月　下　の　棋　士　　　　　　

村木の奥さんは、清水市代に似ていると思うんだが･･･

どういう所が似ていると思ってるんですか？なんか気になる。

7巻か8巻辺りで、確か大原が死んだ後だったと思うが、
滝川が、行き着けの旅館の離れに篭ってしまったエピソードがあって、
旅館の社長が「滝川さんも、奨励会の頃はもう少し陽気に振舞っていたように思うが」
なんて言っていたんだが…

「陽気な滝川幸次」ってのも怖いな。
いや、氷室と秋葉原で指した時のあれも陽気な滝川か。

１〜２巻は新鮮で面白かった。
３〜７、８巻くらいまではまあまあだった。

>>147
ワシもそれ想像してﾜﾛﾀｗ

・・・・・だめだ・・・・・ない!!　やはり「３三銀」は、ない・・・・・!!
・・・・・とすると「３一銀」・・・・・いや、「３一銀」は、ない!!
・・・・・ありえない!!　・・・・・とすると・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・・・とすると・・・・・
　や、やはり　氷室君の発言は
　　　・・・・・単なる　　戯言・・・・・!!

「この”と金”の動きがミソなんだよ!!」

「・・・・・・」
・・・・・と金の動きが・・・・・　　・・・・・ミソ!?


チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　チッ　

「・・・・・鈴本君!!　わかってるかな!?　きみの持ち時間は、あと５分!!」


あるんだ!!　やはり、ひとつ勝ち筋が、あるんだ!!
こ、幸田の奴・・・・・時間を気にし出した・・・・・しかも、
初めて私に向かって話しかけた!!・・・・・おかしい・・・・・
見つけたのか!?　見つけたんだ!!　・・・・・幸田は、見つけたんだな・・・・・!!
くそ〜っ、　「３三銀」からか!?　　「３一銀」からか!?
それとも・・・・・どこだ!?　　どこにあるんだ!?

ﾎﾟﾀﾝ　　　　　ﾎﾟﾀﾝ

「鈴本君よ・・・・・自分の力を信じてみなよ!!」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　第２集　「必至」　−完ー

第2集「必至」で印象的な場面といえば、やはり幸田真澄の
「華麗なる･････華麗なる･････７二飛！！」かな？
　本物の郷田真隆が言ってそうで笑えﾀ。

それはそうと、明日は棋聖戦第２局だな。ｷｭｳｲ王将は現在最強の挑戦者だが、
今時パソコンも持たず、将棋は対話だ！と言い張る郷田棋聖は、将棋の王道を歩んでいるとｵﾓﾜﾚ。
「華麗なる･････華麗なる･････神の手」を指してれば棋聖位は防衛できるはず。^^）
くれぐれも墓穴を掘らぬようお願いｼﾏｽ。

私は、なぜ　今、ここにいる・・・・・!?
奨励会三段・鈴本永吉が、なぜ、ここにいる・・・・・!?
ここは、特別対局室　・・・・・ならば、私の席はあそこだ!!
あの長机の向こうに座り、記録紙を前に時計の針とにらめっこ・・・・・
それが、私の姿ではなかったか!?

この榧（かや）天地六寸の将棋盤は何だ・・・・・!?　桑（くわ）４本の駒台は何だ・・・・・!?
こんな豪華な将棋盤と駒台を前に、私に、どんな将棋をしろというのか・・・・・!?

・・・・・・永吉さん!!

　永吉さん　！！

いつものように・・・・・

いつものように　　・・・・・自分の将棋を・・・・・

自分の将棋を・・・・・氷室と・・・・・氷室将介と・・・・・

自分の将棋を・・・・・！！


「鈴本よ、何、一人でぶつぶつ言ってんだ・・・・・早ぇとこ始めちまおうぜ！」

違う!!

これが・・・・・これが、あの氷室将介の将棋か・・・・・!?
駒の動きに、殺気が感じられない・・・・・!!

「氷室君！！」

「なんだよ!?」

「あなたは、本当に氷室将介なのですか!?　　無敗を誇る、あの氷室将介なのですか!?」



「氷室君は、投了などしない！！　　断じてしない！！」
「持ち時間を利用して、この場を離れるだけです！！」

「氷室は、来ず・・・・・か・・・　７年前と一緒だな・・・・・」

「まだ・・・・・一分・・・・・!!」

「そのセリフも・・・・・７年前と・・・・・」


　ウ　オ　オ　オ　オ　オ　ォ　ォ　ォ　ォ　〜〜〜

「鈴本ーーーーっ！！　まだいるか、　鈴本〜〜〜〜っ！！」

ガ　〜　ッ　　　　　　　パシ〜ン　　　　　ｶﾁｬ　



「鈴本・・・・・!!　てめぇの子供が産まれるぞ!!　　出産祝いだ〜〜〜!!
　　　　　　　　　将棋の神様ってぇのを、見せてやる・・・！！」　

「鈴本君は、１一角成・・・・・か！　こりゃ、６四香狙いですね・・・・・！」
「無駄だな!!　氷室は、次の手で２九馬を指すだろうよ!!」
　・・・・・そのあと、４七馬と引いて歩を取る!!　　歩があれば、"６四香"など怖くねぇ・・・・・!!

