千葉があんないい女と・・・

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241名無し名人
♪フ、フ、フフフのフ〜
『フフフの棋太郎』 不気味!ろくろ首の巻 其の一

棋太郎「はあ、結局思いついた新手は見落としがあってダメだったなあ」
ゆめこ「こんにちわ」
棋太郎「やあ、ゆめこちゃん。いらっしゃい!」
ゆめこ「棋太郎さん、今日は相談があるってご夫婦をお連れしたの」
大崎・和「こんにちわ…」

猫娘「どうぞ」(コトッ)お茶を出す
棋太郎「妖怪の被害に遭われてるんですか?」
大崎「はい、そのようなんです。最近身体の調子が悪くて…。
   あと、一度障子の向こうに、こちらを覗いている頭の影を見ました」
和 「私は隣の部屋で寝ていたので見ていないのですが…」
棋太郎「(確かに大崎さんには死相が出ている…。これは危険だな)
    わかりました。では今晩、お宅へお邪魔して見張ってみましょう」
和 「よろしくお願いいたします」深々とお辞儀
棋太郎「(おや…? 奥さんの首に、紫のスジが…)」

つづく
242名無し名人:03/05/03 06:18 ID:X5Z4AvkL
♪フ、フ、フフフのフ〜
『フフフの棋太郎』 不気味!ろくろ首の巻 其の二

大崎家のリビング

棋太郎「どうぞ、いつも通りおやすみになってください」
大崎・和「すいません。では」寝室に去る

ゆめこ「棋太郎さん、どうかしら」
棋太郎「大崎さんが心配です。奥さんは何ともないようですが」
ねずみ男「ホワァ〜、結構イイ家ね。小説家って儲かるのね」
猫娘「今夜も現れるのかしら」

深夜 うたた寝をしてしまっている棋太郎たち

棋太郎(うつらうつら…カクッ)「はっ! いけない、寝ちゃってた…」
   「!」髪の毛ピーン!
   「妖気を感じる! 猫娘、ねずみ男、ゆめこちゃん起きて!」
ねずみ男「うるさいわねぇ〜…」
猫娘「うにゃ…はっ! ご、ごめん、棋太郎」
ゆめこ「棋太郎さん、あれ見て!」

つづく
243名無し名人:03/05/03 06:19 ID:X5Z4AvkL
♪フ、フ、フフフのフ〜
『フフフの棋太郎』 不気味!ろくろ首の巻 其の三

リビングのドアのすりガラス越しに、頭が横切るのが見えた!

棋太郎「出たな!」
猫娘「生首が浮かんでる! だって下に身体なかったもん!」
ねずみ男「うぎゃ〜! 怖いじゃないのよ!」(((((((( ;゚Д゚)))))))ガクガクブルブル
棋太郎「退治しなきゃ!」ダッ!

ガチャ! リビングのドアを開ける!

一同「ギャーーーーー!」

なんと奥さんの頭が棋太郎たちを見下ろしていた!
頭だけではなく長〜い首がうねっている!

棋太郎「ろくろ首! 奥さんがろくろ首だったのか!」
   「えい! リモコン下駄!」ビュン!

命中! ゴン、ゴン!!

ろくろ首「イタッ!」シュルシュル〜

つづく
244名無し名人:03/05/03 06:20 ID:X5Z4AvkL
♪フ、フ、フフフのフ〜
『フフフの棋太郎』 不気味!ろくろ首の巻 其の四

首は縮んで奥さんの部屋へ戻っていった

大崎「ど、どうしました!? 出ましたか?」
棋太郎「ここで待っててください!」

ガチャ! 和の寝室に入る

和 「あ、棋太郎さん、今、目が覚めたらおデコにたんこぶが…」
棋太郎「! 覚えてないのか…
   (きっと新婚なのに寝室が別で、ストレスが溜まってたんだな。
    その抑圧からろくろ首になってしまい、夜な夜な大崎さんの
    精気を吸い取っていたんだ…)」
大崎「和! 大丈夫か!」
和 「あなた! 寝てる間にぶたれたみたい…」
棋太郎「大崎さん、どうやら妖怪は奥さんの部屋に出るみたいです。
    これからは同じ部屋で寝てください。そうすれば妖怪は
    飽きて出て行くでしょう」
大崎「そうでしたか。ありがとうございました!」
ねずみ男「年の離れたダンナを持つと大変ね〜」
和 「え?」
猫娘「余計な事、言ってんじゃないわよ!」ゴス!(肘鉄)