>>415-417 みなさんのいうのが、全部正しい。えーと、「美と師を両後手10目」だね。全体を読めば、この意味だとすぐ分かると思うが。
>>341-344に書いたが、後手n目=「手番の利」が何目になるかは、確率的には2項分布になるみたい。
再度書くと、
後手2目のとき、手番の利 2目の確率1/4、1目の確率2/4、0目の確率1/4
後手3目のとき、手番の利 3目の確率1/8、2目の確率3/8、1目の確率3/8、0目の確率1/8
後手4目のとき、手番の利 4目の確率1/16、3目の確率4/16、2目の確率6/16、1目の確率4/16、0目の確率1/16
後手5目のとき、手番の利 5目の確率1/32、4目の確率5/32、3目の確率10/32、2目の確率10/32、1目の確率5/32、0目の確率1/32
2項係数が
2次のとき、1,2,1
3次のとき、1,3,3、1
4次のとき、1,4,6、4、1
5次のとき、1,5,10、10、5、1
となって、上の確率に書いた分子と一致する。そして、分母は2のn乗だ。
2項分布で確率pのときの平均はnp。この場合、p=1/2だから平均n/2。これが期待値になる。
ちなみに、分散はnpq(ここに、q=1−p)だから、n/4。標準偏差は、分散のルートだからσ=1/2√n
『後手n目=「手番の利」=n/2目』
>>410は、後手n目がその局面の最大のヨセとしたときの2項分布の期待値n/2を根拠としている。
だから、確率的には、後手n目=「手番の利」=n〜0目までありうるが、n/2が期待値だと。
>>420 あんまり、まぜっかえさないで。
>>342で、後手2目の局面では、オール偶数(ゼロを含む)の場合の確率を1/4、期待値ゼロとして扱っているでしょ。
そして、後手3目から後手5目の局面では、オール偶数(ゼロを含む)の場合は省略したけれど、それは期待値ゼロだから。
>>343 期待値ゼロは、全体の期待値を計算する上では必要ないからね。
しかし、確率としては、
>>419で書いたように、後手3目で0目の確率1/8、後手4目で0目の確率1/16、後手5目で0目の確率1/32と計算している。
そして、
>>419のそれぞれの場合の確率の和を取ってもらえば、1になっているはずだ。
だから、理論値として、後手n目=「手番の利」=n/2目なんだよ。
偶数(0を含む)の方が確率が大きいという確たる根拠がない限り、理論値としてそれで良いんじゃない?