服の男が付いている。
私の記者としての”勘”が「何かある」と察したものの私は自分の”任務”を
続けなければならなかった・・・。・・・がその”任務”は突然続行不可能になった。
”イタリー”が中に入って10分後、華鈴から2名の黒服が私の目の前に来た・・。
黒服の男は言った「この場で死ぬか?それとも中に入るか?」
私に選択肢はなかった・・。訳も分からず私は中に入っていった・・・。
47 :
名無し名人:2005/11/25(金) 12:03:37 ID:f5CJOLxI
羽生は理恵の恥丘をそっとさわると・・・
48 :
JJ:2005/11/27(日) 14:15:58 ID:IHctYk1k
第三話「孤軍」
20畳はあろうか広い座敷に両脇を抱えられて通された・・・。
「木下さん、大丈夫です。こいつ新聞記者ですよ。物騒なモノは持ってないです。」
黒服の男はそう言うと、私の懐から見つけた名刺を木下に渡した・・・。
「日本新報・・竹田浩一・・・。お前の名前か?」
木下はドスの利いた声で言った。
「はい・・。私はただの記者です・・。たまたま別件で・・」
私の声を遮って”イタリー”が言った・・・。
「あんた・・・憑いてないねぇ・・。」
木下が続ける・・「”美山”が入り口で男と目が合ったって言ってた・・お前だろ。」
「・・・・」異様な雰囲気に私は生命の危機を感じた・・・。”イタリー”と目があった
「あ・・あんた・・名前は・・?」私はそう言うのがやっとだった・・。
”イタリー”はゆっくり言った・・・。
「・・美山・・・美山猛。」
49 :
名無し名人:2005/11/27(日) 16:53:46 ID:EfJIZ5gt
クソ小説だな。せめて将棋関係者をだせよ。
50 :
JJ:2005/11/27(日) 22:12:51 ID:IHctYk1k
わかった。ボツってことで・・・。
ちょっと過激なのがいいかなぁ・・。
実名だすと面倒かなって思って。
51 :
JJ:2005/11/27(日) 22:30:51 ID:IHctYk1k
〜双頭の龍〜
第一話「宣戦布告」
2015年某日。
「我々、日本将棋連盟正会員有志3名は、軟弱な機構体質、無駄な会員
の排出による経済的損失、しいては、トップ棋士に対する劣悪な待遇に
対し抗議の意味も込めここに脱会を表明し新たに”全日本将棋結社”を
設立すると共に日本将棋連盟と完全決別し独自の将棋普及に精進する事
を期す。 代表 羽生善治 」
将棋史上最大かつ最強のクーデターが始まった・・・。
52 :
JJ:2005/11/27(日) 23:22:38 ID:IHctYk1k
第二話「狼煙」
*この物語は完全なフィクションです。実名棋士の評価を下げる意図は全くありません。
小雨の降る春。羽生は”BAR牛歩”のカウンターに居た。
♪カランカラン♪・・。入ってきたのは谷川だった・・・。
マスターの金沢に谷川は「ミルク・・。」と一言だけ言った・・・。
羽生の隣に座った谷川は、視線を正面に向けたまま「まずいよ、羽生さん・・
今、連盟は大騒ぎですよ・・。」ミルクを一口飲んだ谷川は続けた・・・。
「会長の淡路さんは、今期限りって事で会長を引き受けたんだ・・。それが
いきなり羽生さんの反乱で面目丸つぶれですよ・・。」
羽生は黙ってグラスを傾けていた・・・。
53 :
名無し名人:2005/11/27(日) 23:48:40 ID:e1OCXCj1
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄」
―――――――――――――‐┬┘
.|
____.____ |
| | | |
| | ∧_∧ | |
| |( ´∀`)つ ミ | JJ
| |/ ⊃ ノ | |
 ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ ̄ |
このスレ
54 :
JJ:2005/11/28(月) 00:54:55 ID:QbVuD8O+
第三話「分裂」
4月2日 中原を筆頭に「北海道・東北連合」結成。
北海道・東北のマスコミをバックに独自路線を画策。特に山形出身の
飯田を取り込みコンピューターとの本格的融合に着手。
4月10日 島、郷田を代表とする「大江戸連盟」結成。
東京都出身の棋士で結成したこの団体は、非常にクレバーだ。
日本将棋連盟に”属しながら”下級棋士への淘汰に着手。
