92 :
ホワイトアルバムさん:
ドイツ盤の「ビート」は「Stereo」も有りますよ。
>>87 エコーじゃなくて左右チャンエルのクロストークがかぶった、ということかな?
>>92 ネーよw
60年代発売のオリジナル・モノ盤の裏ジャケにステレオ盤の広告が
掲載されてるけど、実際には未発売だよ〜ん
>>94 確かに本物のオリジナルと呼べる独盤というのは、盤の記号が『O 83692』の
モノ盤だけだよ。
間違っても『1C〜』の記号を持つ新しめの盤をオリジナルと言ってはイケない!
スミマセン。追加説明です。ウザくて申し訳ありません。
>>92さん以下のレスに回答です。
64年にドイツで発売されたオリジナルの『ビート』はモノ盤しか発売されて
いません。盤記号は『O 83692』です。
確かに
>>94さんの言うとおり、この時点でステレオ盤は未発売です。
なぜ『ビート』のモノ盤の裏に、ステレオ盤のレコード番号が表示されて
いながら、実際には未発売に終ったかといいますと、翌65年に『グレイテスト』
がステレオ音源で発売されてしまったので、『ビート』のステレオ盤を出す必要性
が無くなってしまったからです。
そして『ビート』はモノ音源という事もあり、60年代に一時廃盤となります。
多分70年代後半に発売されたと思われますが、
>>92さんの言うとおり『ビート』
はオリジナルのモノ音源とは違い、ステレオ音源盤として再発されました。
この再発ステレオ盤の記号は『1C 062-04 363』です。
なぜ『ビート』がステレオ音源で再発されたかといいますと、元々ドイツで
作られた『グレイテスト』の発売権をオランダに委譲した為に、ドイツでの
手軽なステレオ音源によるベスト盤が無くなってしまったからでした。
そして、ドイツ再発ステレオ音源の『ビート』がありながら、東芝さんは
ドイツからマスターを取り寄せるといった努力をしていないのでした。
オリジナル? 再発? の判断が非常に難しく、複雑な話になってしまい、
皆さん申し訳ありません。
音楽誌でさえ混乱して、こういった情報が書かれた事は無いと思われます。
ヨーロッパの編集盤に関しまして、なにかご質問のある方はできる限りお答え
しますのでご質問ください。
>>93さん
クロストークの問題ですが、大いに有りですね。
マスター・テープが劣化しますと、左右の音の分離も当然悪化しますよね。
実は、↑で説明しました『グレイテスト』ですが、オーストラリアEMIも66年に
同一のマスター・テープにより、ドイツとオランダと同内容のベスト盤を発売
しています。
更にオーストラリアEMIからマスターを拝借して、お隣の国ニュージーランド
EMIでも『グレイテスト』がプレスされたのです。
ニュージーランド盤がプレスされたのは多分70年代の話ですが、この頃はマスター
テープの寿命が終っていたとみえて、ステレオ音源をモノにコンバートして
プレスされました。物凄くバカでかい音で鳴るレコードで楽しいのですが(笑
更に呆れた事に、ニュージーランドの次にフィリピンのEMIがこのマスター
からステレオ盤を作ってしまいました。多分、80年代に作られたと思われます。
このフィリピン盤を聴くと、クロストークの劣化どころか所々音が途切れて
いるのが良く分かるという始末です。
このフィリピン盤を聴くと、ニュージーランドEMIがせっかくのステレオ音源
をなぜモノにコンバートしたのかが良く分かるという結末なのですけれど。
このように一本のマスターを追跡できる例はまれですが、英国以外で保管され
ているマスターは所詮コピーですから劣化も早かったといえます。ような