415 :
ジュラ10:
旋律を安定的な音へと導く接続音をベースラインの理論的な礎と考える
のことを柱として着目すれば、
ベースラインは次に進む和音が何であるかによって決まることが証明できる。
ベース奏者は根音を中心に弾くということを頭に置きながら、
代理和音や和音進行の理論を当てはめることで
躍動感のあるベースラインを弾くことが可能となるが、
(経験によるところが大きいためコードの構成音以外の音を入れ過ぎたり
音をひっくり返したりすると調性感が無くなったりする。
初期のビートルズでミストーンと指摘されるのは、こういった作用が
考えられる。当時は理論的なベースラインの構築に関する研究など
なかったのも一因と考えられる。)