羽生善治の奇妙な冒険

このエントリーをはてなブックマークに追加
526ファントム名人位第十五話後半:02/07/14 13:51 ID:Cwv0OvVA
羽生善治「こ・・・こいつは!?」
「“チャンス”ニハ・・・“オマエガ向カウベキ2ツノ道”ガアル」
「1ツハ、“永世名人トナル者”ヘノ道」
「モウ1ツハ!!!!」
羽生善治「!!」
「サモナクバ、“タダノ名人ニナル者”ノ道カ“プロ四段ニナレズニオチブレル”」
「サァ、私ヲ倒セ。」
 謎の人間が羽生に襲い掛かる・・・!!
羽生善治「ひぃ!」
「ウ、ウワァァァァァァァァァァッァッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!」
 羽生の中で何かが切れた。そして、羽生の身体より、スタンドが現れた。
そのスタンドは時を止めた。そして、
羽生のスタンド「無駄ッ」
「無駄ッ無駄ッ無駄ッ無駄ッ無駄ッ無駄ッ無駄ッ無駄ッ無駄ッ無駄ッ無駄ッ無駄ッ」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
謎の人間を血祭りに挙げていた。
「フフフ、ソレデ良イゾ!!クックックックックッグバァッッッッ!!!!!!」
羽生善治「お、俺は羽生善治だ!!名人に、永世名人になってやるッ!そして、支配してやる世界を!!」
「こ、これがスタンドか・・・、世界を作ってやりたい、だから、このスタンドはハブ・ザ・世界と名付けよう。」
 羽生がスタンド能力を身につけた様子を遠めに眺めていた男が居た。大山康晴十五世名人である。
527ファントム名人位作者:02/07/14 13:54 ID:Cwv0OvVA
はっ!またタイトルを付け忘れていた。第十五話のタイトルは
「ハブ・ザ・世界の誕生」
です。なお、続きは今夜に・・・。
528名無し名人:02/07/14 14:01 ID:CddS/R7U
(・∀・)!!
529名無し名人:02/07/14 18:39 ID:.dpmM.c.
新作イイ!
>>524
タニ―テキサスさん嬉しいの分かるけど、色んなとこにこのAA貼りまくってて
ちょっと鬱陶しい。
530たにー・テキサス ◆tanyteXs:02/07/14 19:55 ID:pyBoA7sc
作者殿、いつも新作ウプのお知らせありがd。
今夜が楽しみだ…


>>529
おお、それはスマソ。今度貼るのはタニーがまた勝ったときにしますw
ちなみにワシは「たにー・テキサス」で御座います( ´∀`) 以後よろしゅう。
531ファントム名人位第十六話:02/07/14 23:03 ID:6H9dgn0Y
「“始末しなくては”」
大山康晴十五世名人「ホッホッ。谷川以来じゃなぁ。あ奴を始末したのは。」
「名人もしくは永世名人か、四段になれずに落ち込むかを選別する」
「今は亡き木村十四世名人のスタンド・ブラック・キムラス」
「現在は本体亡き後、暴走してこの世に存在しつづける・・・。」
「よもやあの少年、タニーに続いてあやつを倒すとは」
「あやつめはこの将棋界に何を齎すのかな・・・。」
 ガバァァッッッ!!!
羽生善治「はぁはぁはぁ・・・・・・夢か。昔の・・・。」
「・・・そう、おれはあの時にあの男を倒したんだ。」
「おれの世界は保証されているも当然!!」
「・・・恐らくは我がハブ・ザ・世界の方が上であろうが、」
「タニーの光速の白銀は侮れない。」
「始末しなくては・・・。」
「だが、我がスタンドは目下の所、疲弊している・・・。」
「どのみち、おれが直接タニーと戦える身分になれぬ限り、」
「奴は何度でも這い上がり、羽生の芽を受けた棋士を当てても邪魔し切れなくなるであろう・・・。」
「このおれがじきじきに当たらなくては・・・。」
 一方、タニーは内藤より、羽生の力の秘密を明かされていた。
谷川浩司名人
「何だって?今迄、ぼくがやられるはずの無いと」
「思っていた奴にやられたのは、羽生が関与・・・?」
内藤國雄九段「間違いはあるまい。何よりも奴はお前と同じ運命を辿った。」
谷川浩司名人「そ、それは・・・?」
内藤國雄九段「これは、米長から聞いたことがあった話だが、」
「名人経験者は奨励会時代に必ずある人間と戦うのだ。それも正体不明のな・・・。」
谷川浩司名人「お、覚えているぞ!」
内藤國雄九段「羽生に秘められた力、それはヤツによって、開発された・・・」
「いや、開花というべきか。」
「奴は間違いなく、この将棋界、ひいては世界をも巻き込むであろう。」
谷川浩司名人「せ、世界をも・・・!!」
532ファントム名人位第十七話前半:02/07/14 23:50 ID:9bnZYbXc
「羽生、羽撃(はばた)く秋(とき)」
 将来、谷川を始末する為、羽生は所有(あらゆる)棋士達を血祭りに上げた。
羽生善治五段「無駄無駄無駄ッッッッ!!!!!」
 多くの棋士が血祭りに上げられた。そして、羽生は森下卓五段と対峙する。
森下卓五段「久し振りだなッ羽生ッ!!!今迄は貴様によって、日陰に居たが・・・」
羽生善治五段「・・・」
森下卓五段「!?ナ・・・ッッ!!」
 バタッッ!!
