【総裁乱行】穴熊はずるくないか?17局【暴力事件】
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名無し名人:
1、まず「p200森下流ゴキゲン破り」をご覧下さい。
一段金から5筋位取り中飛車に対して鎖カマ状に銀を繰り出す戦法です。
先例としましては第9期早指し指し選手権1回戦米長八段ー真部五段戦があります。
s51将棋世界12月号p102に真部先生の自戦記が載ってます。
先手後手が逆で、中飛車側が38玉型になってますが主要な変化はほとんど同じです。
新手を出した米長八段の敗戦でした。勝って本物と言われるかもしれませんが、有力な指し方には
違いなく著書で一言あっても良かったのではないでしょうか。
2次に同じく中飛車p212をご覧下さい。
「66歩は最近現れた手で、銀を67、56と進めて云々」とあり64銀として、5筋の位と角頭を狙う銀に対して
対処法がかかれてます。
ところが、66歩から67、56銀の指し方はs40年代に盛んに指されており、紹介の歩越し銀対策も
大山快勝シリーズ「大山流振り飛車」か「将棋の受け方」に書いてあったと存じます。
ですから、記載の順は諸先輩にとって既知のものであり、この点についても触れられてないのは
誤解のもとと考えます。
3、最後に極めつけp337「対右64銀終盤一気作戦」を見て下さい。
銀で取れる銀を飛車で切り取り、一気に寄せに入るこの手順、いかにも現代風です。
ところがこれにも先例があります。s50年5月号p48二上達也九段の「定跡のウソ」です。
氏はこの手順を棋書で発見し、例会(奨励会?)で軽く1勝をあげたと述べてます。
氏は、江戸時代の怪腕棋士大橋柳雪の指し将棋にあったはず、と述べてます。
厳密には後手四間飛車で54歩を突いてるため、その分難しい変化になってますが
主要な変化手順は同一です。