手順前の王手は▲9六飛だったのだから、9六の地点は空いているはずで、
千日手を成立させる▲8六飛ではなく、9六から打つと、
もう捨て合いできる桂馬はなく、△7六歩しかない。
しかしこれを同飛(中略)したがってこの△7六歩は打ち歩詰め、
本手順ではそれゆえ歩の代わりに桂合いで収束に入るところ、
その桂馬すら捨て合いに使ってしまっているので、
他の駒を合い駒にするか玉が逃げて早詰め手順へ。
残念ながら以上検討の結果、△8六桂は無駄合い、例え打っても内藤先生は詰みを逃れられない、
それどころかおそらく早詰みになると判明しました。そして、この詰将棋は8103手詰めに延長されました。