○ 『愛こそはすべて』はジョンの隠れた名曲 ○

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494ホワイトアルバムさん
>>492
日本人は権威に服従するのが大好きな民族だと言っている。
晩年の美空ひばりやジョン・レノンなんかが主たる例。
評価が確定する前の10代のひばりや赤の時代のビートルズなどは音楽じゃなくてゴミ扱いだったのに。
彼らは当時の権威への反対勢力であったため、当時の権威崇拝主義者がこれを認めるはずなどなかった。

因みに>>490で否定した淡谷のり子だが、精神面ではジョン、さらにはヨーコをも超える漢だったのだよ。

戦時中に軍部に化粧やドレスを注意された淡谷は自分の顔をぐっと相手に近づけて、
「私の顔も見て下さい。こんな不細工な顔で化粧無しで人前に出れますか?
あんまり小さいことにこだわってると戦争にも負けてしまいますよ」と。
こんな事を言われた軍人は激怒して「何を抜かすか!この非国民めが!」とブチ切れたが、
淡谷はびびるどころか更に続けて、「非国民とは何ですか!私だって他の人達同様、命懸けで戦ってる。
私がステージでモンペ姿で歌を披露したなら同盟国のドイツやイタリアの兵士達に対して失礼に当たります。
このドレスが私の戦闘服です!」と軍国主義の時代の軍部に対し一歩も引かず押し切ってしまったのだ。
こんな行動はあの時代の日本では下手すれば逮捕されて命すら危うくなる。
淡谷は気合いや根性の面ではそこらの海外ロッカーなど比較にもならない。
老いてからの毒舌ぶりもその片鱗を示していたのだよ。

話も戻すと、日本人は反権力側が保守勢力に対抗している時には、反権力側を支える事などできない。
しかし、時代が移り変わり、かつての反権力側が体制側にも受容され認知された以後、
その反権力側について書いたり語ったりする者が続出する。これも非常に日本人的な行動と言える。