加藤一二三その７

続いて第二局。京都新聞1958年12月7日から12月18日にかけて観戦記掲載。

開始日時：1958/10/00(　) 00:00:00
先手：五十嵐豊一
後手：加藤一二三
棋戦：
戦型：
手合割：平手

▲２六歩　　△８四歩　　▲２五歩　　△８五歩　　▲７八金　　△３二金　　
▲２四歩　　△同　歩　　▲同　飛　　△２三歩　　▲２八飛　　△８六歩　　
▲同　歩　　△同　飛　　▲８七歩　　△８四飛　　▲４八銀　　△９四歩　　
▲９六歩　　△１四歩　　▲５六歩　　△３四歩　　▲７六歩　　△６二銀　　
▲５七銀　　△８八角成　▲同　銀　　△２二銀　　▲１六歩　　△５二金　　
▲６九玉　　△４一玉　　▲３六歩　　△７四歩　　▲５八金　　△６四歩　　
▲６六歩　　△６三銀　　▲６七金右　△３三銀　　▲７九玉　　△３一玉　　
▲７七桂　　△７三桂　　▲８六歩　　△４四銀　　▲８七銀　　△５四歩　　
▲４六銀　　△８一飛　　▲８八玉　　△４二玉　　▲３七桂　　△６二金　　
▲３五歩　　△同　歩　　▲４五銀　　△５九角　　▲２六角　　△２四歩　　
▲３四銀　　△８五歩　　▲同　桂　　△同　桂　　▲２二歩　　△３三桂　　
▲４六歩　　△９五歩　　▲同　歩　　△９六歩　　▲同　香　　△８四桂　　
▲８五歩　　△９六桂　　▲７九玉　　△３六歩　　▲４五桂　　△３七角成　
▲３三桂成　△同　金　　▲同銀成　　△同　玉　　▲４五桂　　△同　銀　　
▲６二角成　△２八馬　　▲４五歩　　△４六馬　　▲５七金打　△４九飛　　
▲６八玉　　△３七馬　　▲３四歩　　△２三玉　　▲７七玉　　△９三桂　　
▲９七桂　　△８九飛成　▲６八金引　△８五桂　　▲同　桂　　△８六歩　　
▲９六銀　　△７五桂　　▲８八歩　　△９八竜　　▲８六玉　　△５九馬　　
▲３二銀　　△３四玉　　▲７五歩　　△同　歩　　▲４六桂　　△２五玉　　
▲２六歩　　
　まで、115手で後手の反則勝ち

>>85の補足
この当時、加藤先生は早稲田の学生服姿で対局されていました。
観戦記より
82手目　「しょうがない」低いつぶやくと共に33同玉と応じた加藤の顔は
わずかにゆがんだ。
84手目　「一ぺんにおかしくした」軽い舌打ちをしながら苦吟に沈んでいた
加藤はやがて45銀と応じ、…

115手目　五十嵐「なんだ、二歩か？うっかりしていた」
115手目２６歩で１７桂なら、１６玉、２５桂、２７玉、１７馬、
３９玉、２９桂で詰みだった。


蛇足　　この頃世間の話題は皇太子ご婚約でした。「園部町長に野中氏」
の見出しも。