特に最大勢力になったのは、瀬川率いる「将棋最強会」だ。
アマ、女流を取り込みアマ・プロ・女流の垣根を越えた真の最強を
追求、真の将棋を追求することを掲げた。
正に将棋界は未曾有の大混乱と化した・・・。
55 :
JJ:2005/11/28(月) 01:22:56 ID:QbVuD8O+
第四話「BAR牛歩」
話をBAR牛歩のあの日に戻そう・・。
谷川は、羽生に聞いた。「羽生さん、率直に聞くよ。・・何を考えてるんですか?」
「谷川さん・・。私は貴方に憧れてこの世界に入った・・。でも貴方は真の意味で
将棋界に貢献したと言えますか?」谷川は一瞬羽生を見た・・。羽生は続ける。
「我々トップ棋士の年収は、もう限界にきている・・。パイが少ない上に棋士は
増え続ける・・これではそのうち破綻しますよ・・。」羽生の思いは強そうだ。続ける。
「なにも私はお金の事を言いたいんじゃないんです。もっと夢を与えたいんです。その為に
巨大スポンサーも必要だし、なにより世界に将棋を広めることが重要なんです。」
谷川は羽生の考えに若干共感しつつ聞いた。「それより・・他の二人は?」
「・・あぁ・・今米長先生は、外資企業に売り込みに奔走してますよ・・。
松尾君は、有望な若手のスカウトに・・。」
この男本気だ・・。
谷川は一人店を出た・・・。
56 :
名無し名人:2005/11/28(月) 10:36:38 ID:ksDCzcUZ
女流棋士の出てくる官能小説かと思ったら…orz
57 :
名無し名人:2005/11/28(月) 13:28:40 ID:KpaTzdbD
まだ評価はしないけどカキコ乙
期待age
58 :
名無し名人:2005/11/28(月) 20:26:20 ID:D45ZxHtf
おもしれぇじゃん
期待ageもういっちょ
59 :
名無し名人:2005/11/28(月) 22:17:01 ID:7GGwRsba
クソスレでの自演、乙。さ、スレ削除依頼だしとこ。
60 :
名無し名人:2005/11/28(月) 23:04:14 ID:VehJG9sE
いかにイサシさんがまともだったかが分かるな。
61 :
名無し名人:2005/11/29(火) 01:13:07 ID:HE2YjsjZ
率直にいって四流読み捨て漫画の原作みたいだな。
イサシは2流半おたく作家というところまでいってたが。
そもそも将棋板は指し手の分析とか速報性とかでは面白いけど、
あとは女流のだれそれがかわいいのどうのというレベルだもんな。
62 :
名無し名人:2005/12/01(木) 21:55:50 ID:1AJAyQaU
おもしれぇなぁこの小説最高
期待してあげちゃいます
63 :
JJ:2005/12/02(金) 01:03:49 ID:HaJA6z9O
第五話「収拾不能」
五月に入ると、「北・東連合」が各地元紙の協賛を得てカップ戦を企画。
F1の様に各道県をサーキット形式で回りポイント制で優勝者を決めるチャンピオンシップを開催。
ケーブルテレビをスポンサーに付け別棋戦を開催。
「将棋最強会」も毎月地方に出向きイベントを開催する事を発表。
日本将棋連盟は、自体の収拾を考えていた。
あらゆる意見の中、全ては谷川の一言が物語っていた。
「連盟は、あぐらをかいていた。各団体の将棋に対する真摯な行動を
正当に評価するべきではないのか?ファンあっての我々なのだから・・・。」
64 :
JJ:2005/12/02(金) 01:21:30 ID:HaJA6z9O
第六話「世界進出」
一年後・・・。自体は急変する。
日本将棋連盟は、「将棋最強会」の基本コンセプトを継承する形で、「将棋最強会」
と和解。「将棋最強会」は連盟に戻った。谷川の交渉も際だったが、やはりアマ強豪の
連盟を軸にした活動を期待する声が大きかった。
平行して、「大江戸連盟」の棋士数の削減も積極的に検討する事で和解。
そんな中、TIME紙の表紙に羽生が登場。
右にボビー・フィッシャー、左にカスパロフを従えて固く握手している写真だ。
羽生は、ワールド・ショーギ・アスシエーション(通称 WSA)を立ち上げた。
手始めに、ロンドン、フランス、ロシアに支部を設立。
「ブレイン・ゲーム」紙を発行。世界発信を開始した。
本格的に世界進出を発表した・・・。
しかしそのタイミングに最後まで連盟との和解を拒んでいた「北・東連合」が
ビックニュースを発表した。
スーパー・アルティメット・ショーギ・コンピューター”バベル”完成!!
