川 ゚ -゚)「そうなったら、ブーンは……」
('A`)「やめろ」
ドクオの強い拒絶の言葉に、クーの口がそれ以上動くことは無くなった。
押し黙るクーを見てか、少々キツい口調で言った気まずさからか、ドクオも沈黙する。
狭いボロアパートの一室。
時計の音と、隣の部屋からうっすらと聞こえるデレの寝息が支配していた。
( ^ω^)「ただいまお……」
静寂を破ったのは、ガチャリとドアが開く音。
そして、疲れた顔に笑顔を貼り付けた家主だった。
('A`)「やっと帰って来たか……。随分遅かったな」
( ^ω^)「なんとかメドは付いたお。明日も6時から行かなきゃならんお」
川 ゚ -゚)「6時……随分早いな」
( ^ω^)「ドクオ、悪いけど明日朝デレを送ってってやってくれお」
('A`)「それは構わないが……お前、大丈夫か?」
( ^ω^)「これくらいどうってことないお」
('A`)「けど……」
ドクオが心配するのも無理はない。
ブーンの顔色は遠目から見てもわかるほど悪かった。
だがそれでもブーンは笑顔で
無機質な笑顔で―――
( ^ω^)「明日も早いから。今日は早く寝るお。二人ともごめんお」
川 ゚ -゚)「寝るのは構わないが……お前、夕飯は食べたのか?まだ残ってるから食べていないなら……」
( ^ω^)「ありがとうお。でも、今はいいお」
川 ゚ -゚)「食欲がないのか?だが無理にでも食べた方がいいぞ。顔色も良くないし……」
( ^ω^)「おっおっ。心配無用だお。ブーンはこれで結構頑丈なんだお」
川 ゚ -゚)「だが……」
( ^ω^)「大丈夫だお。じゃあ、ブーンは寝るお。ドクオの布団も出しておくおね」
('A`)「あ、ああ……」
クーの言葉を途中で遮り、ブーンはそそくさとドクオの布団を出す。
そして、自分の布団をデレの隣に敷いて、さっさと寝る準備を始めてしまった。