こども・世界の偉人伝風にビートルズの歴史を語る５

ある朝、ジョンは目を覚ますと、朝立ちしていないことに気付きました
それもそのはず、ペニスがないのです
そう、ジョンは一夜にして女の子になってしまったのです！

（とりあえずションベンだ・・・）
ジョンはふらふらとバスルームに行きました
昨日のアルコールがまだ残っています
（飲み過ぎたな・・・）
パジャマを脱いだジョンは、いつものように立ちションしてみることにしました
これがウマくいきません
ジョンの周りに黄色い水たまりができてしまいました
あらあら・・・

おしっこは脚をつたうばかりで、ちっとも便器に入ってくれないのです
（まあいいや・・・）
ジョンはトランクスでおしりやら足やらをささっとふくと、のびをしながらバスルームをあとにしました
濡れた服はコインランドリーに出しておくことにしました

「だれかねぼけてトイレの外にオシッコしたみたい」
リンゴが眠そうにやってきて、ジョンに言いました
「おかげでオレのボウコウ、まだパンパンなんだけど・・・」
ふとジョンは、リンゴがとてもかっこいいことに（今更）気付きました

「リンゴ、おいで！」
ジョンはベッドをトントンとたたきました
リンゴは素直にジョンのとなりに座りました
「なに？ジョン」

犬顔のかっこカワイイリンゴが目の前にいます
ジョンは、なんとも形容しがたい感情に襲われました
「あー・・・うー・・・」
リンゴは今にも二度寝を開始しそうです
「なあに？ジョン」
「実はオレ、女の子になっちゃっ・・・」
リンゴはジョンのむねにもたれて寝てしまいました
ちょうど“最後の晩餐”の、イエス様と愛弟子のようなかっこうになりました

ジョンは息を止めて、リンゴを身ぐるみはがしにかかりました
リンゴはちょっと眉をよせて、しかし天使のような顔で寝ています
マストラヴオーラ全開です
もうヤルしかないのです

リンゴの追いはぎがすむと、ジョンはＴシャツを脱ぎ捨てました
さすが女の子ジョン、乳房が発達しています
ジョンは、リンゴのキスしがいのある唇を、そっと舌でこじ開けました
リンゴのかすかな鼻息がくすぐったくジョンのマツゲにかかります

リンゴの唇が甘くて、ジョンは完全にエキサイトしてしまいました
逆レイプ開始です
妊娠しようとしまいと、今のジョンにはカンケーないのです
とそのとき、リンゴがううっとうめきました
限界に近かった膀胱を、ジョンのヒザが蹴ってしまったのです
（あ・・・）
ジョンはなすすべもなく、噴水を眺めました

ふう、とタメイキをついたリンゴは、気持ちよさそうに寝返りをうちました
ジョンのも掛け布団もコインランドリーにだすことになりました

こんこんと寝続ける素っ裸のリンゴをおいて、欲求不満のジョンはポールのベッドにいきました
ポールならエッチしてくれるだろうと思ったからです
はたしてそのとおりでした
ジョンとポールは朝っぱらからスプリングをぎしぎしいわせ、格闘技ばりの激しいセックスをしたのです

「よかったよ、ジョン・・・オレ、もう朝ご飯いらない・・・」
大の字になったポールが、上にのっかったジョンに言いました
「女って、いいかも」ジョンはささやきました「もういっちょいこう！」
ポールはクタクタだったのでそれは辞退して、こう提案しました
「ジョン、女の子になっちゃった歌を作ろうよ」
ジョンはだまっています
「どしたの？」ポールは顔をあげました
「あのさ、オレって男にもどれるのかな・・・」

ポールはふといつか見た新聞記事を思い出しました
「ヘアダイを飲んでみなよ！ヘアダイを摂取した雄のタニシが雌になったんだよ、
　お前もきっと男にもどれるよ」
ジョンはドラッグストア（とコインランドリー）に走り、一番強力なヘアダイを買いました
ポールが見守る中、ジョンは目をぎゅっと閉じて黒い液体をガブリと飲みました
ヘアダイはジョンの粘膜を焼きました
はき出そうとしましたが出てきません
ジョンは狂ったようにのたうち回り、のどいっぱいにほえ猛りました
ポールは壁にはりつき、恐怖で目を見張りました

ポールは助けを呼ぼうとしましたが声がでません
ジョンは電話を窓から投げ捨て、自分も後を追って飛び出しました
あっというまでした
ポールはへたりこみました
ここは3階です
「なんてことしちゃったんだ！ジョンが死んだのはオレのせいだ！」
ガラスのわれる音を聞きつけてジョージが駆け込んできました
われたまどから下をのぞいたジョージは、凍り付きました
「これは・・・？」
ジョージは振り返ってポールにききました

ポールはつられてのぞき込みました
黒電話がはるか下で粉々になっています
そしてジョンは・・・奇跡的に街灯にひっかかったのです！
ぐったりしてはいますが、なんとか生きているようです
ジョンは近所の人たちの見事な連係プレーによって街灯から下ろされ、無事病院に搬送されました
ポールはビートルズ飼育係のブライアンからこってりしぼられ、罰としてエロ本のコレクションをみんな没収されてしまいました

ジョンは、ちゃんと男ジョン・レノンにもどりました
が、ヘアダイのおかげでひどい口内炎やら舌炎やらができたので、一ヶ月間ずっと点滴を受けることになってしまいましたとさ

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「いや！いや！いや！いや！」

ジョンは怒鳴りました
「次もスライダーだ！でもさすがに連投はキツイな・・・」

「怖いよー」
ショーンがリンゴにしがみつきます
リンゴはショーンをひょいとだきあげ、言いました
「大丈夫だ　これは嵐じゃないよ」

「オレの本当の名は、

ニギハヤミ　コハクヌシってんだ」

そこへ、電気椅子に縛り付けられたキリストがウィーンとやってきました

ところがイエス様の足があまりにもくさかったので、嗅覚犬並みのリンゴの鼻はもげてしまいました

「新種のゴキブリが発見されました」

リンゴが言いました
「ジョージ、ドラムに名前つけようと思うんだけど、手伝って」

「まずドラムイスの名前は“ベートーベン”でいいな」

「ライドシンバルは“カレー臭”にしよう」ポールが寝言で言いました

「フロントタムは“いんきんたむし”と名付けよう」ジョンが横から言いました

「タムタムの名前は“ドナテルロ伯爵”でいいな」ジョージが言いました

「クラッシュシンバルは“膀胱カタル”にしよう」ポールが寝言で言いました

「スネアは“ひょーろくだま”と名付けよう」ジョンが横から言いました

「ハイハットは“大陰唇”でいいな」ジョージが言いました

「バスドラムは“サルコイドーシス”にしよう」ポールが寝言で言いました

「バスドラムのペダルは“亀頭”と名付けよう」ジョンが横から言いました

その時、またをおっぴろげて虎のラジャーにクリトリスをなめさせていた

ピッキングの名人、オノヨーコは、

マーサをスケートボードに縛り付けて突き落としました

ずっと「クリシュナ様は女の子だ」と信じて疑わなかったポールが

ずっと「クリシュナ様は女の子だ」と信じて疑わなかったポールが

放射線を出すマリンバンドを