【bayfm78】ビートルズから始まる。2【小林克也】

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492ポール・キロックトニー
□ポールの目から見たビートルズ史?
  ・1968年、アルバム「ザ・ビートルズ」= 通称「ホワイトアルバム」のレコーディング中、ポールはまた新しい女性と関係を持つことになる
   彼女の名は、フランシーヌ・シュワルツ、NYから流れてきたコピーライターであった
   彼女は、ビートルズが新しく設立した会社「アップル」に、自分が書いた映画用のシナリオを売り込もうとロンドンにやってきた
   本来なら、体裁良くお引き取りいただくはずだったのが、フランシーヌは信じられないぐらい、ラッキーであった
   その日のうちに、ポールと会うことが許されたのである
   しかし、ポールの目を引いたのは、彼女が書いたシナリオではなく、フランシーヌという女そのものであった
   また、いつものポールの病気である
   ポールはフランシーヌを性的な対象として気に入ってしまい、自分から連絡を取った
   レコーディングスタジオに招待し、メンバーやスタッフにも紹介した
   時によっては、こっそりコーラスで参加させたりもした
   そんなポールを、フランシーヌは子供扱いしてみせた
   さすがは、さばけたアメリカ女
   ポールは前の年に、女性カメラマンのリンダ・イーストマンと出会ってからというもの
   さばさばして、物わかりの良いアメリカンガールが好みになっていた
   “合理的で後腐れがない”もともと男女のこととなると、無責任で後先考えないポールにとって、これはなにより重要なことであった
   アビーロードに招待した日に、フランシーヌの方から誘われたポールは、次の月曜日に当時飼っていたシープドッグのマーサを連れてフランシーヌのフラットを訪ねた
   当然二人は、何の懸念もなく、男女の関係になった
   以来ポールは、フランシーヌのフラットに週に何度か足を運ぶようになり、時には帰りが朝の5時になったりもしたぐらいである
   ポールのスケジュール表には、フランシーヌの家にいく日のことを、彼女の名前の頭文字であるFをとって、Fディと書かれていた
   つかの間の幸せな日々だったのである
    〜 The Beatles / We Can Work it Out
    〜 The Beatles / Norwegian Wood (This Bird Has Flown)
493ポール・キロックトニー:2008/04/21(月) 14:03:51 ID:???0
     (小林)有名な曲が二曲続きましたね、We Can〜これはアメリカでのNo.1ソング
        Day Tripperとカップリングになった、もういかにもポールらしい
        ポールの積極的な明るい、何とかなるさっていう
        そして、ノルウェーの森
        これはおなじみかもしれませんが、「小鳥が逃げちゃった」という
        これは、女性に逃げられた歌でもあるんですが、今日はポールの女性関係の話をしていますが、ジョンが、そのなんと言うか
        これは浮気の歌なんだけど、「まんまと成功した」という歌は書けないよ
        で、「逃げられた」と、これはカミさんが聞いても大丈夫な浮気の歌という話もあるわけで