　　　パシン　　　やはり、２九馬か・・・・・!!
　　　　　　　　　　"４七馬"は、引かせない・・・・・!!　　　　ﾊﾟﾁｯ

「ほ〜っ、５八銀!!　　刈田先生!!鈴本君も、やってくれますね　・・・・・さて、氷室は、どう指すか・・・・!?」
「攻めて攻めて、攻めまくりますかねぇ・・・・・!!」

「　ン　!?」　　　


　あの坊主・・・・・＿＿＿＿＿＿＿２二飛！！　　　いきなり守りに入りやがった＿＿＿＿＿！！

「刈田先生・・・・・どうかしましたか・・・・・!?」

「・・・・・　今、氷室が指した２二飛だよ、　ありゃ、怖ぇ・・・!!」

「何が怖いんです!?」

「・・・・・ありゃあ、とてもじゃねぇが、尋常な人間にゃ　指せねぇ一手だ!!」
　　　　　　　　　ひょっとして、氷室の奴・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　神の力でも借りたのかもしれんのぅ・・・・・」

「こりゃ、将棋じゃねぇよ・・・・・　単なる駒の取り合いっコだ!!　
　　　　　　　　　　　　　あいつら、何手までやりゃあ気が済むのかね!?」

「おいっ!!　ちょ、ちょっと　待てぇ!!　きさま!!　今、なんと言ったぁ!?
　何手までやりゃあ、気が済む・・・・・とか言ったなぁ!?
　　　　　何手までやりゃあ、気が済む・・・・・・・と!!」

「将棋指しはだ、一手一手に・・・　　命を削ってる!!
　　　　何手までやろうが、きさまの知ったこっちゃねーだろーが！！」　　　　　　「は、はい」

「出てけ〜〜〜〜〜っ！！」　　　　ド　ン　！！
「きさまのような下品な奴は、ここには要らん！！　　　出てけ〜〜〜っ！！」

パシ〜ン

「・・・・・鈴本よ、　ここまでやっても、なかなか現われねぇなぁ・・・・・将棋の神様はよぉ！」

ﾊﾟﾁ

パシ〜ン　　　「聞いてﾝのかよ・・・・・鈴本!!」

ﾊﾟﾁ　　　　　　　「氷室君!!」　　　　「もう、とっくに　現れましたよ・・・・・!!」

「どこにだ！？」　　　　　　パシ〜ン


「・・・あなたが・・・・・　　２二飛を指したから　　・・・・・私には　よぉく見えますよ
　・・・・・このまま　ず〜〜っと見続けていたい・・・・・！！」

ガ　ッ　　　　　　おえっ！！　　　　　　　　　　わ、わしには・・・・・できん！！

誰か、あの二人を止めてやってくれ・・・・・・!!　
　　・・・・・このままだと　　　　・・・・・・どちらかが　息絶えるまで・・・・・・・指し続ける！！

「あいつらに引き分けを認めさせ、再対局を促せというんだな!?　この大原に・・・」
「この大任を果たせるのは、　大原先生以外・・・・・!!」
「大任か、どうか　わからんが・・・・・　　わ〜た!!　どうにかしよう!!　　　靴脱がせ！」

！！
「お〜〜〜〜〜〜っ！！」
「どうしました!?　刈田先生・・・・・」

「ひ、氷室の奴〜〜〜っ!!
　わかって　指したのか・・・・・!?　お、おい!!　氷室・・・・・!!」

「・・・・・鈴本、８五と引・・・・・だ!!」

「・・・・・・」

「鈴本!!おまえが正気なら・・・・・　あと５手で、決着がつく!!」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第３集　力将棋　−完ー

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

保全

第４集　　不成

・・・ここはどこだ！？　・・・・・暗い部屋だ・・・・・！！　・・・・・この掛け軸・・・・・！！
そうか、ここは対局室だ　・・・・・特別対局室！！
人は、いないのか・・・・・！？　・・・・・誰も、いないのか！？