森下卓五段「き、貴様な、何を・・・!!」
羽生善治五段「世界を支配する運命にある、このおれに質問など無駄な事。」
「このおれに何度でも打ちのめされるが良い」
 ハブ・ザ・世界の力によって、倒れる森下。
そして、羽生の目前に名人に匹敵する力、竜王を持つ島朗と対峙するのであった。
 ついにこの秋(とき)が来た。世界を支配して見せよう。その第一歩、それは
島朗より竜王位を剥ぎ取る事、そして、竜王位を携えて
全日本でタニーを直接、叩き落してくれよう。

島朗竜王「・・・待っていたぞ、我が島研のメンバー、羽生善治六段」
羽生善治六段「フフフ、この大舞台で貴様との対決は初めてだ、島朗。」
島朗竜王「才気溢れる貴様を始末し、私は第一人者への道を歩もうぞ。」
「貴様はその実現にそうおうしい踏み台となるのだッッッッ!」
533ファントム名人位第十七話後半:02/07/14 23:54 ID:9bnZYbXc
 島のスタンドが飛び出す。そして、羽生のハブ・ザ・世界も飛び出す。
棋界を見る漢(おとこ)と世界を見る漢が激突する。
島朗竜王「行け、我がスタンドアルマジロ・シマ・デ・(以下省略)」
羽生善治六段「ほざけッ!!」
 バァァァッッッッッッッッッンンンンン!!!!!!
島朗竜王「な・・・。」
 瞬く間にぼろぼろにされる島。
羽生善治六段「貴様は、どうやって倒されたかを知る事は無い。」
「それが、我がスタンドハブ・ザ・世界の実力。」
 虫の息の島より竜王を剥ぎ取る羽生。
羽生善治竜王「フフフフフッッッッッッ」
「首を洗うが良い、タニー、貴様をじきじきに叩き潰してくれよう。」
「俺によって、挫折するが良いッ!喚くが良いッ!泣くが良いッ!!!」
「苛め続けられるが良いッ!!!!」
「そして、俺は世界を手にしようぞっっ!!!!」
 その日、羽生は世界をこの眼に見ていた。
棋界は混沌への躍動を始めるのであった・・・。
 谷川と羽生の幾年にも及ぶ因縁は益々本格化して行く・・・。
534ファントム名人位第十八話:02/07/15 00:15 ID:2qWlIGx.
「“それが光速の寄せだ”」
 もう、年が暮れようとしている・・・。ぼくが内藤さんの指導の下に
光速の寄せを修行してから、ぼくはその力をもってして、森王位から王位を奪い返した。
そして、修行がぼくの力を高めて行く。・・・きたる羽生との対決の為に。
棋界の秩序を守る為に。世界の秩序を守る為に。
内藤國雄九段「良いか、タニー。羽生の芽に拠る加護を得た棋士は」
「所有(あらゆる)意味で通常の棋士を越す。同じ事をしようとしたって、どだい無理なのだ。」
「だったら、それに代わる物を用いなければならぬ。それが、光速の寄せなのだ!教えた呼吸法を忘れるなよッ!」
谷川浩司名人・王位「はいッ!」
 数日が経過した・・・。日光にある滝で修行をするタニーの下に、怪しい人影が。
二上達也九段「羽生様は云ったよ、此の世の帝王になる為に、」
「タニーが最大の邪魔となると。弟子の為なら、ワシャァァァッッッッ!!!」
内藤國雄九段「タニー、奴は羽生の芽によって、嘗ての誇りを失っている。手段も選ばぬぞ」
谷川浩司名人・王位「・・・貴方はもう、操られているのですか・・・。」
 二上九段に語りかけるタニー。そして、光速の白銀がナメック星人のごとく、
腕を伸ばし、二上九段のガミガミ剣士を襲う。
二上達也九段「!!ウ、腕が伸びたよ!」
 ガミガミ剣士の反撃が間に合わず、光速の白金の光速の寄せを喰らってしまう。
「ホ、ホゲェェェッッッッ!!!」
内藤國雄九段「そうだ、それでいいぞタニー。」
谷川浩司名人・王位「ハイッ!!!」
535名無し名人:02/07/15 00:20 ID:WL2JJKyg
豪華メンバーですね。島さんも出てきたってことは島研は絡みますか?
