http://www.naratv.co.jp/miyomiyo/newsread.cgi ブラックバスを運び出そうとした男を逮捕 / 下北山村 2009/08/20 22:00
生態系などに被害を及ぼす外来種のブラックバスを、下北山村の池原ダムから持ち運ぼ
うとした男が、逮捕されました。
特定外来生物に関する法律違反で逮捕されたのは、大阪市の電気工事士・中田盛央容疑
者42歳です。
警察の調べによりますと中田容疑者はきのうの昼前、下北山村の池原ダム近くの路上で
ブラックバスの1種・オオクチバス2匹を生きたまま水をはったクーラーボックスにい
れ、持ち運ぼうとしていた疑いです。
池原ダムは戦後ブラックバスが放流され、愛好家が釣りを楽しむ場所として知られてい
ますが、バスをこの場所から移動させることは法律で禁じられています。
さらに中田容疑者は池原ダムで禁止されている陸上からの釣りを禁猟区でしていました
。
調べに対し中田容疑者はどこかの川にバスを放すつもりだったと供述しているといいま
す。
特定外来生物とは日本固有の生き物を絶滅させる恐れがあるなど生態系に深刻な影響を
与えるほか、農林水産業に被害をもたらす外国産の生き物のことです。
法律は平成17年に施行され、これらの生き物を国内に持込んだり、今すんでいる場所
から移動させたりした場合、1年以下の懲役や100万円以下の罰金が定められていま
す。