ビートルズで801 5スレ目

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952QU:2008/07/27(日) 18:19:08 ID:???0
ポールも悲しそうな目でジョージを見た。
(ね、わかったでしょ・・・?僕どうしていいのかわかんないんだ・・・)
目が合った瞬間、ジョージの頭にそんなポールの声が響いた。

帰ってきたばっかだけど、今から宿題><;
ごめす!!
953ミハイル:2008/07/27(日) 18:20:49 ID:???0
ジョージは明るい話題を振った。
「ところでさ、ポールはジョンの本読んだことあるの?」

わかた^^
954ミハイル:2008/07/27(日) 20:42:09 ID:???0
ポールは一瞬ジョージの言葉に驚いたが、小さく「ううん」と答えた。
ジョージは笑顔のままいった。「ジョンはさ、オカルトからミステリー、サスペンス、神話やはてはファンタジーなんでもかけるよ。
時々ラブロマンスものも書いたり、童話も書いたりするよ」
ジョージが得意げに言った。
「おいおい、恥ずかしいからあんまり言うなよ」ジョンが困った顔をした。
「だって、本当のことだからいいだろ」ジョージが膨れた。ポールは二人のやりとりを見て微笑んだ。
人間はこんなにいい人もいることがわかったからだ。
955ミハイル:2008/07/27(日) 20:44:03 ID:???0
きょうはハゲたんはこないん?
956ミハイル:2008/07/28(月) 14:28:32 ID:???0
ハゲたん起きたらきてね
待ってるよー
957ハゲフン:2008/07/29(火) 15:10:34 ID:???0
「ほれみろ、ポールが笑ってる。『あの顔で童話書くの?!』って思ってるにちがいない」
ジョンがジョージの胸を強くつついた。

さぼってごめん><いや、さぼりじゃないんだけど・・・
958ミハイル:2008/07/29(火) 15:13:17 ID:???0
やぁハゲたん^^

「僕、ジョンの童話読んでみたいなぁ。きっと素敵なお話なんだろうなぁ・・」ポールがにこりと笑っていった。
ジョンは少し照れた。
ジョージがからかってジョンをつついた。
959ハゲフン:2008/07/29(火) 15:20:08 ID:???0
「ポールは、とても珍しい才能の持ち主なんだ」ジョンが話題を変えようと言った。「ポールにそばにいてもらうだけで、イイ文章がすらすら思い浮かぶんだ」
ポールはそれを聞いて驚いた。
960ミハイル:2008/07/29(火) 15:25:52 ID:???0
「そんな・・おおげさだよ。僕は何もしてないよ」ポールが恥ずかしそうにいった。
ジョンはポールの髪――すなわちぬめぬめした頭部を撫でた。
ジョージは帰り際、ジョンにポールの本当の正体についていいそうになったが、すぐに口をつぐんだ。
「なぁジョン、ポールのことなんだけど・・・ごめんなんでもない」
ジョンはきょとんとした。「なんだよ。変なやつだなぁ」
二人は玄関先で別れた。

誰の誕生日だったの?^^
961ハゲフン:2008/07/29(火) 15:35:10 ID:???0
ジョンは、傘立てに座って、だんだん遠ざかるジョージの後ろ姿を見送った。
(言いかけたことは最後まで言えってんだ・・・眠れなくなるじゃねーか)ジョンは腕を組んでむすっとした。
ジョージが振り返り、ジョンに手を振った。

メルしたよ♪
962ミハイル:2008/07/29(火) 15:37:45 ID:???0
ジョンも笑って手を振り替えした。
ジョンは静かにドアを閉めるとポールの方を向いた。
「なぁポール。やっぱり隠し事してねぇか?」ジョンのその言葉にポールはぎくりとした。
「べ・・べつに何も隠してないよ、ただ・・知る時が来たら知ると思う」ポールはそれだけ云うと、眠いのか寝室に入ってしまった。

