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名無し名人:
米長に教え込まれた様々な性戯。
が、直子の飲み込みの早さと絶妙な応用力は、将棋の才能を遙かに凌駕する。
そして底を見せぬ性欲は、棋界屈指の竿師、米長をしても太刀打ちが不可能であった。
そこで米長が捻り出した一手が【破門】という禁じ手であったのである。
強すぎる性欲のせいで米長から追放された直子。
やがて、師匠譲りの性戯を駆使し男遍歴を重ねていく。
多彩な性経験はポルノ作家としての直子をも作り上げる。
女流棋士にしてポルノ作家、林葉直子絶頂期の頃である。
やがて、直子のターゲットは棋界の太陽の異名を持つ中原永世に向けられる。
中原に男の色気を感じたからではないだろう。
自分を捨てた憎い男のライバルと男女の関係になることは米長への復讐にもなる。
女の浅知恵と言おうか、女心の複雑さとでも言ったらいいのか。
そして、直子のターゲットになったばかりに、棋界の太陽はブラックホール愛好家の道を辿り始めるのである。