【挑戦者森内】第53期王将戦Part5【迎え撃つ羽生】
白熱の終盤戦
対局場の島根県大田市の「さんべ荘」には、すでに200人近い方が
詰め掛けている。大盤解説の合間、別室では「早指し王将戦」という
32名のトーナメント戦がおこなわれた。県代表クラスの強豪も参加する中、
見事に優勝を飾ったのは、小学6年生の里見香奈さんだった。
77手目、森内は▲6一龍と一段目に入った。次の▲2一龍を、
後手はどう受けるのか。
(1)△4一歩は▲6三龍△5二銀▲8三龍△5九角成▲2五歩が
進行の一例。後手玉は逃げ道がふさがれ、
息苦しい格好となっている。本譜、羽生は
(2)△3二銀打と入れた。対して森内は▲6八金寄――。
△5九角成や△4六角などの筋を、じっと消した。
いかにも森内流という手だ。
大盤解説会では、井上八段が解説を続けている。ここからの進行の一例は
(A)△8八歩▲同玉△8五桂▲9一龍△9八歩成▲同香△9七歩▲同香
△同桂成▲同桂△6四角打。これで後手玉は詰むかどうか。
本譜、羽生は(B)△4九角と打ちこんだ。
果たしてどちらが勝っているのか。白熱の終盤戦となってきた。
189 :
名無し名人:04/02/26 17:07 ID:iFAPZ+uR
△4九角の狙いはなんだろうね?2七抑える事も考えているのかしら?
そんな暇はなさそうだけど。▲2五歩は厳しいし速そう。
なんか先手有利に見えてきた。
俺の占いでは▲4三歩。