コンピュータ将棋スレッド9

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652白砂青松 ◆ZzHaKuSA.2
 しかもこれ、初戦です(マジで)。

 最初やった時は、△6二銀▲7六歩△5四歩▲4六歩△キーッ!! だったんです。
 でも。まぁやってやるよと思って、そこで「待った」をして△3二金に変更したんです。
 そしたら、▲9六歩。じゃあいいやということで指し続けました。
 スペックは、CPU P4-1.6G メモリ1Gです。
 常駐ソフトがいくつかあって、特にWinn(rがあったのでCPUをフル活動できなかったというのはあるかもしれません。あと、激指は30秒将棋にしてます。

 早めの▲6六歩には△6四歩と位を取って、角を働かせなくします。玉を囲ってくれたんで、こちらは入玉狙い。上手の常道ですね。
 △3四同玉なんかもモロ上手の手です。
 ▲3六桂に△3三銀として殺しにいく筋もあったんですが、前述の通り入玉が狙いだったんで上に上がりました。人間同士だったら、もう紛れてると思います。
 ▲6八角が悪手で、これで負けても形にはなったかと思いました。
 もしコンピュータを倒すとしたら、「平手定跡の偏り(3二金戦法と同じ発想です)を突いて入玉」しかないと思ってましたから。▲6八角に△3三桂を読む激指君の思考がよく判りませんが(笑)。
653白砂青松 ◆ZzHaKuSA.2 :03/07/06 14:36 ID:QmF0wQhy
 △3八歩は手渡しです。
 始めは△2六歩の読みだったんですが、▲2六同銀△3六銀は▲3五銀△同玉▲2一飛成は負けだと気づいたんで、その修正手です。本譜も同じような展開ですが(▲4四桂から▲3六歩のコンビネーションは読んでなかった)、金があるんでこれは大丈夫です。
 △5五歩がカッコいい手で、こっから先は上手が優勢でしょう。△5四金から△4五金もカッコよくないっすか?(笑)

 ▲4八歩からの数手は水平線効果気味の悪手で、これで激指は勝ちを無くしたと思います。精神的にも「手がないんだな」と余裕が出ましたし。
 とはいえ、ちょっと寄せも思い浮かばなかったんで、かなりトロいです。
 冗談ではなく、寄せの鋭さは旅人さんを見習いたいですね。
654白砂青松 ◆ZzHaKuSA.2 :03/07/06 14:36 ID:QmF0wQhy
 次やっても勝てるかどうかは判りませんが、「たとえ2枚落ちでも、平手同様に穴熊などの固い囲いを目指してくれれば、その反対は勢力が少なくなるからなんとかなる余地はある」という白砂の目論見は成功したと思います。
 やる前は、激指は四間飛車穴熊が得意なんで、それを考えてました。それならなんとかなるかなと。角頭の弱点を抱えて接近戦に弱い飛角相手ですから。3二金戦法と同じですね。
 今回は、
・固い玉に高得点をつけるコンピュータ独特の評価関数
・多分定跡(か大局観)で、相手がじっとしてたらとりあえず玉を固めるという発想
・飛車が単騎で出てきてくれた
 など、こちらに好条件が多かったのが幸いしたと思います。