536ファントム名人位第十九話:02/07/15 00:38 ID:2qWlIGx.
「ファントム名人位@」
 全日本プロトーナメントでタニーと羽生が激突するッッッッッ!!!!
谷川浩司名人「羽生ッッ!!」
羽生善治竜王「秋(とき)は来た・・・。タニーよ、貴様の暗黒時代はこの日より始まるのだ!」
 タニーの兄弟子、森安がこの場を見ていた。
森安秀光八段「・・・両雄が激突する・・・。」
「おれはこの瞬間に対する覚悟はして来た。」
「奴は、混沌そのもの・・・、環境で作られたのではない、引き出された物!!」
「あ奴は既に暴帝と云える貫禄・・・圧倒的な混沌の大気よ・・・!」
羽生善治竜王「俺は将棋界の頂点人立つ漢(おとこ)。貴様如きには負ける物かッッ!!」
谷川浩司名人「名人の一人として、この谷川浩司は貴様になんかには決して負けない。」
「決して、最後迄諦めないし、負けない!!!!!!」
「行くぞォッッ!!!光速の白金に伝われ、我が鼓動!!!!!!!!!!!!!!」
「光速の寄せ・オーヴァードライブ・オラオララッシュッッッッ!!!!!!」
「オラオラオラオラオラ・・・」
内藤國雄九段「ハッ、やめろタニー!!!」
羽生善治竜王「もう遅いわッッ!!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!!」
谷川浩司名人「!!な、何!」
羽生善治竜王「この羽生善治にそのようなものは効かぬわぁ!!」
 羽生のカウンターが炸裂しかけたが・・・、攻撃はタニーが辛うじて受け止めていた。
谷川浩司名人「羽生ッ!何が何でもぼくが君の野望を阻止する!!」
羽生善治竜王「おのれタニー、このハブ・ザ・世界の拳を受け止めるとはッ!」
537ファントム名人位作者:02/07/15 00:49 ID:2qWlIGx.
>535
 島研の皆さんは勿論、絡みますよ。そろそろ森内とか、佐藤とか出てくるかも。
>530
 どうも、わざわざAAを貼り付けて盛り上げてくださって有難う御座います。

 訂正です。第十七話にあったセリフ
>貴様はその実現にそうおうしい踏み台・・・
は>貴様はその実現に相応しい踏み台
が正しいです。
 え〜、いよいよサブタイトルが「ファントム名人位」に入りました。
どう云う事かと云いますと、
第一部があと7〜8話で完結するのです。そしたら、第二部です。
 それにしても、ストーリーがジョジョから
どんどん離れていく・・・(苦笑)
 なお、タニーの1000勝は第五部からです。・・・長い話ですね。
 今夜は十九話迄で終わりとします。これから学校の宿題ですし。
多分、次の掲載も来週日曜となるのでしょう。ここん所、週間化していますので。
それではまた。
538たにー・テキサス ◆tanyteXs:02/07/15 01:04 ID:IY/WBHxo
>>534
>二上達也九段「!!ウ、腕が伸びたよ!」

ワラタw
539名無し名人:02/07/15 02:04 ID:q7F/G7II
作者さん乙です。宿題が出る学生なら私より年下かも。こんなに遅くまで大丈夫?宿題ガンバレ!来週も楽しみにしてるよー。(*^∀^*ノ)オヤスミー
540名無し名人:02/07/15 19:03 ID:t1uM8BK2
>>529
同意…
541名無し名人:02/07/15 19:08 ID:t1uM8BK2
>島朗竜王「才気溢れる貴様を始末し、私は第一人者への道を歩もうぞ。」
>「貴様はその実現にそうおうしい踏み台となるのだッッッッ!」

「ふさわしい」では…
542名無し名人:02/07/15 19:19 ID:ua1bBYz6
>>525
>趣味は缶蹴りだった。
チョトワロ太YO!!
543たにー・テキサス ◆tanyteXs:02/07/15 22:56 ID:XkYtxomQ
>>540
( ´∀`)スマソ
544まーけん:02/07/16 01:36 ID:jwEDDQpw
>>1
こんばんわ、記念にかきこしますた
545名無し名人:02/07/16 03:43 ID:8qnciEes
なに善治?
