【将棋】 低級用 棋譜晒しスレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
457名無し名人
>>447   後手:私 10級 どにょ

△7四歩(22)は甘い手。▲7五歩を警戒しての手ですが、まだ早い感じです。
  ここでは▲6五桂を牽制しておきたいので△6四歩で様子を見たいですね。
△7二銀(24)では角が質駒になっているので△6二銀の方が有力です。
▲1六歩(29)は疑問手。ここでは▲3三飛成の荒技があります。以下△3三同桂
  に▲7一角で飛取りと5三への角成があり、先手指しやすいですね。
▲3八銀(33)は疑問手で、後手が危険な局面でした。ここでは強襲策があり以下
  ▲3三飛成△同桂▲7一角以下△8三飛の逃げに▲6五桂の援軍で△5一飛
  ▲8四歩(この手がポイント)△同飛▲5三桂成△同金▲6二角成で先手優勢。
△9四歩(34)は上記の強襲策が依然としてある為、△7三桂と跳ねて緩和して
  おきたいですね。
△3一玉(38)では△7三銀で体勢(強襲策防止)を立て直すのが先ですね。
△2三銀(54)は甘い手。ここは△1八歩の叩きが手筋ですね。以下▲1八同香
  △1六歩▲同飛△1五銀で後手が指しやすいですね。この後は変化多数です。
△4五角(58)は悪手!一見上手そうな手ですが、本譜の切り返しの方がおいしい
  手(王手飛車)で、後手が悪いですね。ここは△7三銀or△4四歩で一局。
▲2五桂(61)は欲張った手で疑問手。普通に▲8二角成です。以下△7八角成
  ▲7二馬△6八馬▲7一飛で先手指しやすいですね。
△5四歩(72)は疑問手。ここで催促してはいけません。中途半端な受けは大けが
  しますので、ここは△1八歩と反撃のチャンスです。
△2四歩(80)がどうやら敗着ですね。顔面受けですが、次の▲3五飛で痺れて
  います。ここは△7八角成と馬を作って戦力の補強が第一ですね。先手には
  飛び道具がないので、今のところは怖くありません。
▲7一角(85)はわかりやすい美味しい手。
△2二玉(88)では△3二玉の方がいいですね。
▲4三銀成(91)は悪手!寄せが甘いですね。ここは▲3二金と縛るかor▲2三歩
  の詰めろで先手勝勢です。見落としかな?

[1/4]
458名無し名人:05/03/14 00:47:33 ID:09xDQexJ
>見たことのない戦法でやられました・・・
>飛車を取りにいったが失敗だったことは相手に角打ちを食らってわかりました。

・本譜の戦型は確かに珍しいですね。これはプロの清水女流三冠が先手番の時に
 好んで使う『横歩取り〜ひねり飛車調の相掛かり』ですね。プロ間でもこの戦型
 は清水女流三冠以外では見ないので、特殊なバランス感覚が必要な戦型です。
・王手飛車さえ気が付けば、まだまだの将棋でした。どうやら左辺周辺ばかりを
 気にし過ぎたのが、敗因ですね。もっと局面を広く考えましょうね。
・△7二銀&△8二飛が最後まで働きませんでした。この駒達を出来るだけ早く
 活躍出来るように工夫しましょう。これでは飛落ち将棋ですね。
・戦型を研究する為の参考棋譜を2局添付しておきました。主な指し方がこれで
 わかると思いますので、参考にして下さい。

☆本譜での主な指摘事項は
△7四歩(22)では△6四歩との比較の変化。
△7二銀(24)では△6二銀との比較の変化。
△2三銀(54)では△1八歩と反撃する変化。
△4五角(58)では△7三銀or△4四歩と王手飛車を防ぐ変化。
△5四歩(72)では△1八歩と反撃の変化。
△2四歩(80)では△7八角成と馬を作っての変化   等

王手飛車前後の指し手と、終盤△2四歩(80)では△7八角成と馬を作っての変化
を中心に、もう一度再検討してみて下さい。

次回も頑張って下さい。  v(^ー^) < ガンガレ〜♪

[2/4]