【必勝不敗】能代工業 十九冠目【V58】

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413バスケ大好き名無しさん
 
ζ(゚ー゚*ζ「ドクオおじさんはいいこにしてたよ?」

('A`)「ほれ見ろ」

川 ゚ -゚)「子供扱いされてるが、そこに異論は無いのか」

('A`)「……まぁ、ありっちゃありかなぁ……って」

川 ゚ -゚)「デレちゃん、やはりこいつとはあまり関わりを持たない方がいいぞ」

ζ(゚ー゚*ζ「……なんで?」


川 ゚ -゚)「実はこいつは妖怪なんだ」

ζ(゚ー゚*;ζ「えぇっ!?ドクオおじさんよーかいだったの!?」

川 ゚ -゚)「ああ。そうだ」

ζ(゚−゚*;ζ「ドクオおじさん……」


('A`)「待て待て待て待て待て。デレがマジで信じるからやめれ」

川 ゚ -゚)「黙れ人間モドキ」

(;'A`)「まだ言うか!?」

 
ζ(゚−゚*;ζ「ドクオおじさん……」

('A`)「ん?どうした?」

ζ(゚−゚*;ζ「はやくにんげんになりたい……?」

(;'A`)「だから妖怪じゃねぇっつのに!!俺たちゃ妖怪人間なのか!?」

川 ゚ -゚)「待て、そのネタはデレちゃんに通じるのか?」


クーの言葉をデレが真に受けて、ドクオが誤解だと喚き散らす。
騒がしくも楽しそうなその様子は、まるで家族のようなものだった。

途中まで騒いでいたドクオも、そう感じて途端に難しい表情に変わる。

嬉しいはずなのに、嬉しくない。これじゃない。
そう感じて、先程までの浮かれた気持ちがさっぱり無くなってしまった。


ζ(゚ー゚*ζ「ドクオおじさん?」

('A`)「……いや、なんでもないよ」

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


受験シーズンになると、みんな忙しくてなかなか遊べなくなってしまった。
僕はもともと進学する気はなかったから、バイトしながらいい就職先を探していた。