コンピューター将棋スレッド14

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284名無し名人
今一、誤解してる人が多いような気がするので書いておくが。
単なるシラミつぶし(力業)でコンピューターが人間に勝つなんぞはほぼ不可能だと思うぞ。
読みに必要な計算量の問題なんだが、中盤なんぞで一手深く読むのに選択肢が十も二十もある場合、
二、三手深く読もうとするだけで計算量が一気に100倍にも1000倍にもなる。
つまり計算量の増加がリニアー(線形)ではなく指数関数的なので簡単に爆発(的に増大)する。

これまではCPU自体も指数関数的にぐんぐん速くなって来たので(昔は1Mhzくらいだったのを覚えている?)
アルゴリズムの進化と相俟って人間と良い勝負ができるようになってきたが最近はCPUのスピードアップ自体が頭打ち。
仕方がないのでHTとかマルチコアとかやってるわけで、こういうのは2倍とか4倍とかCPUコア数に比例する以上には速くならない。

つまりコンピュータ(計算機)側はこれからが苦しくなると思うぞ。
私の考えでは量子コンピュータでも実現されない限りは人間のトッププロに定常的に勝つなんてまず不可能(マグレ勝ちは有り得る)
あるいは何十万、何百万のコンピューターをグリッドに結合してひとつの計算機として働かせられれば勝てるかも。