65 :
名無し名人:2005/12/02(金) 06:00:38 ID:N51pkeq/
コンチェルトとかハイジかとおもた
66 :
名無し名人:2005/12/02(金) 23:09:59 ID:9r7t4OIT
もはや小説ではなく妄想羅列。会話も人物も存在しないw
まあJJがんばれ。どこかにむかって。w
67 :
名無し名人:2005/12/03(土) 15:36:27 ID:85H3oyt6
作者さん乙です
面白いので続編待望age
68 :
名無し名人:2005/12/04(日) 02:10:38 ID:1MHD6Dpn
69 :
名無し名人:2005/12/04(日) 08:15:12 ID:fH67QPJL
JJはなかなかのもんだな
これからも頑張って続けてみてね
70 :
名無し名人:2005/12/05(月) 02:08:50 ID:a0A6+cN4
>>61 19からの続きを書いていいの?出来れば答えてくれ。
71 :
名無し名人:2005/12/05(月) 19:07:53 ID:M1PjLFBE
すごくい小説だねぇ
期待age
72 :
名無し名人:2005/12/05(月) 19:52:02 ID:UfH10pLQ
クマーと中井の恋愛小説はよかったなああの続きが読みたい。
JJのは意味不明だなおもしろくない。
73 :
名無し名人:2005/12/05(月) 20:57:12 ID:B4pg7mzM
>>72 クマースレを一陣の風と駆け抜けた134がいればね
トリップつけてもう一回やって欲しかった
>>70 あんたはJJか?(;´_ゝ`)
74 :
名無し名人:2005/12/05(月) 21:12:52 ID:E3Mb6LNF
1984年の6月から7月にかけて私はアッシジを巡礼した。
聖フランシスコが生涯を終えたこの地は、当時既にA級棋士だった私にとって大きな経験となった。
そこで私は44銀と指した。大山さんは55歩と守った。ここは55桂もあるところだ。
私は55同銀と歩を取った。力強い将棋が私の特徴である。聖フランシスコは同角と指した。
私はこの手をあまり読んでいなかったので意外だと思った。聖フランシスコは涼しい顔をしていた。
「君はキリストの復活を信じるかね?」
チャカポコチャカポコという音が聞こえてきた・・・
75 :
名無し名人:2005/12/05(月) 21:14:29 ID:E3Mb6LNF
―矢倉マグラ―完
76 :
名無し名人:2005/12/06(火) 13:10:44 ID:T/DGdGsq
77 :
名無し名人:2005/12/06(火) 14:45:43 ID:AGyjs/XT
78 :
名無し名人:2005/12/06(火) 18:47:05 ID:XlmZ0zTA
矢倉マグラの意味がわからんよ。
JJさんの書く小説は最高っす。続編待望age
79 :
名無し名人:2005/12/06(火) 20:55:27 ID:IvwICTWJ
134神降臨してください。
80 :
名無し名人:2005/12/06(火) 22:22:24 ID:NcyWPlER
70とかイサシに見えなくもないが
まあJJか全くの別人の線がたけえけどなww
81 :
名無し名人:2005/12/20(火) 09:54:19 ID:L0ZaWGxo
保守しとくか
82 :
名無し名人:2006/02/05(日) 03:22:39 ID:7d7ZrIkt
次作、まだーー? チン×2
83 :
名無し名人:2006/02/05(日) 04:48:51 ID:ARI62gHS
134って王位スレを潰した人でしょ?
保守。久しぶりに書こうかな・・。
こっちのほうが分かりやすいトリップかな。
「渋谷って言っても、千駄ヶ谷近辺しか知りませんから。」
僕たちは109の最上階に来ていた。中井さんのお勧めの韓国料理店だった。
僕の知らない世界。窓際に座り外を見る。こんな高い所から景色を見るのも久しぶりである。
将棋界では自分が常に見上げている存在だからかなと、少し自虐的な気になってきた。
「ここって水ないんですか?」
飲んだことのないお茶が出されてこれはこれでおいしいものの、やはり水が欲しい。
「どうして自分で、すいません、って店員さんをよべないかな〜」
苦笑しながら中井さんが店員を呼び止める。どうも店員も韓国人っぽい。
「言いたいときに自分の言いたいことを主張しなきゃ駄目よ。って私はあなたの母親じゃないんだからさぁ。」
「いえ、良きお姉さんとして今後もご指導よろしくお願いします」
「そこが学君のいいところでもあるんだけどね。」
「えっ・・・学って・・」
「お姉さんなのに苗字で呼ぶのはおかしいでしょw」
その悪戯っぽい笑みに心がゆっくりと心地よく溶けていく。
「じゃあ僕も広恵さんって呼ぼうかな・・なんて」
「ちょーしにのるな!」
僕の広い額を中井さんの綺麗でしなやかな指が押し込んでくる。
「すいません。でも嬉しくって。家族以外から名前で呼ばれるの初めてだったから」
「そうなんだ・・。じゃあねぇ、次の対局で勝ったらそう呼んでもいいよ。」
支払いは割り勘だと思っていたら中井さんが全部支払った。
「私のほうが収入多いだろうしね。」
体中の秘孔を突かれた気分になる。彼女にとって僕はただの・・
「それにお姉ちゃんになっちゃったわけだし。」
嬉しすぎて思わずニヤけたクマーの顔に軽く触れながら中井が思いもかけないことを言ってきた。
続きの要望があればこの後も書きます。
88 :
名無し名人:
久しぶりに見ました。気が向いたらまた書いてください
気長に待ってます