了解^^
963ハゲフン:2008/07/29(火) 15:41:47 ID:???0
(そういえばオレは、ポールの素性を知らない)ジョンは思った。
964ミハイル:2008/07/29(火) 15:48:17 ID:???0
しかしポールの素性のほうが気になった。
でも“知る時が来たら知る”とだけ云われてしまった。ジョンは昼間遊びに来た時の最初のジョージの様子を見て、
初めてポールは“人ではない”と悟った。
だがジョンは思った。たとえポールが人でなくても優しく接していこう、どんな容姿であろうと受け入れよう、と。
ある日ポールが仕事部屋に入ってきた。
「あのねジョン、話があるんだけど・・」
「ん?どうしたポール」ジョンがめがねをはずしながら聞いた。彼は眼が悪いのだ。
「僕のパパに会ってみたい?」
ジョンは突然の言葉に驚いた。「お前のパパに・・?」
ポールは小さくこくりと頷いた。
ポールがパパに会わせてあげるとつれて行ったのは、オックスフォード大学の地下の研究室だった。
そこはさまざまな装置や薬品、標本などが置かれていた。
「パパ」ポールがマッカートニー博士に声をかけた。
博士は振り向いて青ざめた。「ポール・・!なんでお前がここにいるんだ!出て行け!」
ポールは悲しい顔をしてジョンにしがみついた。
博士の隣には人間の姿をした少年がいた。彼もまた作られたのだろう。

まだここではポールの正体は明らかにならないよ
965ハゲフン:2008/07/29(火) 15:59:20 ID:???0
ジョンは、何も言わず研究室を見回していた。
ことの成り行きを見極めようとしていたのだ。
966ミハイル:2008/07/29(火) 16:03:15 ID:???0
「お前のような怪物は二度と見たくといったはずだ。今すぐ出て行け」マッカートニー教授の声は、震えていた。
教授にあの少年が近づいた。
「パパ、この怪物なに?」少年が聞いた。教授は頭を撫でて優しくいった。
「これは気味の悪いおばけなんだよ。すぐにごみになるから関係なんだ。さぁマイク、お前は関係ないからあっちにいって遊んでおいで」
マイク、と呼ばれたその少年に、ポールは触れようとした。
教授がポールをにらんだ。「パパ、どうしてなの・・?どうして僕を愛してくれないの?」
ジョンは二人のやるとりをじっと見ていた。
967ハゲフン:2008/07/29(火) 16:13:55 ID:???0
「お前はわたしにつけいろうとしている。それに、お前のようなモンスターには感情ぬきの対応でたくさんだ」
博士は吐き捨てた。そしてふと、ポールのとなりにいる青年に気がついた。
「おや、アンタは?」博士は、うさんくさそうにジョンをながめまわした。「私の新しい助手かね?」
968ミハイル:2008/07/29(火) 16:16:52 ID:???0
「パパ・・そんな・・・どうして・・?」ポールの双眼から涙が溢れ、伝った。
その涙は床に伝った。
「いや。違う、しいて言うならポールの保護者だ」ジョンが教授をにらみ付けた。
969ハゲフン:2008/07/29(火) 16:24:36 ID:???0
「保護者?」教授はつぶやいた。
「怪物たなんだ」ジョンがすごんだ。
ポールはヘナヘナとへたり、床を叩きながら泣いていた。
970ミハイル:2008/07/29(火) 16:28:43 ID:???0
教授はジョンを見下したように笑った。
「見ればわかるだろう。気持ち悪いこの肉塊の怪物が」
ジョンは眉をひそめた。「怪物だと?あんたの眼は腐ってるのか?」
ポールの体は悲しさから“消えてしまえ!”と自分に言い聞かせていたせいか、徐々に朽ち初めていた。
教授はポールのほうをちらっと見るとジョンにいった。
「悪いことは言わない。この怪物は人の優しさに漬け込んで破滅させるものなんだ。だから今のうちにかかわらないほうがいい」

ハゲたんいま雷なってこわいお(TT)
971ハゲフン:2008/07/29(火) 16:35:36 ID:???0
「あんたの、そういう自己中心的な考えのほうがよっぽど怪物じみていると思うよ、マッドサイエンティストさん」
ジョンが言い、ポールに向き直った。「ポール?!どうした?舌でも噛んだのか?しっかりしろ!」
972ミハイル:2008/07/29(火) 16:36:58 ID:???0
「ジョン・・僕もういいよ」ポールはそういうと、自ら自分の片腕、つまり触手を引きちぎった。
そこからは血が大量に出ている。
このままでは体内の血を半分失い、死んでしまう。
973QU:2008/07/29(火) 16:39:12 ID:???O
やふ;;

