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自分の体験から、ビートルズを把握している世代は70年代以降に青春時代を送った人と思えるからです。
会社の宴会の2次会とかでのカラオケで洋楽曲に興味を示したり、歌ったりするのは、やっぱりその世代以後の人です。
そこでも俗に言う「ビートルズ世代」の人は演歌とムード歌謡オンリーです。
自分の親は50年代青春時代組ですが、ビートルズと日本のアイドル歌手の区別すら出来ませんでした。
80年代初頭ですが、ビートルズを聴いてると、バカにされました。
マジで、渥美二郎>>>>>>>>>>>ビートルズだったのです。
自分が60年代リアルタイム組と近い体験をしてるので、ビートルズって、どのくらいの年齢の人までが正しく把握しているのだろうと
考える機会が持てました。
来日当時、ビートルズがさんざんバカにされていて、「サージェント・ペパーズ」をクラシックのエライサンが誉めたから、
周囲は手の平を返したように、ビートルズを持ち上げるようになったことも知りました(洋楽に関心のある人限定です)。
ふーん、これなら高齢者の無知も仕方ないかとも納得しました。
当時ビートルズに無関心だった人が、いかにも当時から関心を持っていた風な発言も多いし、何か、いやでしょ?そういうのって。
あるバンドがブレイクしてからファンになったのに、
「俺はデビュー直後から、こいつらに注目していたよ」とか言う奴みたいで。
90年にストーンズが初来日した時に三田佳子が「ミックはああでしょ、キースはこうで...」とか言ってたのを知人のロック・ファンが怒ってた。
大体、年齢的に、三田がビートルズより、遥かにマイナーだったストーンズなんて聴いてきた訳ないじゃん。
90年のストーンズというブランド(凄かったよ、この板でのディラン並みのネーム・バリューだった)に群がった連中と同じで空っぽなんだよね。
「ビートルズ世代」という言葉は。
実際のところ、アンソロジー本を真っ先に手に入れた叶姉妹と同レベルくらいじゃないかな。
いまだにマスメディアでも、この言葉、よく使われてるし、書いてる人も読んでる人もカンチガイをそのまま吸収してるだろう。
「サージェント評価」も見直しがかかったんだから、それより遥かに悪質な「ビートルズ世代」もそろそろ再考されるべきだと思ってスレ立てました