26 :
名無し名人:
「新スーパー四間飛車T」小林健二 94/8/10刊より
ファイル名:新スーパー四間飛車T腰掛銀右四間基本形・1六歩型
先手:右四間腰掛銀
後手:スーパー四間飛車
*スーパー四間飛車は相手がどう動こうと自然な順で美濃に組んでいく。対して右四間飛車側もこう進むことがほとんどである。
*なおこの戦法では一手の遅れが大きいので居飛車を先手番として解説していく。
▲7六歩(77)△3四歩(33)▲2六歩(27)△4四歩(43)▲4八銀(39)△3二銀(31)
▲6八玉(59)△4二飛(82)▲7八玉(68)△6二玉(51)▲4六歩(47)△7二玉(62)
▲9六歩(97)△9四歩(93)▲4七銀(48)△4三銀(32)▲5六銀(47)△8二玉(72)
▲4八飛(28)△7二銀(71)▲5八金(49)△5二金(41)▲3六歩(37)△3三角(22)
▲3七桂(29)△5四銀(43)
*△5四歩と突く形もあるがここでは5四銀型を中心に解説していく。
▲2五桂(37)
*後手の角の位置を変えてから▲4五歩が決戦の狙い筋なのである。
△2二角(33)
*最も穏やかな指し方であるが、右四間飛車にやられてしまうのである。
▲4五歩(46)△2四歩(23)▲4四歩(45)△2五歩(24)▲4五銀(56)
*あっさりと▲4五銀とぶつけるのが居飛車側の好手。
△同 銀(54)▲同 飛(48)△5四銀打 ▲2五飛(45)△4四角(22)
*この後、飛車の成り合いからせ9五歩の端攻めが厳しくこの攻め合いは振り飛側が手負けになりそうである。
▲2一飛成(25)△8八角成(44)▲同 銀(79)△4九飛成(42)▲9五歩(96)
*△同歩は▲9三歩、また△4六桂や△4七桂は手負け。
△同 歩(94)▲9三歩打
27 :
名無し名人:03/03/10 14:02 ID:kHu2BzWm
変化:44手
△4六桂打
変化:44手
△4七歩打
変化:36手
△3三桂(21)▲4八飛(45)△4五桂打 ▲3五歩(36)
*後手が悪くなる。桂が跳ねてもかえってそれが負担になるようでは振り飛車を良くするのは困難である。
変化:34手
△6五銀(54)
*先手玉頭を狙うのは後手不利になる。
▲3四銀(45)△7六銀(65)▲4三歩成(44)
変化:33手
▲同 歩(26)
*次に▲2四歩を見る手も本筋のように見えるがこれには△3二桂と打つのが定跡になっている。
△3二桂打
*次に△4四角から大さばきに出て振り飛車優勢。
変化:30手
△同 歩(44)▲2二角成(88)△同 飛(42)▲8八角打△1二飛(22)
*これが△1二香と上がっている形ならば▲8八角に後手4二飛と逃げる手も有力である。▲1一角成が空成りになるからだ。
28 :
名無し名人:03/03/10 14:03 ID:kHu2BzWm
変化:28手
△1五角(33)
*正着は△1五角。それを嫌って先手が▲1六歩と突けば振り飛車に△1二香の一手が入ることになる。
▲1六歩(17)△2六角(15)▲4七飛(48)△2四歩(23)▲1三桂成(25)
*1歩を入手し▲2七歩で角を殺すのが先手の狙いである。
△同 香(11)▲2七歩打
*ここで用意の手がある。
△3五桂打
*角がトン死し、振り飛車側苦戦を思わせたが歩頭に打つ△3五桂が狙いの切り返しである。
▲同 歩(36)△同 角(26)
*後手には△1二飛の狙いがあるので先手はぐずぐずしていられない。
▲9五歩(96)△同 歩(94)▲同 香(99)△同 香(91)▲3六歩打
*強引に角を殺した居飛車だが払った犠牲が大きすぎる。
*端を逆襲して振り飛車優勢。
△9一香打
*次に△9七歩の垂らしを見て後手優勢となる。
変化:37手
▲2六歩(27)△4七桂成(35)▲同 銀(56)△4九飛打
*後手が有利になる。
変化:33手
▲4五歩(46)△2五歩(24)▲4四歩(45)△4五歩打
*やはり振り飛車が有利である。
変化:33手
▲9五歩(96)△同 歩(94)▲同 香(99)△同 香(91)▲2七歩打 △2五歩(24)
▲2六歩(27)△9八歩打
*振り飛車有利になる。
*まれに出る筋だが、王側の端ではあまりにも傷が大きすぎる。
29 :
名無し名人:03/03/10 14:06 ID:kHu2BzWm
変化:29手
▲4五歩(46)△2六角(15)▲4七飛(48)△2四歩(23)▲4四歩(45)△2五歩(24)
*桂得して後手が有利になる。
▲4三歩成(44)△同 飛(42)▲同 飛成(47)△同 銀(54)▲1一角成(88)△4九飛打
*振り飛車良し。
変化:29手
▲2八飛(48)△1二香(11)
*後手に不満はない。
変化:27手
▲4五歩(46)△同 歩(44)▲3三角成(88)△同 桂(21)▲8八角打△4三飛(42)
*振り飛車十分。また▲3三角成で▲4五同桂や▲4五同銀もさばきあいになりいずれも王の堅さに勝る振り飛車が優勢になる。
変化:27手
▲1六歩(17)△1二香(11)▲2五桂(37)△2四角(33)▲4五歩(46)△同 銀(54)
▲同 銀(56)△同 歩(44)▲3三銀打 △同 桂(21)▲同 桂成(25)△4一飛(42)
▲3二成桂(33)△4三飛(41)▲5五桂打△4四飛(43)▲6三桂成(55)△同 金(52)
*同金と応じて飛車を取らせて先手を取るのが振り飛車らしい指し方だ。
▲4四角(88)△4六角(24)
*駒割りこそ飛車銀交換で後手やや損だが豊富な持ち駒に加え、玉も堅く、次に△1九角成を見て振り飛車ペースだ。
30 :
名無し名人:03/03/10 14:09 ID:kHu2BzWm
変化:39手
▲2三成桂(33)
*ソッポに行く感じで感心しない。
△4六角(24)
変化:35手
▲1一角成(88)△4六歩(45)▲2一馬(11)△4七銀打
変化:30手
△2二角(33)▲4五歩(46)△同 歩(44)▲2二角成(88)△同 飛(42)▲8八角打
△4二飛(22)▲1一角成(88)△2四歩(23)
*これも1二香型が生きていて後手指せそうだ。
▲3三桂成(25)△同 桂(21)▲同 馬(11)△3七角打
変化:39手
▲2一馬(11)△2五歩(24)
*次の3七角を見て振り飛車良し。
変化:35手
▲4五銀(56)△同 銀(54)▲同 飛(48)△4四歩打
変化:28手
△6四歩(63)
*ここでの△6四歩は疑問手となる。
▲2五桂(37)△2二角(33)▲4五歩(46)△2四歩(23)▲4四歩(45)△2五歩(24)▲4五銀(56)△同 銀(54)▲同 飛(48)
△5四銀打 ▲2五飛(45)△4四角(22)▲2一飛成(25)△8八角成(44)▲同 銀(79)△4九飛成(42)▲9五歩(96)△同 歩(94)
▲9三歩打 △同 香(91)▲9四歩打 △同 香(93)▲8六桂打
変化:30手
△2四角(33)▲4五歩(46)
*後手困る。