「ポール!!」
ジョンはポールに駆け寄った。
974ミハイル:2008/07/29(火) 16:41:02 ID:???0
やぁきゅーたろう
こっちは雷がごろごろ鳴ってて怖いおTT
あ、はげたん次から軌道修正でお願いね^^

ポールはぐったりとしていた。
ジョンはハンカチを取り出して引きちぎったほうを手当てした。
教授は機嫌が悪そうな顔をした。
975ハゲフン:2008/07/29(火) 16:41:56 ID:???0
「あっポール!なにをするッ」ジョンはしかりつけた。ポールはみるみるうちにショックを起こした。
ジョンは吹き荒れる焦燥の中で立ちつくした。どうすれば、どうすれば?
「博士、助けて・・・」ジョンは懇願した。「オレ、止血法を知らない」
976ミハイル:2008/07/29(火) 16:43:53 ID:???0
「そんな怪物は知らん。死んでしまったほうがいいだろう」マイクがポールのちぎれた側に石を投げて遊んだ。
ポールが痛がった。
ジョンはマイクをにらんだ。

きゅーたろう次お願いね^^
で、その次ハゲたん
977QU:2008/07/29(火) 16:47:29 ID:???O
「くそったれが!!」
ジョンはマイクに石を投げ返すと、自分の着ていたジャケットを脱ぎ、それを使ってポールの傷口をしばった。
かなりきつく縛ったらしい。
血の出るスピードはおさまっていった。
978ハゲフン:2008/07/29(火) 16:54:46 ID:???0
「なんてことだ・・・ポール、かわいそうに」ジョンは顔をおおった。
ポールの腕は、間接でぶちっとちぎれているようだった。

Qたんやっほ♪
979ミハイル:2008/07/29(火) 16:56:23 ID:???0
ポールの双眼からかすかだが、涙がこぼれた。
その涙は、ジョンの手の上に落ちた。ジョンは、その涙をぎゅっと握り、教授に怒鳴り倒した。

980QU:2008/07/29(火) 17:00:37 ID:???O
「畜生!!お前のせいでポールは……!!」
ジョンは泣きながら教授を殴った。
「ジョン…もういいよ……やめてったら…」
ポールが暴れるジョンを止めようと、残った片手で彼のズボンの裾をつかんだ。

やっふーハゲたん^^
981ハゲフン:2008/07/29(火) 17:08:57 ID:???0
「お前はポールになにをしたんだ」ジョンがつめよった。
982ミハイル:2008/07/29(火) 17:12:56 ID:???0
「人には知っていい事と知らなくていいことがある。それは気味も大人なんだ、分かるだろう?」マッカートニー教授は最後にそういうと、
帰ってくれるような仕草を見せた。
ジョンは、片腕を失ったポールを抱きかかえ、岐路に着いた。
そしてベッドに寝かせた。
ポールが気がつくと、そこにはジョンの顔があった。「ポール、気がついたか?」

きゅーたろう、板移動の件のメール見てくれた?
983QU:2008/07/29(火) 17:16:22 ID:???O
「ん…ジョン……」
ポールの目から涙がこぼれ落ちた。
「さっきは僕のために…ありがとう…」

見たよ^^
2人がそう言うならそれでいいや♪
984ハゲフン:2008/07/29(火) 17:22:39 ID:???0
「いや、感謝なんてしなくていいんだ」ジョンはポールにほほえみかけ、そして目をつぶった。
ジョンは、教授のことを考えていた。目をとじたのは、教授に対する憎悪を隠すためだった。
ジョンは、弱っているポールに、マイナスの感情を気取られたくはなかった。
985ミハイル:2008/07/29(火) 17:26:18 ID:???0
ポールは残った片腕でそっとジョンの頬を撫でた。
ジョンはポールの手を握り返した。
ジョンはポールに眼をつぶるようにいった。ポールはこくんと頷いて眼をつぶった。
彼は、ポールにキスをした。
そして唇を離した。