タニーが王将のタイトルを手放さない?
善治 それは 無理矢理奪おうとするからだよ
逆に考えるんだ「あげちゃってもいいさ」
と考えるんだ
546ファントム名人位第二十話前半:02/07/21 02:16 ID:3eWp2Zzg
「ファントム名人位A」
 対峙するタニーと羽生。
谷川浩司名人「は、羽生の手・・・!悪意が有る!大いなる悪意の意識が伝わって気が狂いそうだ!」
羽生善治竜王
「フン!その言葉、おれにとっては褒め言葉よ!だが、しかし!
「よくぞ、このおれの拳の動きを止めた!その成長を認めよう!」
内藤がタニーに云う。
内藤國雄九段
「良いかタニー、奴にはお前の光速の寄せは効かないんだ。」
「それを忘れたから、こうなったんだ気を付けろ!」
羽生善治竜王「フン、いくら内藤、貴様がタニーに助言した所で、形勢は変わらぬわ!」
谷川浩司名人「ならば、その形勢、変えて見せる!行くぞ!」
「ハァァァァァァッッッ!光速の白銀・角換わりラッシュ!」
羽生善治竜王「UREEYYYYYYY!」
「無駄無駄無駄無駄ッッッッッ!!!!」
 光速の白銀より繰り出される角換わりラッシュを難なく受け止めるハブ・ザ・世界。
内藤國雄九段「つ、強い!光速の寄せをタニーに体得させてもまだこれほどの差とは・・・!」
羽生善治竜王「だから、云ったろ?無駄無駄ッて。」
谷川浩司名人「無駄なんかじゃない!」
羽生善治竜王「ふん、お前の実力等底が見えたわッ!」
谷川浩司名人「何だと!」
羽生善治竜王「中原!米長!加藤!そして、大山!」
谷川浩司名人「!」
 羽生の周りに名だたる棋士達が現れた。彼らは皆羽生の芽に操られていた。
羽生善治竜王「フフフ・・・。最早、おれが直接手を下すまでも無い!」
「せいぜい、こいつらに敗れて悲鳴をあげ、おれを楽しませることだなッッ!」
547ファントム名人位第二十話後半:02/07/21 02:34 ID:3eWp2Zzg
 四人をタニーにぶつけた羽生はいずこかへと消えた。そして、残されたのは
タニーと四人の名だたる棋士・・・。
内藤國雄九段「あ、あいつら四人でタニーを襲う気か!名人位を奪う気か!」
 その時、森安が戦いに乱入した!
森安秀光八段「内藤!何をボケッとしている!タニーに加勢するぞ!」
内藤國雄九段「わ、判ってる!」
 3対4。戦いが始まった。
中原誠棋聖「グシャウルゥッルルル・・・返せ・・・その名人位は私の物・・・!」
 タニーの光速の白銀と中原の突撃皇帝が激突する。だが、タニーは羽生との戦いの後
であり、押され気味だ。このままでは・・・。
 そして、内藤、森安が他の三人を引き受ける・・・!
だが、相手は格上・・・苦戦は必至!しかも、その数は増えていた。
高橋、塚田、島、森内、青野・・・(以下省略)、そうした棋士迄もが
羽生の芽によって操られ、加勢していた。
羽生はどうやらこのままタニーの息の根を止めるつもりだ・・・!
 その時、タニーの陣営に加勢する漢(おとこ)が現れた!
漢「中原ァァァッッッッッ!、その棋聖位をよこせ!」
 巨大手裏剣を投げつけ、米長と加藤が串刺しにされた!そして、
その漢は自らの指を噛み、血を地にしたたらせると地上から
その漢のスタンドらしき船の形をした者が現れた!
そして、そのスタンドは棋士達を蹴散らしていく!
内藤國雄九段「お、お前は・・・!」
548名無し名人:02/07/21 03:11 ID:V/QRtWiw
何者だ!?
549名無し名人:02/07/21 10:14 ID:Z75J6u2E
>>548
屋敷に一票
550ファントム名人位第二十一話前半:02/07/22 00:17 ID:UVswHL3Y
ファントム名人位B
 その漢は、更に巨大なガマガエルを召喚した。そして、ガマガエルが
羽生の芽によって操られた棋士、及びそのスタンドを蹴散らして行く・・・。
形勢は逆転し、タニー達は窮地を脱すと思われたが・・・。
中原誠棋聖「クク、どうしたタニー?疲れているのかぁ、ええぇぇ?」
 グシュッ!
