今村九段が名人戦挑戦者になるための条件について補足します。
1 今村俊也九段が山田規三生八段・山下敬吾九段に連勝。
(今村5勝3敗、山下4勝4敗、山田4勝以下)
2 張栩本因坊が趙治勲25世本因坊に敗れる。
(張5勝3敗)
3 王銘エン九段が小林覚九段に勝ち、林海峰名誉天元に敗れる。
(小林5勝3敗、王銘エン4勝4敗)
4 王立誠十段が趙25世・山田八段のいずれかに敗れる。
(王立誠4勝以下)
こうなれば張・小林・今村の3者が5勝3敗で並びます。
本来ならば序列上位2名によるプレーオフですが、
小林・今村の両者は同格の7位なので、3者プレーオフとなります。
見ての通り思い切り他力本願な上に、針の穴を通すような条件ですが、
ほんの少しでも可能性が残っている限り、それに挑戦していただきたい
というのが正直な気持ちです。
また今回のような混戦だと、4勝4敗では陥落してしまう危険性があります。
残留を確実にするためにも、連勝を目指さざるを得ないと思います。