まだエチーはなしでつよ
うん^^あそういや明日いよいよ手紙だ(・∀・)wktk
986QU:2008/07/29(火) 17:30:54 ID:???O
「ジョン……だめだよ、僕みたいな怪物にキスしちゃ…/////」
ポールはすっかり照れてしまい、片手で顔をかくした。
987ハゲフン:2008/07/29(火) 17:34:54 ID:???0
「なんでだよ・・・」ジョンはきずついたような顔をした。「させてよ」
988ミハイル:2008/07/29(火) 17:36:39 ID:???0
「むうぅぅぅぅぅぅ・・・/////////」ポールは唸って、布団を被ってしまった。
今まで恋愛の経験がないポールは、恥ずかしかったのだ。
989QU:2008/07/29(火) 17:39:49 ID:???O
「かわいいなぁ、ポールは……」
ジョンがそっと布団をめくる。
「ふーんだ。僕の本当の姿見たことないからそんな事言えるんだよ…」
ちょっと悲しそうな反論が聞こえた。
990ハゲフン:2008/07/29(火) 17:43:24 ID:???0
「そうなの?・・・そうか、オレは弱い人間だからな・・・でも、お前の人柄、好きだ」
ジョンが、ふとんごしにポールをなでた。
991ミハイル:2008/07/29(火) 17:47:22 ID:???0
ポールはその布団越しに温かさが伝わってきて、眠った。
ジョンはその寝息を聞くと、そっと電気を消してドアを閉めた。翌朝、ポールが眼を覚ますと、ジョンがミルク粥を作って持ってきてくれた。
「ジョン・・」ポールは寝ぼけた状態でジョンの名前を呼んだ。
ジョンが、サイドテーブルにミルク粥を置きながらいった。「おはようポール、腕の痛みはどうだい?」
「うん・・、昨日より大丈夫だよ」ポールは体を起こそうとしたがジョンが制した。
ジョンは椅子に腰掛けた。「ポール、ミルク粥食べるか?」
ジョンの言葉と同時に、ポールのおなかがぐぅっとなった。ジョンは笑った。
ポールは少し照れくさかった。

ちょっと出かけてくるね^^
992QU:2008/07/29(火) 17:50:28 ID:???O
「俺が食べさせてやるよ。」
ジョンがポールの顔にかかった髪をはらってやる。
ポールはくすぐったい、と笑った。

ミハイル了解\(^O^)/
993ハゲフン:2008/07/29(火) 17:54:56 ID:???0
「ポールの食べ方には、品があるなあ」ジョンが言った。
ポールは、とたんにぎくしゃくとした動きになった。

いってらー
994QU:2008/07/29(火) 17:57:32 ID:???O
「ああ…やっぱりかわいい…」
ジョンはポールをむぎゅーっと抱き締めた。
995ハゲフン:2008/07/29(火) 18:05:57 ID:???0
ポールは、ジョンの存在がありがたかった。
自分は愛されるに値しない、と昨日実感したが、それでもやっぱり死ぬのは怖かった。
「ジョン、ありがとう、ぼくを・・・ぼくを一人の人間みたいに扱ってくれて」ポールが言った。
996QU:2008/07/29(火) 18:08:13 ID:???O
「当たり前だろ。ポール、ずっと俺と一緒にいろよ…?」
ジョンはポールのまぶたに優しくキスを落とした。
ポールはまた嬉しくて泣いてしまいそうだったが、ぐっとそれをこらえた。
997ハゲフン:2008/07/29(火) 18:13:57 ID:???0
「そら、あーん」ジョンは、スプーンをポールのほうへ差し出した。
ポールは、スプーンの粥をのみこんだ。
ポールの小さな口に入りきれずアゴをつたった粥を、ジョンがなめとってやった。
998QU:2008/07/29(火) 18:16:53 ID:???O
「ジョン!?」
ポールは顔を真っ赤にした。
「ごちそうさん。」
そう言ってニヤニヤ笑うジョンの頭を、ポールは軽くぺちんと叩いた。
999ハゲフン:2008/07/29(火) 18:28:17 ID:???0
数時間後。
ポールは寝室にいた。
書斎のジョンは、いつものように机に向かっていた。
するとポールが来た。「ジョンがいないとなんだかヘンだ、ぼく、ここにいていい?一人で寝てたら苦しいんだもん」
「オレがベッドへ行こうか?お前はまだ、寝ていたほうがいいんじゃないか」ジョンが鉛筆を置き、腰を浮かしかけた。
ポールは、ジョンの肩をそっと押さえ、座らせた。「もう充分休んだよ、いいから続き書いて」
1000QU:2008/07/29(火) 18:31:45 ID:???O
「それにさ、僕がいると筆が進むって言ってくれたでしょ?」
ポールはにこっと笑って、ジョンに寄り添った。
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