月・・・・・・・・・・　　満月・・・・・・！！

人が、いる・・・・・・！！

・・・・・・誰だ！？　この男は、誰だ！？

・・・・・・・！！

「　う　わ　っ　！！」　　　　　　　　　「鈴本！！」

「・・・・・・か・・・　刈田先生!?」
「ここは、救急車の中だ・・・・!!おまえは８六金を指して、そのまま倒れた!!」
「氷室君が・・・・・・投了・・・・・・!?」
「そうだ、奴は投了した!!　おまえの勝ちだ!!」

ピーポ　パーポ　　　ピーポ　パーポ

「鈴本・・・・・どうだ!?　　　　もう一局、指す力は残ってねぇか・・・・・!?」
「わかっております!!」
「よぉし、この意気だ　・・・・・どうせ昇段するんなら、自力で昇段じゃい!!」

「鈴本、メガネだ・・・・・」　「がんばれ！！」


ブ　ル　ル　ル　ル　〜　〜　〜

「刈田升三、たっての頼みじゃい！！　将棋会館に戻ってくれぃ！！」

このスレの最初のほうで「将棋の盤面が無茶苦茶だ」って言われてたけど、
名局をそのまま載せてたのもあるよね。

滝川ｖｓ大原　最初の名人戦
「角を逃げずに７三銀」＝谷川ｖｓ中原最初の名人戦（谷川の名人位奪取）

村木ｖｓ御神　最後の対局
「二手目９四歩」＝木村ｖｓ阪田昭和１２年の対局

大原ｖｓ滝川
「捨て身の５七銀」＝中原の幻の名手５七銀

王竜戦　刈田ｖｓ氷室
「刈田の７手目４八玉」＝升田ｖｓ大山の名人戦　升田式石田流採用

後はよく解らないけど。

玉をほとんど動かさない
シャンチー出身の棋士

シャンチー???

>>168
中国将棋だよ。
所司６段が昔からはまってるやつ。

ピーポ　　　パーポ　　　ピーポ

「どうした!?」　　　　　「す、鈴本が・・・・・・　　戻ってきました！！」


「どけ！！　どけ！！　どけぇい！！」　　「道を開けろ〜〜〜〜っ！！」　
「・・・・・鈴本よ、最終局も、また特別対局室だぞ!!　　思い存分・・・・・指したれ!!」

「鈴本ぉ・・・・!!」　　「鈴本ぉ！！」　　「すずもと！！」

すぅずもと　　すずもと　　すぅずもと　　　すずもと　　すずもと　　　すぅずもと　　　すぅずもと

　　すずもと　　すぅずもと　　すぅずもと　　すずもと　　すぅずもと　　すずもと　　すぅずもと

　すぅずもと　　すずもと　　すぅずもと　　すぅずもと　すぅずもと　　すずもと　　すぅずもと　　すずもと


「どうした！？」　「早ぅ入れ！！」


　
「・・・・・怖い!!」　　「将棋盤を見るのも・・・・・怖い!!」

「さぁて、何から指すか・・・・・」　「幸田君よ。」

「・・・・・まさか　ぼくに対して、一手ムダにするような端の歩・・・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１六歩は・・・・・ないよね!?」

「さぁな・・・・・」


ばか・・・・か！？　やはり・・・・・　端の歩・・・・・
・・・・・！！
左へ、ひとつ寄った・・・・・!?
定跡通り　飛車先の２六歩・・・・・か!!


　　！！　　　　　　　　　ガ　ッ



　
「どうした!?」「たまにゃあ、左の端を突きたくなってな！」

「さぁ、幸田よ　　楽しくやろうぜ！！」

「はしゃぐな　・・・・・氷室！！」

>>166
月下の棋士での名場面はいろいろある。例えば、
　氷室vs村森*****第二集P20　５五角打の局面
　鈴本vs幸田*****第二集P194〜P195　見開きの局面
　氷室vs幸田*****第四集P57　７五香打の局面　　　　　etc

川口俊彦六段の知恵袋を借りてるか、何かの棋譜を資料にしているとｵﾓﾜﾚ。
ただ残念な事に、局面全体を描いて無かったり、駒台の駒が切れてたりして
その局面を考えて楽しむことができない､､､（途中の進行も描かれてないのでﾈ）

もともと将棋の面白さを描こうとしてないので、カイジと比べると酷かな〜
まあ、逆に考えると将棋の内容を土返しにして、ｽﾄｰﾘｰだけでここまで読ませる所に才能を感じるｗ）