 突撃皇帝の弾丸が光速の白銀に突き刺さる。羽生、
そして中原との連戦で傷が癒えないタニー・・・。
中原が谷川より名人を剥ぎ取ろうとしたその矢先、
漢「中原ァァァッッッッ!棋聖位をよこせぇっっ!」
中原誠棋聖「アアッ?貴様は若造のくせしておれから棋聖位を奪おうとした・・・」
 ザクッ!! 巨大手裏剣が中原を刺した。
漢「いい様だなぁ、中原。お前の突撃皇帝が泣いているぜ。」
「今度こそは、この屋敷伸之に棋聖位を明渡す事だな!」
「やい!谷川浩司、この俺様が加勢すんだから、羽生なんかには負けぇんじゃねぇぞ!」
谷川浩司名人「や、屋敷君・・・。」
屋敷伸之五段「お前は羽生を追うんだろ!俺が協力してやるんだから、さっさと中原を潰そうぜ!」
森安秀光九段「タニー!大事なのは中原を倒す事じゃなく、」
「羽生を倒す事だ!その事だけを考えろ!」
中原誠棋聖「貴様等、だべってんんじゃナッッッッイイッッッ!!!」
551ファントム名人位第二十一話後半:02/07/22 00:18 ID:UVswHL3Y
 ダァァーーンンッッッッ!!
 突撃皇帝より激しい銃声が響く!その時!
谷川浩司名人「中原ぁぁぁぁッッッッ!!!!世界を、棋界を守る為、この名人位明渡して見せようぞッッッ!!!」
「ただし、お前をブチノメしてからだぁぁッッッッ!!」
「刻むぞ血液の鼓動!一秒間百発の飛車角打ち!!!!」
「光速の寄せ連打ダッダッダッ!!!!!!!!」
 突撃皇帝の銃弾を猛烈に浴びながらもタニーの光速の白銀が中原をブチノメし、それだけでなく、
「震えるぞハート!!燃え尽きるほどヒート!!オオオオッッッッ刻むぞ、血液のビート!!」
「巨大手裏剣に伝われ、我が光速の寄せ、行くぞォォォッッッッ!!!!」
「光速の寄せ・エルニーニョ(神の子)DE角換わり腰掛け銀!!!!!!!!!!!!!」
 ドーン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 ドバッドバッドバッドバッドバッドバッドバッドバッ
 名人位を明渡してしまったが、肉を切らせて骨を絶つ方法で
光速の白銀が中原の突撃皇帝を撃破した!そして、タニーは羽生を追う・・・。
552たにー・テキサス ◆tanyteXs:02/07/22 00:37 ID:m0a1Q756
(・∀・)イイ!
屋敷のファソになりそうぽ
553ファントム名人位第二十二話前半:02/07/22 00:44 ID:9yC5xV8Q
「ファントム名人位C」
 羽生を追いかけるタニー。
だが、其処(そこ)を遮る漢・その名は神武以来の天才・加藤一二三九段・・・。
加藤一二三九段「タニー、この俺が相手だ!」
谷川浩司王位「か、加藤さん!」
加藤一二三九段「この俺の剣を受けよ!!」
「行け!我がスタンド、神武(カムイ)一二三ファンネル!!」
 神武(カムイ)一二三ファンネルが光速の白銀に襲い掛かる!!
谷川浩司王位「クッ!ま、負ける物かッ!」
加藤一二三九段「その言葉、そのままお前に返そう!」
谷川浩司王位「何だと!」
加藤一二三九段「神武以来の天才として、負けられないのだ!」
「俺は、奴が大山の奴さえいなければ、俺が大名人だったんだ!」
「そして、貴様が俺から名人を奪い取った!!」
「貴様のせいで、俺は・・・!」
谷川浩司王位「な、何を云う!貴方はまだ狙えるんだ、大名人の地位を!それなのに何故、そんな事を云う!」
加藤一二三九段「問答無用!」
 全身を123本の剣で構成される神武(カムイ)一二三ファンネルが、
人型モードから強襲モードへ!123本の剣がタニーを襲う!
谷川浩司王位「こ、これが加藤さんの本気・・・!数年前戦った時以上だ・・・!」
 ザクザクザクザクザクザクザクザク
大量出血するタニー。
谷川浩司王位「ま、負けるものか!!」
「同じ名人として、この谷川浩司が羽生の羽生の芽よりお前を必ずや解放してやる!」
加藤一二三九段「ほざけ!」
 123本の剣が再びタニーを狙う!!!!!
