ちゃねらー青野先生が登場するまでがんばるスレ

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422名無し名人
>>270
「実戦心理」 青野照市著
P191より

 さて、後日インターネットの話をしていたら、なんでも自由に書き込める
巨大なサイトがあることを、仲間から教えてもらった。
「将棋についても、あることないこと、好き勝手に書いてありますよ」
 そう言われてサイトを開き、社会全般に亘るジャンルの中から「囲碁・将棋」を
拾ってみると、ここだけで50くらいの項目がある。
 その中から、私に関係のありそうな「今期の順位戦の行方を占う」「今期
A級順位戦」を見てみると、あるわあるわ。降級候補の予想などはいいとしても
(当然私が本命だった)
「青野なんて、A級にいるだけで信じられない」
「僕、B1も信じられなかった。順調ならC1まで落ちているはずなのに」
とある。思わず苦笑してしまった。
 我々棋士は、勝負で生きているのだから、強い弱いに関しては、どんなことを
言われても書かれても、それは宿命である。それで怒るのはプロではない。
 むしろ、弱いと書かれなくなることのほうが、淋しいと私自身は思っている。
話題になるうちが、棋士は花であるからだ。
 とは言え、悪口ばかりではない。
「A級も青野、加藤がいなくなると淋しくなるなあ」
とあるのには、感激させられた。