月下の棋士に出てくるやまうちかずまってやっぱあの東大の山内君がモデル
なんですか？
なんか嫌なキャラですけど、本人の性格もあんなもんなんでしょうか

>>173
それって、何巻ですかﾈ？
まあ、東大の山内君って人を知らないので、なんとも答えようが無いんですが･･･

連載時期から考えて
違うと思われ

関崎君がなんかしぶとくていいね。
こういうヤツって結局強そうだ。

関崎勉＝先崎学、
先ﾁｬﾝはキャラ負けしてないよﾅ。本物の方が十分なまいきだったとｵﾓﾜﾚ。
結婚してから、丸くなったのがﾁｮｯﾄ残念だが･･･

関崎が佐伯に勝つのは如何なものか。

鈴本vs幸田の対局は実戦譜からそのまま使ったっていうのは聞いた事がある。
でも、誰の対局かは忘れてしもうた。

先ﾁｬﾝがモテ光君に勝つのはマズイですかﾈ？、やっぱり･･･プｯ）

>>178
トラ、タニー戦

「かはっ！！　攻めてくる！！　攻めてくる！！」　
「オレの王様も、いつの間にか端っこに行っちまったぜ！！　　ところでだ・・・・・」
「・・・・・幸田君、９８の次はなんだっけ？」

「・・・・・９９・・・・」

「そう・・・・・９９！！」
「今、指したきみの手が９８手目・・・・・!!　て、いうことは・・・」　　　　　　キュッ

「今度、指す　オレの手が・・・・・９９手目・・・・・　約束の９９手目だ！！」
「いいか、」　
「指すぞ！！」

・・・・・香車！！

・・・・・氷室、きさまの次手は、７二桂成・・・・・
そして、１００手目オレが７一金と受け切ったところで、無念の"投了"だろうが!!
・・・・・それが、香車だと!?
いったい、どこだ!?
どこに打つつもりだ・・・・・!?

　　　　　バ　シ　ッ






「指した！！　指した！！　　さあ、帰るか！！」

「・・・・・７五香!!」


「か、帰る!?　まだ対局は終わっとらん!!」

７五香・・・・・

氷室・・・・・・
見事な指し手だよ
・・・・・気がつかなかった・・・・・

ここに、
勝ちの一手が
あったとは・・・・・

・・・・・氷室、確かにオレは、今回おまえの将棋に負けた!!
"将棋"には負けたが、勝敗は、まだオレの手の中にある
オレが、あと一手指しさえすれば立ち去ったおまえは、そのまま時間切れで負けるんだぞ!!








チッ　チッ　チッ　　　　　「残り５分です。」

「よっこらしょ・・・・・!!」　　　　　　　ガタッ


「月が　オレンジ色に　光っているわ・・・・・・
　　　　　　　　　　　　　そうか、今夜は・・・・・・満月!!」

「・・・・・そういえば、誰かが言ってたなぁ　・・・・・棋士には、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　月下の径がよく似合う、と・・・・・」
「・・・・・どうだ、幸田・・・・・　この月下の径を、棋士らしく・・・・・」
「・・・・・棋士らしくだ、歩いてみる気はせんか・・・・・!?」



「！！」




「どうした!?」








・・・・・割れている！！

>>180
サンクス。
ちょっくら探してくる。

>>94 虎丸竹千代→田中寅彦
虎丸は野本虎次という線はありませんか？
顔、目、ひげの雰囲気から。。。

遅レス、スマソ

遅レスありがとう。
これは、「別冊宝島」か何かに載っていた表を
一部私見を加えて加工したものです。
田中寅彦はカッコ書きになってたから、微妙なのかも。

それと、氷室のモデルが田村だというのは、
新聞の観戦記の中で誰かが言及していたから、
本当かどうかはともかく、説としては存在するよ。

なんにしても、盤面のミス多くなかった？
盤上と駒台あわせて、金が５枚あるとかあった気がする。
雑誌の連載だけかな？コミックスでは修正されてるのかなぁ。

それと、最後の滝川VS氷室の１戦の内容が
木村vs阪田の南禅寺の棋譜そのままというのも、どうだろう？
しかも落ちのつけ方が、「氷室の錯覚でした」というのも・・・・
途中読みながら、「南禅寺のまま進んだらオチのつけようがないよなぁ」と
不安に思いながら連載を読んでいたのですが、案の定でした。

>>187　見つかったら棋譜貼ってﾁｮ。

駒を全部裏返しにしたがる、元麻雀最強位のＡ級棋士

誰それ？

http://216.239.33.100/search?q=cache:Mv_kZsTQxGcC:www7.freeweb.ne.jp/art/conniean/gekkanokisi3.htm
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↑によると土居学のモデルは一般人らしい。