谷川浩司王位「!!!」
・・・その時、タニーの周りの景色がおかしくなっていた・・・。
それは恰(あたか)も・・・タニー独自の世界と云えた・・・。
554ファントム名人位第二十二話中半:02/07/22 01:12 ID:9yC5xV8Q
谷川浩司王位「こ、これは・・・一体」
「止まっているのか・・・?時間が・・・。」
 そんなタニーに語りかける声がする。
それは、タニーが嘗て奨励会時代に倒したブラックキムラスの声・・・!
「宿命ノ棋士ヨ・・・。良クゾ、力ヲ引キ出シタ・・・」
「ダガ・・・、ソレハマダハヤスギタカ・・・。」
「オマエガ、今一時的ニダガ引キ出シタ力・・・ソレハ“世界”ト呼バレル物・・・」
「行使出来ルノハ、私ヲ倒シタ者ノミ・・・。ダガ、中原ヤ、大山ハ行使出来ナカッタ・・・。」
「シカシ、オマエノ棋界ト世界ヘノ想イガ、一時的ニ“世界”ヲ引キ出シタ・・・。」
「時ヲ止メ、ソノ分手ヲ読メル、ソレガ世界ノ力・・・。」
「ソレハ羽生デサエ、マダ引キ出シテイナイ。」
「イズレ、時ガ来ヨウ・・・。存分ニ行使出来ル時ガ・・・」
 ブラックキムラスが喋り終えると同時に時が動き出した・・・。
タニーは、ブラックキムラスとの会話で同時に
神武(カムイ)一二三ファンネルの剣の攻撃方向から身体を避けつつ、加藤の側に接近していたので、避ける事に成功した。
加藤一二三九段「!な、何故!」
谷川浩司王位「心配しないで下さい、僕が必ず貴方を羽生の芽から解放します!」
 加藤が手持ちの神武剣をタニーに振り下ろした瞬間、光速の白銀が剣を白羽取りし、
そして、タニーが自らの肉体より、光速の寄せを加藤に決めた!
谷川浩司王位「震えるぞ我が情熱、伝えようぞ、我が想い!」
「解放せよ!解放の光速の寄せ!オーヴァードライブ!!!!!!!」
 ドドドドドドドドドドドドドドオオオオオオッッッッッッッッ!!!!!
 タニーの光速の寄せを受け、加藤に埋め込まれていた羽生の芽が消滅していく・・・。
だが・・・、加藤もまた滅びを迎えようとしていた・・・。
555ファントム名人位第二十二話後半:02/07/22 01:30 ID:9yC5xV8Q
加藤一二三九段「この痛みは・・・そう、羽生の芽を喰らう前の痛み・・・」
「奇妙な安らぎを感じるぞ・・・。そうか、俺は元に戻れるのか・・・」
「そして、俺はまだ終わってはいないのだ・・・、大名人になる可能性はまだ残っているのだ・・・」
谷川浩司王位(でも、その前に僕を倒さないと無理・・・。)
加藤一二三九段「・・・確か、お前も奴と戦ったのだったな・・・。ブラックキムラスと・・・」
「そうか、さっきの俺の攻撃を回避したのは・・・“世界”の力か。」
「フフフ、お前には可能性があるって事だな・・・。」
「今日までの俺はこの場で死し、新たな道を進む俺が誕生する・・・。」
「・・・タニー!死す前に、我が神武剣をお前に託そうぞ!」
「そして、この剣に刻んであるこの言葉をお前に捧げよう!!」
「Lack!幸運を!そして、御前の未来へこれを持っていけ!」
 加藤が、神武剣に自らの指を当て、血を出す!
ズズズウッズズゥ・・・
「Plack!勇気を!」
「か・・・必ずや・・・羽生をたお・・・せ・・・。」
 羽生の芽よりの解放は被害者の一時的な仮死を招く・・・。加藤はこうして眠ったのであった・・・。
谷川浩司王位「こんな人を操る羽生め、絶対に許さない!」
 そんなタニーの下へ合流する屋敷伸之棋聖、内藤國雄九段、森安秀光九段。
その時、タニーの背後に屋敷によって始末された筈の米長が!
そして、ドロヌマヌコ・パープルヘイズがよだれを垂らして、タニーを襲おうとしていた!
屋敷伸之棋聖「タニー!危ない!!!!!!」
556たにー・テキサス ◆tanyteXs:02/07/22 01:32 ID:m0a1Q756
>>555
>そして、ドロヌマヌコ・パープルヘイズがよだれを垂らして、タニーを襲おうとしていた!

