ζ(゚ー゚*ζ「ドクオおじさんはいいこにしてたよ?」
('A`)「ほれ見ろ」
川 ゚ -゚)「子供扱いされてるが、そこに異論は無いのか」
('A`)「……まぁ、ありっちゃありかなぁ……って」
川 ゚ -゚)「デレちゃん、やはりこいつとはあまり関わりを持たない方がいいぞ」
ζ(゚ー゚*ζ「……なんで?」
川 ゚ -゚)「実はこいつは妖怪なんだ」
ζ(゚ー゚*;ζ「えぇっ!?ドクオおじさんよーかいだったの!?」
川 ゚ -゚)「ああ。そうだ」
ζ(゚−゚*;ζ「ドクオおじさん……」
('A`)「待て待て待て待て待て。デレがマジで信じるからやめれ」
川 ゚ -゚)「黙れ人間モドキ」
(;'A`)「まだ言うか!?」
ζ(゚−゚*;ζ「ドクオおじさん……」
('A`)「ん?どうした?」
ζ(゚−゚*;ζ「はやくにんげんになりたい……?」
(;'A`)「だから妖怪じゃねぇっつのに!!俺たちゃ妖怪人間なのか!?」
川 ゚ -゚)「待て、そのネタはデレちゃんに通じるのか?」
クーの言葉をデレが真に受けて、ドクオが誤解だと喚き散らす。
騒がしくも楽しそうなその様子は、まるで家族のようなものだった。
途中まで騒いでいたドクオも、そう感じて途端に難しい表情に変わる。
嬉しいはずなのに、嬉しくない。これじゃない。
そう感じて、先程までの浮かれた気持ちがさっぱり無くなってしまった。
ζ(゚ー゚*ζ「ドクオおじさん?」
('A`)「……いや、なんでもないよ」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
受験シーズンになると、みんな忙しくてなかなか遊べなくなってしまった。
僕はもともと進学する気はなかったから、バイトしながらいい就職先を探していた。