http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090708-00000012-kyt-l25 “オニバス”大きく育て! 彦根 市役所の池に植える
7月8日10時9分配信 京都新聞
滋賀県の彦根城の堀で自生する国の絶滅危惧(きぐ)種「オニバス」が7日、
彦根の環境保全グループの手で同市役所の池に植えられた。彦星と織姫
が出会う七夕にふさわしいハート形の葉も水面に浮かび、市民らが趣ある
姿を楽しんだ。
市民グループ「彦根城オニバスプロジェクト」が、採取した種から育てた
オニバス3株を、昨夏に続いて植えた。
オニバスはスイレン科の1年草。とげの多い浮葉植物で、葉は直径15
〜30センチの円形、ハート形に近い姿も見られる。1メートル近くまで葉
が広がり、8〜9月の午前中に晴天なら赤紫色の花を咲かせる。彦根城
では、敵を防ぐために堀にオニバスを植えられたとされ、近年その数が
減っている。
同プロジェクトはこの日、市内の城西小、若葉小にもオニバスの株を
贈った。
プロジェクトの渡邊輝世代表(73)=同市清崎町=は「自家栽培を始め
た昨年より大きな苗を育てられた。彦根の全小学校で植えられるように
したい」と話した。 最終更新:7月8日10時9分