(;´Д`)ハァハァ
557ファントム名人位作者:02/07/22 01:51 ID:DtfqKpcg
 どうも、作者です。第二十二話えらく長くなってしまい、
すみませんでした。
今、終わり際を計算したのですが、あと二回の掲載で第一部完です。
予定通りに行けば、つまり、
来週の今頃(ただし、7/28は自宅不在なので多分7/27)の掲載で
二十三話、二十四話、更にその次の今頃の8/4辺りに完結するかもしれません。
 そしたら、第二部突入です。それでは、又。
558名無し名人:02/07/23 23:16 ID:YoAHIE9c
age
559ファントム名人位第二十三話前編:02/07/25 00:27 ID:mmYt4gLA
「ファントム名人位D」
 ドロヌマヌコ・パープルヘイズがタニーに襲い掛かる!
「ウガァァァァァァァァッッッッ!!!!」
 ドロヌマヌコ・パープルヘイズの細菌がタニーを襲う!タニーは光速の寄せを展開する暇も無く、病原菌に犯され、
そのままドロヌマヌコ・パープルヘイズの攻撃をもろに喰らってしまった!
谷川浩司王位「ウグッッ・・・」
 谷川が苦しみ、倒れるが、タニーは急いで応急処置をする。
米長邦雄九段「加藤の奴め!実力ほども無い!笑わせるなッ!」
「おい、そこの小僧・・・!貴様だ、貴様、さっきは良くも」
「巨大手裏剣で私を串刺しにしてくれたなッ!」
「・・・やってくれるではないか、貴様を血祭りに上げよう!」
屋敷伸之棋聖「望む所だッッてんだようッ!やってやろうじゃんか!」
 その時、内藤が屋敷をさえぎる。
内藤國雄九段「屋敷君、君は今ここで戦うべきではない。戦うべきなのはこの私。」
「米長、おまえの相手はこの私だ、タニーや屋敷君等、おまえと闘うまでも無い。」
「御前等は早く羽生の下へいけッ!行くぞ!我がスタンド・オユキ・ザ・ヴォイスの実力を知るがいいッ!」
米長邦雄九段「フン、随分と低く見られた物だなッ!」
 両者のスタンドが激突するっ!!!そして、
内藤國雄九段「いっくぞォッッッ我が、光速の寄せ、トルネーディー・・・・・・!!!!」
 その時、突如の爆発が起き、血しぶきが・・・舞い上がった・・・。内藤は何が起きたのか判らなかった・・・。
誰もが判らなかった・・・。だが、一つだけ判った。
 そうか、自分は負けたのだ・・・と。だが、それは米長も同じであった・・・。
谷川浩司王位「内藤さんッッッッッ!!!!!!!」
屋敷伸之棋聖「お、お前は・・・佐藤康光・・・!」
 谷川と屋敷、二人の目の前には不敵な笑みを抱いた佐藤康光がそびえたっていた・・・。
560たにー・テキサス ◆tanyteXs:02/07/25 00:32 ID:Mi8s9dnw
そびえたつモテ蜜にワラタw
561ファントム名人位第二十三話中編:02/07/25 01:14 ID:mmYt4gLA
第十二話「ファントム名人位A」
 そして、姿をくらました羽生も現れた・・・。
羽生善治竜王「貴様は佐藤・・・!」
佐藤康光五段「久し振りだな・・・羽生。お前の野望、私に乗っ取らせて貰う!」
羽生善治竜王「ほう・・・!良い度胸だなッ!」
佐藤康光五段「私も・・・お前やタニーの様に、戦ったのだ・・・。」
「ブラックキムラスとだァァァッァッッッッッ!」
 突如、佐藤を除く一同の周辺で大爆発が!!!
佐藤を除く一同「!!!!!!!」
羽生善治竜王「貴様・・・、そのスタンド、只者じゃないな・・・。今まで隠していたか!」
佐藤康光五段「御名答・・・。ようこそ、我がスタンドの世界へ。」
「苦しまずに詰ませてやろう・・・。」
 羽生と佐藤が激突を開始したその頃、爆発に巻き込まれたタニー達は屋敷のスタンドの一つ、
ガマガエルによって掘られた穴に忍び込み、そしてボート(船)によって、その穴を塞ぐ事で爆発を何とか凌いでいた・・・。
谷川浩司王位「ハァハァ・・・すまない、屋敷君。」
屋敷伸之棋聖「気にすんなッッて!」
「それより、内藤のおっさんと米長の野郎が死にそうだぜ!」
 内藤に近付くタニー。
谷川浩司王位「内藤さん・・・。」
内藤國雄九段「フッ・・・ま、まさか、思わぬ邪魔が入るとはな・・・。」
「よ、予言の時は、この事を指していたのだな・・・。」
谷川浩司王位「予言だってッッッ!?」
562名無し名人:02/07/25 01:16 ID:TtGY8MGA
スタンド同士で将棋をうってほしいな。
563ファントム名人位作者:02/07/25 01:17 ID:mmYt4gLA
>第十二話「ファントム名人位A」
 はっ!
かきまちがえてしもった。スマソ
564ファントム名人位作者:02/07/25 01:32 ID:mmYt4gLA
 内藤は、自分が若き頃にタニー、羽生の棋界出現を予言で知っていた事、そして、
羽生がその狂気を揮(ふる)い、世界を闇に閉ざす事を知っていたこと、
その運命を変える為に光速の寄せを体得し、タニーに伝える事で、内藤自身が運命を変え、死す事を打ち明けた・・・
内藤國雄九段「気にしないでくれ・・・タニー。これは私が自分からした事なのだ。」
「そして、今ここに私は・・・我が奥義、究極の奥義を授ける・・・。」
 内藤がタニーの手を握り締める。
「伝われ、我が大いなる力!坂田三吉より託された・・・大いなる力、光速の寄せ!」
「究極!!深淵銀河の光速!!」
 内藤より光速の寄せがタニーに伝わる!!そして、内藤の髪の毛が見る見るうちに真っ白になって行く・・・。
そして、羽生対佐藤戦の影響で防空壕が崩れてしまい、屋敷は辛うじて防空壕より離脱したが・・・
力尽きた内藤と側にいたタニー、そして、米長は生き埋めとなってしまった。
屋敷伸之棋聖「こ、こんな事残酷すぎる――――!!!」
 その頃、羽生と佐藤は―
羽生善治竜王「ほう、やるではないか・・・、そのスタンド・・・。」
佐藤康光五段「恐れ入ったか?我がキラーキウインの力。」
羽生善治竜王「だが、まだまだだな!」
佐藤康光五段「ほう・・・、それはどうかな?タニーやお前も米長や内藤の様に地獄へ送ってやる。」
 その時、屋敷が防空壕より離脱を完了した。その時、羽生と佐藤の立つ大地が揺れた!!
地面を突き破り、現れたのはタニー!!
谷川浩司王位「佐藤ォォォッッッッ!良くも内藤さんを!!!」
佐藤康光五段「フン、先ずはお前から地獄へ送ってやる!」
 羽生はそんな佐藤をほっとき、タニーと佐藤の対決を静観する。
谷川浩司王位「その野望!あくまで、羽生の野望を乗っ取るのか?所詮はその程度か!」
「棋神の寄せをみせてやる!」
565名無し名人:02/07/26 21:54 ID:/qMU6Vgg
sage
566名無し名人:02/07/26 22:09 ID:6nEBeuGE
age
567名無し名人:02/07/27 00:36 ID:y8/EJjwA
>羽生がその狂気を揮(ふる)い、世界を闇に閉ざす事を知っていたこと
羽生タンかなり悪役(;σ σ)
でもなんか似合う・・・(w
568名無し名人:02/07/27 16:21 ID:9g0x6M1M
         /|/|/|
         /| .//|
       /// / |
       ヽ─0─//
    ______ |´∀`||] ____ゴゴゴゴゴ
    \@ /ヽ ̄ ̄ /\@ /
    / ̄_| ̄| ̄ ̄|  ̄\
    |  _ュ ) |   /\__  |
     \_ノ _|___| (_/
        ヽ_|_/
      /⌒⌒ミ┴/
     _|_J_ミ  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      (´∀` )<やれやれだぜ
      ( ̄| | ̄)  \_____
      |___| |___|
      (_(_)
569名無し名人:02/07/27 21:34 ID:0g7.oPHU
てーか明らかに作者変わってるのに変わってないと言い張る現作者キモい
570キラーキュイン:02/07/27 21:45 ID:eS2zJdfY
>キラーキウイン
爆笑
571名無し名人:02/07/29 04:30 ID:1ukhts9o
  
572名無し名人:02/07/31 12:29 ID:t0qJQJxM
  
573名無し名人:02/08/02 20:40 ID:o2pfPlG2
i
574名無し名人:02/08/04 22:39 ID:qMiZ76rg
作者さん宿題まだおわってないのかな?
絵日記とか漢字ドリルぐらいなら手伝えるんだけどな(笑
大学生くらい?暑いけどがんばってねーつづきたのしみage
575ファントム名人位作者
タニー、王位戦で3連勝!!嬉しい!
最近、続編掲載してなくてすまぬ。宿題以外の用件がありまくって、
一週間近くネットひらいとらんかった。」
宿題はもう終わったす。続編は近い内に出すから待って下さい。